いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

小沢氏の記者会見

2010-01-23 22:21:17 | 日記

 本日小沢幹事長の事情聴取が行われ、小沢氏は20時15分より記者会見、要旨次の通り。

不正なお金は一切もらっていない、一部は建設会社からのウラ献金であるかの報道がなされているが、事実無根。

隠し立てすることもないので、地検の質問には知っていることはすべて答えた

土地購入の原資は個人の金を陸山会に貸し付けたもの、明細は以下の通り。

4億円の原資については、自宅土地の売買などをした税引き後に残った2億円を積み立てておいた銀行口座から89年11月に引き出した2億円、
97年12月に銀行の家族名義の口座から引き出した3億円、
2002年4月、家族名義の口座から引き出した6千万円を事務所の金庫に保管していた。

04年10月にはこの金庫に4億数千万円残っており、うち4億円を陸山会に貸し付けた。
「不正な裏金など一切もらっておりません」などと報道の指摘を否定した。

 そもそも、小沢氏はいったい何の罪が問われているのか?さっぱりわからない。政治資金規正法の何が問われているのか。
 当初は世田谷の土地購入に関連して「四億円の虚偽記載?記載漏れ?」が問われ、虚偽でも記載漏れでもないことが明らかになると、四億円の出どころ問題、四億円のうち「三億円の原資」が貯金からだということが明らかになると、今度は残りの一億円の原資はどこから?

 などと問題点が次々変わりその一億円の中に、「水谷建設」からの献金があるのではないかという問題になり、その証拠をつかむために鹿島や水谷建設を「ガサ入れ」した。具体的な嫌疑を明確にしないまま逃げも隠れもしない秘書ら3人を逮捕拘留し、その上で小沢氏の事情聴取となった。

 上記した嫌疑を問おうとするなら、これまで政権与党だった自民党側政治家こそまず問われるべきである。検察は「法の下の平等」という基本的な認識も欠如しているお粗末集団である。

 小沢氏は、当たり前のことながら、政権与党にいたわけでもないので、職務権限(贈収賄)を問うわけにいかない。
 いったい検察は小沢氏の何を問おうとしているのだろうか。私の推測だが、結局検察は小沢氏を犯罪に追い込むだけの罪状はみつからず、微罪を見つけ出してずるずると長引かせ、「小沢氏のダーティ・イメージをでっちあげ」て終わりということになりはしないだろうか。
 検察の目的も、当初から決定的な証拠は勿論、疑惑そのものも確たるものはなかった。探ればきっと何かぼろが出るに違いないというアホな見込み捜査だったに違いない。

 TVや新聞は小沢氏の今回の事情聴取と記者会見に満足せず、次はどのようにしてダーティなイメージを垂れ流すつもりだろうか。