森見登美彦氏の小説『四畳半神話大系』においては、「吉田神社といえば、合格祈願すれば必ずや落ちるといわれるほどに霊験あらたかな神社である」と書かれてしまっているのであるが、節分の頃になると京都市民はこぞって吉田神社に行くという。
ならばと、エセ京都市民のオイラも節分祭に初めて行ってみました。
2日18時からの追儺式(ついなしき)(鬼やらい神事)と、3日23時からの火炉祭(古神札焼納神事)を避ければ、そんなに人が集まっていないであろうと予測して、
2月3日(金)
15:00 吉田神社に到着。
駐輪自転車は多いが、人の姿はない。ゆっくり参拝できそうであるなあと安心していたのであるが……。
ゆるい階段と坂を登って境内に入ってみると、大勢の参拝者がいるではないか!
▼ 写真奥に写っている、八百万の神をまつる斎場所大元宮(さいじょうしょだいげんぐう)は長蛇の列で、オイラは近付く気力が失せてしまったぞい。
▼ そんな茫然自失なオイラのそばに青鬼さん登場。
この鬼さんの持つ扇子で頭を払ってもらうと厄除け効果が倍増するようだ。
コペルニクス的転回をよぎなくされる。節分の鬼といえば忌み嫌われる対象だと思っていたのだが、ここではスゴく人気者で、鬼さんが行くところに人が集まって来るではないかいな!
▼ 赤鬼さんもいました。
▼ 火炉祭で燃やされる古神札と正月飾り群。
▼ 抽選券付き厄除け福豆(1袋200円)の豪華抽選賞品群。
▼ 拝殿前。
▼ 神符「疫神斎(えきじんさい)」(1枚1000円)を買った際、巫女さんから京ことばで話しかけられドキドキ。
▼ 東山東一条東入ルから参道、境内にかけて延々と露店が並んでいた。約800店あるそうです。
各露店からただよう様々なニオイが混ざり合って、国籍不明の筆舌しがたいカオス臭となっていたがそれもまた良し。
イワシを焼いている露店もありました。
その昔、節分の柊鰯の風習を知らなかったオイラは、妙な呪術か宗教にハマっているお家があるもんやなあと恐れおののいていたのである。\(^_^)/
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帰路、東一条通を鴨川方向に歩いていると下校中の小学生たちとすれちがう。フト顔を見ると見覚えがるあのである。
どこかで会った?
去年、国文祭の都大路オープニングパレードで剣鉾と一緒に歩いていた女の子であった。思い出したときには、第四錦林小学校の前を通り過ぎてしまっていた。少女たちよ、10年後にまたお会いいたしましょう。ヘ(^o^)/
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▼ 今日の戦利品。
▼ 京都市内のローソンで清水寺祈祷海苔使用の恵方巻をゲット。
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暦の上では、もう春なんだねぇ~
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