つれづれなるままに

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<日本アカデミー賞>「おくりびと」最優秀作品賞など10冠

2009年02月22日 | 芸能
            10冠を達成した「おくりびと」の本木雅弘さん(左)と滝田洋二郎監督

(毎日新聞より)
第32回日本アカデミー賞の授賞式が20日、東京都内のホテルであり、本木雅弘さん主演の「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が作品賞や主演男優賞など10部門で最優秀賞を獲得。
配給会社の松竹によると、同作品はこれで国内外の映画賞で計60冠に達した。

「おくりびと」は、遺体をひつぎにおさめる「納棺師」の職業に就くことになった男性の目を通して、生と死のあり方を描いた。
同作品はほかに、助演男優賞(山崎努さん)、助演女優賞(余貴美子さん)、監督賞、脚本賞(小山薫堂さん)、撮影賞、照明賞、録音賞、編集賞で最優秀賞に選ばれた。

企画段階からかかわったという主演の本木さんは「多くの出会いがあって生まれた奇跡に近い作品。
撮影してから映画が生まれるまでも難産でした。
じわじわっとした深い喜びがあります」と語った。 
滝田監督は「ここまでこれたことが本当にうれしい。僕はこの映画で43本目になります。これからもずっと映画のおくりびとであり続けたい」と意欲を見せた。
授賞式の司会を務めた本木さんの義母、樹木希林さんは「うちは『おくりびと』がおりますので、安心して去れます」とジョーク交じりに祝福した。

     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

映画「おくりびと」を観たときに、あまり脚光を浴びない職業の人を捉えた作品であると興味を持った。
誰もが経験する死への道。
関係者に見守られながら旅立ちたい。

この映画で助演賞を獲得した山崎努(葬儀社の社長)と余貴美子(事務員)がよかった。
特に余貴美子の演技は演技とは感じさせない自然さが出ていた。
上手い女優である。

「おくりびと」は米国アカデミー賞では、外国語作品としてノミネートされている。ぜひともグランプリを獲得してほしいものだ。

(2月22日記)
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