のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

危機に対処した子どもたち、危機に備える大人たち。

2012年09月02日 04時20分00秒 | Weblog
昨夜、NHKの2番組を見ました。
NHKスペシャル
「釜石の“奇跡”」と「巨大地震にどう備える」

実に勉強になった。
思いっきりまとめるとね。
最後には生きようとする力、強い意志なのだと。

東日本大震災。
逃げた人、逃げ遅れた人。
幸運、不運ももちろんあった。
今、逃げ遅れたことを非難することもしたくない。

ただね。
逃げた人は生きようとする力が強かったんだ。
それは間違いがない。
地震なんていつものこと。
そんな大きな津波が来るはずがない。
そう高をくくった大人は多かった。
悲しいことにそれで命を失った人は多い。

私は沿岸部には住んでいない。
地震による津波が無縁かというとそうではない。
横浜駅周辺にはたまに行く。
首都圏直下地震による津波で冠水が予想されているところだ。
そこで巨大地震に遭ったら。
その想像力と危機感は持っていなければならない。

そしてもうひとつ。
これは他人事ではなく、今ここにある危機。
巨大地震の揺れそのものによる被害と、
それによって引き起こされる火災による被害。
多くの人が考えがちな、近くの小中学校への避難が、
不正解、死に繋がることがあるというのは衝撃だった。
決して広くない学校の校庭では、
周囲の住宅の火に包まれれば、蒸し焼き状態になる可能性がある。
目から鱗だった。
大規模火災のときに安全なのは首都圏なら必ず指定されている広域避難場所。

さりとて我が家の場合でも、
広域避難場所への避難のハードルは高い。
そこは近い場所ではない。
高齢の両親を抱えている。
倒壊した建物、電信柱等が道をふさぐ。
火事で通れない場所もある。

様々なシミュレーションは平時に立てておかなければならない。
災害対策といっても、何から手を付ければいいのかわからない。
正直なところそれが本音だった。
やれることから始めればいいんだ。
明確な指針を与えてくれたこの番組。

私はNHKの手先ではないけれど、
NHKはこういう分野に関しては、
一歩抜きん出た番組を作る。
災害対策、命の保険と思えば受信料だって安いものだ。
皆さん、NHK受信料は必ず払いましょうね。

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