衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

朝陽、夕日がきれいです

2007-01-31 17:12:14 | 衣・考
安曇野、松本は晴れの日がつづいていて、日の出は7時5分、今の朝陽は色が濃くてとてもきれいです。
夕方は、日の入り直後が絶景です。
松本から、中央高速にのってしばらくの間、また大糸線の車窓から、北アルプスのシルエットがくっきりと見えます。空気がすんでいるのがわかります。

月もきれいです。
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スタイル、スタイリング、スタコン

2007-01-29 12:03:08 | 衣・考
松本Rone(ロネ)の経営者、加藤さんからコメントを頂いていたのを気づかずにいました。名前の入ったコメントが、やはり嬉しいです。

松本伊勢町の再開発工事も終了してまだ間もないのですが、あの「すかいらーく」のはす向かいだけが、短期営業しては閉店を繰り返している気がかりな角地でした。
そこが今、また工事中!学生のうわさによると、Roneプラスagosto?とのこと。とても楽しみです。

加藤さんは、少なくとも松本では(小さすぎて失礼!)若者ファッションのカリスマ、リーダー的存在です。ビジネスとしても成功しているようなので、尊敬します。
それに、いつも品揃えをみると、リスクを負いつつやっているので、ファッションはこうでなくっちゃ!と初心にかえらされる思いがします。
自分のスタイルを保ちつつ、ビジネスとしても成り立たせることは、容易ではないと思います。

LSC(ライフスタイルセンター)というショッピングセンターが、東京近郊あたりにできてきているとのこと。ホテルの宣伝に「スタイリング ホテル」などとうたわれる。
衣デザインでも、「スタイリングから」と指導する。
これは、みな、連動していると私は言いたいのです。「当たり前」と言ってしまうこともできるのかもしれませんが。

そういう意味でも、Roneには「スタイル」をみます。
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就職活動にエンジンがかかった!

2007-01-27 09:50:47 | 衣・考
2008春就職組の学生就活に、やっとエンジンがかかった。

本人にしてみれば専門1年や2年に満たないうちに、まだ学校生活になれないうちに、業界の知識などなにも身につけないうちに、就活なんて早いよ、というのが本音。それはよくわかる。
でもね、今からわかっていたほうがいいことは、1つのことに決着がついたら次へ、というものではないのですよ、人生は。
だから、そのやりかたの練習だと思ってね。

都会志向の若者は全体には減っている世の中ですが、今年の就活傾向は、圧倒的に東京です。3年制の学生中心に。
嬉しいです。
私は安曇野での生活がとても快適で好きだけれど、今の生活をやっていけるのも、精神的支えになっているのも、20代の東京、ヨーロッパ生活あってのことと考えます。

20代では、自分の可能性、枠を拡げられるところまでやってみることをおすすめします。
若者は、精神力はまだまだでも、体力はあるではないですか。今ならできるんですよ。なんでも。自分の身体ひとつ支えていればいいんだから。

地元にも、いくつかのよい環境の職場があるとは思うけれど、通勤電車ひとつとってみても、若者は、ラッシュの電車にもまれてみる体験すら必要、大切なことだと私は思う。すれ違う人の数によって成長する部分は大きいと思う。
職場環境もいろいろみて選んで欲しい。

今いる環境、故郷はあなたが選んだわけではないでしょ?
「自分で選んで」帰ってきてください。
そうすれば、松本ももっと魅力ある街になるだろうと思う。

世界中どこだって、あなたが選べば生活の場になるんだよ。
平和な世の中ではないけれど、自分で人生をやっていくことは、おもしろいよ。
つらい、苦しいも含めてね。
食べ物だって、甘いものだけでは飽きるでしょ?
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学生のアントワープ、パリ

2007-01-26 14:56:19 | 衣・考
学生Sさんのリポート(つづき)

バレンシアが展;「美しいバランス」「シルエット」とは何かがよるわかる気がした。建築、芸術品では体験しなかった「身震い」が止まらなかった。どうして魅力的なのだろう?

チュイルリー公園;この一瞬に、この場所に自分がいることを思うと、来てよかったと思った。ベンチに座って読書する人、話し込む人、昼寝・・・
この公園が、人々に愛されているとよくわかった。こんな場所が、パリには沢山ある。
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学生のアントワープ、パリ

2007-01-26 09:25:12 | 衣・考
学生リポートから

Sさんのアントワープ(つづき)

マイエル ヴァンデンベルグ美術館;東京で見てきたブリューゲルとまったく同じ絵を発見!模写!先人に学ぶ、服作りもおなじ?
週末の夕方で、入場無料。お金がなくても芸術を楽しめるなんてすばらしい!

マリテ&フランソワジルボー;日本では若向けと思っていたブランドだったけど、50歳代のおばさんが試着していた。国によって品揃えがちがう?

Sさんのパリ

そうか、ここではいろんな人種が一緒にいることが普通なんだ!

ノートルダム;昔の人の美意識はたかすぎる!
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デザイン論スペシャル(エプソンのデザイナー)

2007-01-25 11:10:10 | 衣・考
エプソンのデザイナーをお招きしての、「デザイン論」授業
講師Fさん;経歴は、美大卒、バンダイのデザイナーを経て、エプソンのウォッチデザイナーを10数年、現在はプロジェクターのデザイナーで数年。
仕事の内容は、後輩の育成、マーケティング(今はアメリカが多い)、情報収集、デザイナー周辺まで含めて、のようです。

以下、印象に残った内容です。

デザインするとき、顧客のことと、企業利益の両方を常に考える。

世代による傾向を捉えることは、大切です

松下電器の「くらし研究所」行ってみました
そこは、暮らしながらデザインを考える場所です

繰り返された言葉は
遠めでものをみる、考える、俯瞰する

欲しい新人は、
「課題」にこたえる人。絵は、わかる程度にかければよい。

生活の中で心がけていること
日経MJ、ワールドビジネスサテライト

最後に、以外なご発言!!
かつては、ブランドを買いあさった経験多いですが、今、どこへ買いに行ったらいいかわからないんですよ(服を)
欲しい物ははっきりしているのに、サイズが合わなかったりして・・・・
で、松本衣デザインのソーイングクラスに通って、着たい服をつくってます
着たい服とは
ゴスパンク!?
作った服はもちろん会社へ着ていく、評判いいですよー

終了後のティータイム
ウォッチの仕事で、アニエスベーのアニエスさんと仕事しました。長時間しかも、ハードスケジュールでも、タフで、魅力的な人でした・・・・・
先日は、ミントデザインズのお二人ともお話しました
ファッションは、どの業界よりも、トレンドが早く見られます

当日の服装
黒のピタパンにタートルセーター、赤のタータンのストール、豹柄の毛皮コート、この春トレンドの丸トウパンプス

以上独断に満ちた、太田リポートです

学生のアントワープ、パリ

2007-01-23 16:56:40 | 衣・考
学生リポート

Sさんのアントワープ

レストランDe Foier;建物自体が美術館のようで、このような場所で美味しい食事をするのは、まるで極楽だと思った。素晴らしい時間でした。

ノートルダム寺院;映画の一場面を思い出す。人間は弱いから想像力豊かなのでしょうか。神という存在をつくりだしすがりながら、神を絶対にするために、教会をつくったことがよくわかる気がした。宗教、哲学、美術は密な関係だと思った。

明日につづく
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学生のアントワープ、パリ

2007-01-22 15:41:19 | 衣・考
学生リポートから
Nさんのアントワープ

花やさん;ダイナミックな花、花器が多い。生活空間の広さの違いかな?

ポスト;日本と同じ赤なのにオシャレなのはなぜ?きっと、縁がクルットなった屋根がついているせいだろう。

美術館;東京で美術展を見て、すぐに飛行機でアントワープなので、美術館そのものの違いを感じてしまう。建物そのものが美術品で、インテリアも芸術品、そこに絵がある・・・

一目ぼれした服;形の崩れ方が心地よい、色も最高、・・・・ものづくりは、細かいのもいいけれど、全体をとらえていかないと・・・・「粘土のようにつくれば」いいのかな

まとめ;日本は動物的感覚をにぶらせるところだと思った

学生の涙 その2

2007-01-20 16:24:46 | 衣・考
先週の涙
Mさん
放課後、わたしの部屋をノックして、もじもじ・・・・・ソファに座って・・・
いきなりポロポロ・・・「私行く前からホームシックになっちゃって・・・・
勤務先(決定した就職先)が浦和に決まって、いろいろ考えてたら・・・・」

家を離れることが現実となることを考えていたら、不安がどっと押し寄せてしまったと言う。小さな弟、妹、父母にもしものことなどあったら、駆けつけるのに時間がかかる・・・・・などまで考えてしまって、夕べ眠れなかったのだと言う。

しばらく話したら、笑顔で出て行った。翌日は、クラスの友人たちに自分から話して笑いものになっていた。

だれでも不安なんだよね。不安なしの日なんてないよ、と言ったら、人生がいやになるかな?
年齢を重ねると、不安はつきなくても、その先がいづれきっと見えることがわかってくるよ。そうなると、やはり楽ですねー
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学生の涙

2007-01-20 09:24:01 | 衣・考
最近の学生の傾向として、実によく涙を流す。
本人にとっては、大変よいことだといわれているようなのでいいのですが・・・。
確かに、すぐにちょっとしたことで泣いて、すぐにすっきりしている風である。

昨日はSさん。授業終了と同時に「わたし思春期なんです・・・」とポロポロ。
数人が取り囲んで、慰めると言うよりは、やいやいがやがや・・・
私も一緒になって
「今頃、おそいんじゃない?私は中学生のときだったよ、でも、そんな時期があったほうがいいとは思うよ。人生明るいだけじゃつまらないよ。
心の便秘かもしれないから、話すとか書くとかやってみるといいよ」

Sさん
「私今まで、あまり人に対して吐き出してはいけないように思ってきた・・・」
あと、にっこり、実にいい笑顔
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