写真は、劇団若獅子結成20周年記念公演で観客にお礼のご挨拶あり(国立大劇場)
国立大劇場で、劇団若獅子結成20周年記念公演「国定忠治」を観劇した。
劇団若獅子は新国劇の精神を継承している唯一の劇団です。
国定忠治は、澤田正二郎、辰巳柳太郎を引き継いだ笠原章が演じる。
新国劇団員であった緒形拳、清水彰、山田貫太郎が特別出演で芝居を盛り上げる。
新国劇から若獅子劇団員の南條瑞江、御影伸介、桂広行、水野善之、東大路昌弘に加えて若手の森田優一、中川歩、野上大樹らが健闘している。
劇団若獅子の生みの母といわれている朝丘雪路も特別に出演している。
その他、山本昌平、新田純一、中條響子、根本亜季絵、功刀明、高橋浩二郎、貴田拳、舞戸礼子、伊藤菜生、安井孝、平井愛子らが助演している。
お馴染みの赤城天神山不動の森の場では、
あの名台詞
「赤城の山も今宵を限り、生まれ故郷の国定の村や、縄張りを捨て、国を捨て、
可愛い子分の手前達とも 別れ別れになる首途だ。・・・」
会場からは、新国劇・若獅子の後援者である大ファンの方たちが
「待ってました!」 「日本一!」 「笠原!」 「中川!」 「 森田!」
と、声掛けがタイミングよく掛けられ、場内を引き締める効果を出している。
国定忠治の子分が上手から下手まで28人勢揃いしての芝居は迫力が伝わってきた。
もう一つは「山形屋の店先」の場がいい。
笠原章(国定忠治)、緒形拳(山形屋籐造)、 山田貫太郎(その子分伝吉)、 御影伸介(喜右衛門)たち。共に新国劇時代の重鎮の役者達が演じる。
それに、新国劇とは縁の深い朝丘雪路が籐造の女房・おれんで出演している。
よくもまぁ引き締まった芝居であった。観客はすっかり舞台に魅了されていた。
天国にいる辰巳柳太郎、島田正吾の両師匠もさぞかし楽しみながらこの「山形屋の場」を観ていることだろう。
会場入り口では、「新国劇七十年栄光の記録」記念本の販売について佐藤守男氏の手伝いをした。特別提供価格であったためか、持参した記念本は、新国劇・若獅子ファンにより昼の部のみで完売するほどの盛況であった。
また、入口受付では、劇団若獅子事務局の柴田時江さんが観客のチケットや案内についててきぱきとスタッフに指示をして忙しく動き回っていた。
劇団若獅子後援会幹事の河野美和子さんは、本公演のパンフレット販売に積極的に尽力していた。
劇団若獅子結成20周年記念公演「国定忠治」は、大阪、滋賀、宮城、秋田、群馬、千葉、埼玉と巡演してきて、東京は国立大劇場となったが、どこの劇場も観客の入りが盛況であったとのこと。
後半は、6月に静岡、名古屋、埼玉、神奈川、茨城、埼玉、千葉と公演スケジュールが続く。
新国劇70年と若獅子20年で、合わせて90年を経過した。
あと10年で、新国劇生誕100周年記念となる。
劇団若獅子関係者の奮闘振りに敬意を表し、そして感謝をしたい。
(4月8日記 池内和彦)
国立大劇場で、劇団若獅子結成20周年記念公演「国定忠治」を観劇した。
劇団若獅子は新国劇の精神を継承している唯一の劇団です。
国定忠治は、澤田正二郎、辰巳柳太郎を引き継いだ笠原章が演じる。
新国劇団員であった緒形拳、清水彰、山田貫太郎が特別出演で芝居を盛り上げる。
新国劇から若獅子劇団員の南條瑞江、御影伸介、桂広行、水野善之、東大路昌弘に加えて若手の森田優一、中川歩、野上大樹らが健闘している。
劇団若獅子の生みの母といわれている朝丘雪路も特別に出演している。
その他、山本昌平、新田純一、中條響子、根本亜季絵、功刀明、高橋浩二郎、貴田拳、舞戸礼子、伊藤菜生、安井孝、平井愛子らが助演している。
お馴染みの赤城天神山不動の森の場では、
あの名台詞
「赤城の山も今宵を限り、生まれ故郷の国定の村や、縄張りを捨て、国を捨て、
可愛い子分の手前達とも 別れ別れになる首途だ。・・・」
会場からは、新国劇・若獅子の後援者である大ファンの方たちが
「待ってました!」 「日本一!」 「笠原!」 「中川!」 「 森田!」
と、声掛けがタイミングよく掛けられ、場内を引き締める効果を出している。
国定忠治の子分が上手から下手まで28人勢揃いしての芝居は迫力が伝わってきた。
もう一つは「山形屋の店先」の場がいい。
笠原章(国定忠治)、緒形拳(山形屋籐造)、 山田貫太郎(その子分伝吉)、 御影伸介(喜右衛門)たち。共に新国劇時代の重鎮の役者達が演じる。
それに、新国劇とは縁の深い朝丘雪路が籐造の女房・おれんで出演している。
よくもまぁ引き締まった芝居であった。観客はすっかり舞台に魅了されていた。
天国にいる辰巳柳太郎、島田正吾の両師匠もさぞかし楽しみながらこの「山形屋の場」を観ていることだろう。
会場入り口では、「新国劇七十年栄光の記録」記念本の販売について佐藤守男氏の手伝いをした。特別提供価格であったためか、持参した記念本は、新国劇・若獅子ファンにより昼の部のみで完売するほどの盛況であった。
また、入口受付では、劇団若獅子事務局の柴田時江さんが観客のチケットや案内についててきぱきとスタッフに指示をして忙しく動き回っていた。
劇団若獅子後援会幹事の河野美和子さんは、本公演のパンフレット販売に積極的に尽力していた。
劇団若獅子結成20周年記念公演「国定忠治」は、大阪、滋賀、宮城、秋田、群馬、千葉、埼玉と巡演してきて、東京は国立大劇場となったが、どこの劇場も観客の入りが盛況であったとのこと。
後半は、6月に静岡、名古屋、埼玉、神奈川、茨城、埼玉、千葉と公演スケジュールが続く。
新国劇70年と若獅子20年で、合わせて90年を経過した。
あと10年で、新国劇生誕100周年記念となる。
劇団若獅子関係者の奮闘振りに敬意を表し、そして感謝をしたい。
(4月8日記 池内和彦)