五重塔と東京スカイツリー
浅草寺の五重塔は、942年(天慶5年)、平公雅(たいらのきんまさ)によって建立されたのが始まりと伝えられています。その後、倒壊・焼失を重ねたがその都度再建されてきました。現在の塔は、1945年(昭和20年)3月10日の空襲で焼失後、1973年(昭和48年)に再建された鉄筋コンクリート造、アルミ合金瓦葺きの建物で、高さは約48メートル。
再建前の旧五重塔は、1648年(慶安元年)、徳川家光の寄進によって本堂・仁王門とともに建てられたもので、国宝に指定されています。塔の最上層には1966年(昭和41年)に、スリランカ国イスルムニア王立寺院より請来された仏舎利が納められています。
浅草寺の境内からは、五重塔と東京スカイツリーの両方が見られるところがあります。古い時代の塔と新しい時代のスカイツリーのコラボが面白いです。
浅草寺の五重塔