衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

デザイン画から衣服製作へ・・・・・

2012-08-02 11:25:58 | 衣・考

学生が

課題で衣服製作をするときには

原則として

デザイン画を描いてから(その前もあるのですが)製作へ移ります。

常々感ずるのは、

「思いつき」の時点から製作までの時間が長いと

もうすでに、

製作前に、気持ちが次へ変わってしまっている者が

少なからずいる、ということです。

本人が日々新しいものを吸収し、日々成長している時期なので

仕方がない、当然!と考えたりもします。

でもね、

現在もデザインコンク―ル1次審査に通って

2次へむけて製作中の学生がおりますが

自分の描いた「デザイン画が認められた」のだから

「そのデザイン」を最後まで完成させる!というのがミッションでしょう。

で、ですよ、話はここからです!

「描いてしまったデザイン画」というのは

決して「過去の産物」ではなく

どこまで今の自分の実力(より成長した)や気持ちに添ったものにしていけるか?

が勝負どころである、のです。

たとえ「貧相なデザイン」であっても、

より豊かに、よりトレンディなものへともっていけるのです。

「もうあきたデザイン」にしか見えないのは、本人の「思い込み」です。

見え方、解釈いろいろできます。

方法は無限にあります。

2学期へむけて、期待します!


最新の画像もっと見る