THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
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格闘技初心者が上達する秘訣

2010-08-25 10:34:41 | Weblog
まず、キックボクシングに限らず格闘技を分かり易く説明するとプラモデル

の組み立てに似てると思います。

車のプラモデルを完成品にするには、車体やハンドル、ドアや窓が必要です。

それを組み立て説明書を観て組み立てて行きます。


それと一緒でキックボクシングも、まず部品の調達が必要です。

ジャブ、ミドルキック、前蹴り、ローキック・・・・・・等。

この部品を使って、自分の攻撃の形を組み立てて行きます。

これを踏まえ初心者の際に必要な認識として、技を使うには最適な距離があると言う事です。

距離とは、格闘技において3つに分類出来ます。

1、中間距離(ミドルレンジ)・・自分が立った状態で相手に攻撃が当たる距離

2、遠距離(ロングレンジ)・・・一歩踏み込んで、相手に攻撃が当たる距離

3、至近距離(ショートレンジ)・・中間距離よりも近く、お互いが倒しに行く距離
             
                 KOが一番出易い距離


この距離の認識の後に、距離事に使う適切な技があると言う事です。

例えば、ロングレンジから相手選手を牽制する為にジャブもあれば、

ミドルレンジで、相手の攻撃のカウンターでストレート気味で倒すジャブもあります。


ローキックも、ロングレンジから単発で打つローもあるし、ショートレンジでパンチとセットで

使うローキックもあります。


この様に、初心者の人が上達するかどうかは、自分がその技の完成形で相手を攻略してる

イメージを持ちながら、練習してるかが上達のスピードに大きく影響してると思います。




その後に、攻撃の組み合わせの良い悪いが分かって来ると思います。

例えば、パンチとローキックは同じ距離で使える技なので、組み合わせで使うと効果が高いです。

前蹴りとミドルキックも同じ距離で使えるので、組み合わせで使うと相手選手はやりずらいです。


この様に、初心者の人は一つ一つの技を修得し、その後その技を使い攻撃を組み立てて行く。

その際に距離(ロングレンジ、ミドルレンジ、ショートレンジ)を意識する。

その距離事に組み合わせの良い技を自分なりに発見する。


自分としてしっくり来る、組み合わせが見つかってから、攻撃のメリハリ(速攻、遅攻)が

使える様になって来る。

こんな流れだと思います。


子供の頃から、格闘技を始めたなら自然と体に吸収出来ると思います。

しかし、大きくなってから格闘技を始めて早く修得しよと思ったら、初めに理論を頭に叩き込んで、

その後に、【反復】して練習する。そうしたら、体が自然と動く様になります(習慣)。


その状態は、もっと詳しく説明すると、初心者の人は頭で考えながらやります。

しかし、反復し慣れて来ると考えなくても、体が動きます。これが、【思考の省略】です。


【反復】練習→【習慣】→【思考の省略】


まとめると、「格闘技の上達」=「思考の省略作業」とも言えます。

頭と体を使いながら、自分のイメージにいち早く辿り着ける様に、練習して下さい。

これが、初心者だけで無く、ベテランでも使える考え方だと思います。 


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
有難うございます (不器用初心者)
2010-08-25 12:14:43
今回の”秘訣”有難うございます。

練習の中で技の組み合わせを例として教えられ練習してもどこか自分の体にしっくりこなかったのは、教えてくれた人の身につけたもので、自分が咀嚼したものでなかったからということを失念していました。
不器用なのに若い人間のように感覚でということをせずに、管理人さんのいうとおり、遠回りでもきちんと手順を踏んで
選別していくことを行ってみます。

また、過去ログを参考にもしてみたいと思います。
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