遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

リセット100年分

2011-11-06 21:01:27 | BIONEWS
101歳からiPS作ったら、若返り効果も抜群(読売新聞) - goo ニュース
この記事のタイトルはかなり語弊があると思います。101歳の超長寿のご老人からiPS細胞を作ったらそれに若返り効果をもたらす能力があったような感じに読めるんだけど、そんなこと無いですから。超長寿のご老人細胞からiPS細胞を作るのは非常に困難で、山中先生の見つけた4遺伝子に加えて、もう2遺伝子(NanogとLIN28)でiPS化の効率を上げることが出来たとのこと。そもそもスーパー長寿細胞のiPS化で、NanogとLIN28が有効だったということは何を意味するんでしょう? そこら辺がなにかのとっかかりになるやも知れません。細胞の『年齢』がどのように決まって、どうすればリセットできるかの謎を解くきっかけになってほしいです。それからもうひとつ、100歳超級のご長寿細胞ともなると、もはや普通の老化研究の範囲内で扱える素材ではありません。iPS化して培養し維持管理できるなら『超長寿細胞』の基礎研究がさらに進められようというもんです。

さて、今日は一日ナーンも出来ずに退屈で気の重い一日でした。雨ってやですねー。午前中は仕事をしていて、昼からはちょっと用事がありまして・・・済んだのが5時前、昼食をとったカレー屋さんに傘を忘れてきたことに気がついて、傘をとりに行って帰ってきたら6時すぎ。そのまま夕食っていう流れでした。

本日のお酒:YEBISU BEER + SUNTORY 山崎 10年 + KENTUCKY STRAIGHT BOURBON JIM BEAM
コメント
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