固定資産税

固定資産税について、実務経験を基に具体的にわかりやすく説明。

路線価の発表

2024-07-01 | 固定資産税

国税庁は、2024年1月1日現在の相続税などの基準になる相続路線価を発表しました。

国税庁に拠ると、今年の相続路線価3年連続で上昇したとのことで、これは新型コロナウィルスの感染拡大の影響から脱して商業地や観光地を中心に回復傾向が強まった為とのことです。
特に、全国的に再開発が進んでいることが要因の様です。

    全国平均
  • 2024年:+2.3%
  • 2023年:+1.5%
  • 2022年:+0.5%
  • 2021年:-0.5%
  • 2020年:+1.6%
  • 2019年:+1.3%
    全国最高路線価(鳩居堂前)
  • 2024年:4,424万円(△)
  • 2023年:4,272万円(△)
  • 2022年:4,224万円(▼)
  • 2021年:4,272万円(▼)
  • 2020年:4,592万円(△)
  • 2019年:4,560万円(△)

新潟県(5,400地点(継続地点))の2024年1月1日の相続路線価は、標準宅地評価基準額の変動率が-0.5%(前年:-0.6%)と31年連続の下落関東甲信越国税局管内(埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、新潟県及び長野県)では群馬県(-0.5%)と同率の下落率(最下位)とのことです。
  1. 埼玉県:+2.1%
  2. 茨城県:+0.7%
  3. 長野県:+0.4%
  4. 栃木県:-0.2%
  5. 群馬県・新潟県:-0.5%
新潟県内の最高路線価は、新潟市中央区東大通1で+4.4%と2年連続の上昇ですが、県内の標準宅地評価基準額の変動率が一番下落したのは新潟県佐渡市東大通の-3.1%とのことです。
また、新潟県内全域には年初の石川県能登半島地震に依る調整率が適用され、新潟市西区の一部では調整率は0.8となっています。

2024年の新潟県内税務署別最高路線価
順位税務署名所在地2024年2023年変動率
新潟新潟市中央区東大通1丁目
(新潟駅前通り)
47万円45万円4.4%
長岡長岡市大手通1丁目
(大手通り)
19万円19万円0.0%
燕市井土巻3丁目
(市道燕三条停車場2号線)
8万6,000円8万6,000円0.0%
三条三条市須頃1丁目
(市道新幹線駅前通り1号線)
8万6,000円8万6,000円0.0%
高田上越市仲町4丁目
(主要地方道高田停車場線)
5万8,000円5万9,000円-1.7%
新津新潟市秋葉区善道
(市道下興野程島線)
5万4,000円
(最高路線価地の変更)
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糸魚川糸魚川市南寺町2丁目
(県道西中糸魚川線)
4万7,000円4万8,000円-2.1%
柏崎柏崎市駅前1丁目
(主要地方道柏崎停車場線)
4万5,000円4万6,000円-2.2%
新発田新発田市舟入3丁目
(市道舟入20号線)
3万9,000円3万9,000円0.0%
小千谷小千谷市平沢2丁目
(国道117号線)
3万9,000円4万円-2.5%
11十日町十日町市高田町6丁目
(市道高山太子堂線)
3万8,000円3万8,000円0.0%
12村上村上市田端町
(駅前通り)
3万3,000円3万4,000円-2.9%
13佐渡佐渡市東大通
(市道泉117号線)
3万1,000円3万2,000円-3.1%

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