万引き・ゲームソフト転売・いじめ・ビジネス

俺が中学の時だったと思う。

クラスの中で10人弱のグループだったと思う。

そのグループは3つのグループの集合体だった。

１つは、バスケ部の仲良しグループ（トップはM）。

もう1つは、万引き転売グループ（そのトップはT）。

最後の1つは、帰宅部などの混合グループ。このグループの絆は薄かった。

俺は、どのグループにも属してなかった。


ファミコンの万引き、転売グループの資金の作り方は、他の町で万引きしたゲームソフトを

地元の中古ゲーム店で転売し資金を調達していた。

もう一つの資金調達方法は、通信販売で中古ゲームソフトを安く調達し、地元の中古ゲーム機店で

転売していた。


この3つのグループをまとめていたのが、バレー部に所属する俺の家の近所のNだった。

そのNが、このハイブリッドいじめグループを統率していた。


いじめのターゲットは、コンスタントに入れ替わっていた。

ある月は、万引きの額が少ない奴がターゲットになったり。

ある月は、たむろする家を提供するやつが、親からたむろを拒否されたと言う理由から

そいつが、ターゲットになったり。



この様に、いじめからビジネスを学ぶ面も、少なからずあった。

誰とどの様な距離感で、どの様なコミュニケーションを取るべきかと言う課題に人生で

初めてぶつかる時期だと思う。

だから中学2年と言う節目で、色んな事件が起き易いんだと思う。


この様に、今思い返すと他人から自分がどう思われてるのかを意識し始める

時期だと思うし中学校生活で、集団生活とは何なのかと言う事も分かり

始める時期だと思う。



この時期の課題は社会に出ても、必ずぶち当たると思う。

俺がブチ当たった、万引き・ゲームソフト転売・いじめが、今思い返すと

【ビジネス】の4文字に通ずるものがあるなと思った。