THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
豊富な経験と知識から【経営】【アポ無し行動学】を伝えていきます。

くら寿司のオートメーション化されたシステム

2008-01-21 03:00:38 | Weblog
くら寿司は、回転寿司チェーン店。このチェーンの何が凄いのか。

それは、商品の鮮度を保つためのシステムがしっかりしてる。

まず、皿の底にICチップをつけ一定の時間が経過したら自動的に

廃棄される機械があり、人間の手を借りず鮮度を保つ事が出来る。

ICチップを使ってるのは、国外で聞いたは、テスコがゴミの分別

をしやすい様に、ICチップを商品に付けたと言うのは聞いた事

がある。

その次は席の作りが普通の回転寿しチェーンと違う。

一般的に回転寿しはカウンターのみの店が多いがくら寿司は対面席中心にし、

家族づれの客を取り込む努力をしている。

飲食店には、席の作りが「カウンター」が「対面」の2つ。この

配分により客層が変わる。

これに関連したエピソードを書くと、

日本にラーメン店が香港に進出した時、オープンしても全く

客が来なかった。それを見た、地元の人間が言った言葉が

「香港の人間は、席でラーメンをかこんで雑談しながら食べる。

だから、日本と同じカウンター席中心の店作りを香港でしても

客は来ないよ。」この一言で、全ての席を対面席にすると

いきなり客が来始めたと言う話しがある。


その次は、来客時に大人の男女人数、子供の人数をタッチパネルで

入力する。するとそれにより今現時点で必要なネタの数が表示される。

たとえば大人の男性だと、その指数が9と決まっていて、入店からの

時間により出すネタをかえてる。これくらい、オートメーション化され

てるとミスは減少する。経営工学の域に入ってる。俺は、経営工学の

知識はかじった程度。しかし、この番組を見て経営工学の断片を感じた。

経営工学とは人、物、設備、金を総合したシステムの設計・改善・確立

に関する活動との事。これは、今の人材派遣業界にも繋がる考え。

今非正社員が増えてる。だから、仕事(工程)を正社員が全て行う事は

ない。だから、分業の必要が出て来る。そこに経営工学の出番が登場する。

俺が知ってる経営工学の理論は、TOC理論と、生産工程の「1人屋台式」

位しか知らない。しかし、経営者が仕事の流れを分業にするのか、

一人の人間がある程度まとめて仕事をやるのか。これは、経営者の判断

だと思う。今の経営者に必要なのは仕事を分解し、再構築(リストラ)

する事。最近の日本人はリストラの事を人件費を削る事だと勘違いして

しまった。しかし本当の意味は、再構築。


これが、日本の未来を決定付けるファクターになる。

必ず。


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