遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

ここが頑張りどころ

2011-11-19 21:57:40 | たわごと
引っ越し作業もクライマックスです。カーテンも取り払って外から丸見えの環境で暮らしております。もう後から後からゴミが出てくるし、ホコリが舞うしでティッシュが手放せません。でも、まあ、もうちょっと、てな感じになってきました。

「日本、世界に貢献する人材を」=沖縄科学技術大学院大学で創立式典(時事通信) - goo ニュース
やっと沖縄大学院大がスタートしたようです。国費100%ですが、私立大という素敵な体制です。正直いってアカデミックな環境でもないのに、無理矢理設置したためにいろいろとムリやごり押しがあるようです。そこら辺は柳田先生が彼のブログで問題点を指摘されています。
僕は国の税金で私立大を作ることにすんごい疑問を感じますが、あえてやるとしてこの場合の「私」とは誰なんですかというところが不明です。そうであるために、結果として上層部でやりたい放題となってしまってるというような気がします。例えばあくまで営利目的で、経営に失敗したら責任とってもらいますよという体制なら、責任の所在は分かりやすいですね。しかし、そういうわけではないのですから、何を目的にしてどういう大学経営をするのか・・・上っ面だけ欧米の大学スタイルを具現化しただけなら中国製のパチもんレベルの大学しか出来ないでしょう。
それにしても運営が英語で行われ、ファカルティが国籍にこだわらず雇われるのであれば画期的なことです。「高等教育」である以上、世界で通用しないローカル言語「日本語」でのみ大学を運営するのはまちがってます。日本語しかダメってんなら「下等教育機関」のそしりを甘んじて受け入れるべきでしょう。100歩譲って、日本語が出来なくても英語でおkという体制を隅々までデフォルトで用意していないと嘘です。ま、あっしが英語で面白い講義が出来るかというと全然だめなんですが・・・・。

本日のお酒:日栄 
コメント
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