衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

2008デザインコンセプトは、「地球コンシャス」です!

2008-04-28 09:01:39 | 衣・考
松本衣デザインの今年の年間コンセプトは「地球コンシャス」です。

ファッションの歴史をながめてみると、ボディーコンシャス、スキンコンシャスと来たので、「地球コンシャス」です。

そして、当然の現象、状況としての地球コンシャスです。

わたしの個人的想いは・・・・・・・・
第一には「恵み」、次には「祈り」・・・・・

日本にいると?信州にいると?地球は恩恵の源ですよー。
他の国々、地域では、そうでないところが沢山あるのにねー・・・・・・

また、この先のことを考えると「祈る」ということに・・・・・・無宗教ですが。

よく、よく考えてください。

そして、「つくる」に値するものをつくってください。

りんごの花満開です!

2008-04-27 15:26:11 | 衣・考
信州では、いろんな花が一機にひらきます。
お天気がよいと、世の中中花だらけ!みたいに見えます。

松本郊外では、りんごが満開!
つぼみのピンクと、花の白が、それは可愛らしいです。

桜よりも好きかも?・・・・・・・

信州人だから?

都会で考えこむ????

2008-04-25 10:33:08 | 衣・考
久々の東京は、やはり、いろいろ考えさせられます。

ミッドタウンの庭のベンチに座って・・・・・・・

芝生の上で楽しむ絶好の陽気だったので、大勢の子連れや若者、老人がいました。
皆、緑を、風を、空を、建築を、おしゃべりを、楽しんでいるようでした。

でもねー??????

この自然は何?
この建物は、???
食べてる「カットフルーツ」?

ここまで自然を失くしてしまわないと、自然を愛おしく思えないのかなー、人間って・・・・・

そういえば、最近の若者は「古着好き」が多い。新しく「古着」を買う。安いという理由はあるにしても、「自分で古くなるまで着てよ!」と言いたくなる。
かえって、安いから、古着だから大切にしない風潮もあるような気がする。

都会の「自然」と、「買う古着」、共通項があるような気がします。

ファッションは「気楽」「楽しい」から多くの人の関心をよぶのだろうけれど、
そろそろファッションも、もっと「本質」として捉えて欲しい。

成熟文化におけるファッションは「文化」なのですよ。


コメントありがとう!!!!!

2008-04-25 10:17:22 | 衣・考
コメントはうれしいですよー。

励まされてるのはこちらですよー。ホント、ありがとう。

コンナに嬉しいのも、コメントが少ないからかも?
嬉しさも、贅沢な物なのです。

コメントくれた2人がそろって、「早く歳をとりたい・・・・」と言っているので、苦笑いしてしまいます。

そんなに今がつらいってこと?

「今」を楽しむ術(すべ)を身につけていってください。

若いときって、一途なあまり、近くの幸運に気づかないのですよ。いつも何かを追っかけていないと生きてる気がしなくて。

それが、歳をとるにつれ、本心「感動」したり「喜んだり」が、些細なことに対してできるようになる、人生を味わえる、ということかなー???

まあ、とにかく、歳を重ねるってことは、なかなかおもしろいものですよ。

健康に気をつけて、都会生活を満喫してください。ありがとう。

21世紀人 見に行きましょう!

2008-04-24 14:53:51 | 衣・考
21_21designsightでやっている、「21世紀人」みてきました。
F.テクニカル科2年生東京研修の必修ポイントでした。

是非、行ってみてください。

前日、装苑賞で、またまたがっかりした後だったので、「装苑賞ご参加の皆さん、是非、21世紀人を見て、勉強してください」と言いたい。

衣服デザインは、他の分野のデザインと同じ土俵にいます。
そして、デザインとアート、芸術の境もありません。

21世紀をどんな時代にするのか?

これを見ると、「希望」が感じられます。

この作品群に匹敵するような、衣服デザインを考えていきましょう。

それには、勉強が必要!パワーも必要!

若者へ、応援してます!!!

2008-04-18 11:48:24 | 衣・考
実は、私はあまりこういうことは言わないのですが・・・・・

昨日、新1年生の自己紹介に同席しました。それで一言です。

まあ、皆、緊張しすぎです!
それが、新人らしい魅力でもありますが。

なんだか可哀相になってしまいました。
若い人って、生きていくのが大変なんだろうなーって。

私だって、自分の20歳ごろの心境、考えていたこと、覚えていますよ。
戻りたくないです。

やはり今のほうが楽に生きている、と思います。
立場上の責任やら、いやな会合やらはいっぱいありますが、それでも。

若いときって、カッコつけずにはいられないんですねー。ほとんどの場合。
だから、それがしんどいんだよねー

毎日をやっていくことで、皆もそうなんだ、とか、ここでは力ぬいていいんだ、とか、加減がわかるようになるんですよ。
他人との付き合い方も、日々やっていくことでわかっていくのです。
マニュアルなんてありません。

自分も相手も、その場の空気も、いつもいつも変化するのだもの、成長もするのだもの。

私が、若者にくらべれば、そして自分の若いときにくらべれば、今のほうがずっと
楽なのは、ウン十年をやってきたからなのです。
それしかありません。

肩の力を、意識して、ぬいてみてください。

A‘N‘D 特別授業

2008-04-17 11:11:48 | 衣・考
恒例となった、ロンドンで活躍するデザイナーカップルAND(アンド)の授業を2日続きで終えました。詳細は、近々学校HPにアップされます。
今年は「ワークショップ」
課題は「機能と飾り」。2-4年生有志20名が参加しました。

大収穫でした!!!

作品タイトルを紹介すると(写真はHPでのお楽しみ)
ネイルリング、ネックレスプーン、non function,エコロジーファンタジー、裾足らずも怖くない、クリップの可能性、アクセサリーで食べよう、テルテルチェーン、おしゃれな花粉症、おしゃれネジ、エコバッグを持ち歩きましょう、などなど

太田「賞」をあげるならば「テルテルチェーン」!!!
   サングラスのチェーンが、小さな色とりどりの「テルテル坊主」のつながり  でできているもの。

これを使う人は、よほど「晴天好き!」と思えて楽しい!
ANDのDさんいわく、「雨の日に使ってたら笑える!」ホント!

次点は、non function
壊れてなければ、「賞」だったのに・・・・
素直にANDの作風の影響をうけていたのがよいナー
リュックサックを肩に背負っている風に見えて、実は「サスペンダー」である、というもの。
ANDのコメントは、「シリーズ化できるともっといいね.レースのドレス風とか」

A‘N‘Dについて
Azumi&David 拠点はロンドン
製品、作品は、世界中の有名セレクトショップや、美術館のミュージアムショップに置かれている。
日本のファッション雑誌でも、必ずといっていいほど、毎月どこかには掲載されている。
2年前の「ナルシストシリーズ」は、カールラガーフェルド本人が、アントワープのお店で見つけて、購入したそうです。
今シーズンは、珍しく「シルク製のドレス」も販売、すでに完売とのこと。
ご本人たちのHPがとてもきれいですから、検索おススメします。

今回私の発見!
シリーズ丸ごとをみたら「シャネル」みたい!と思った。口にしたら、Aさんニンマリ
フランス、ドイツなどのマスコミでも、「シュールリアル エレガンス」などと。

そろそろデヴュー10年ぐらいと思いますが、いつもアイデア豊かなのに、いつも一環したコンセプトがわかりやすく伝わってきます。そして、いつもエレガント!
カジュアルなのにエレガントです。
人柄かなーと、今回も感心しました。

松本衣デザイン専門学校パソコン用HP
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松本城の桜、満開!

2008-04-14 09:06:08 | 衣・考
昨日、母のてをひいて、松本城の桜を見に行きました。

樹によっていろいろですが、平均すると「9分咲き」といったところ。

あまりに観光地で、地元の人間としては、避けたい場所でありましたが、

やはり、「お城に桜」は似合っています!!!

桜は遠景がきれいですね。


実は、周辺の、山沿いに咲いているのがいいですねー

写真は、学校のテラスからの風景です。(4/15撮影)
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死への憧れ?

2008-04-10 12:05:46 | 衣・考
新1年生への、入学前の「課題作品」提出されたので、見ました。

あります、あります。

このところ毎年何人かはいます。「死」を題材、モチーフにする人。
社会問題になるぐらいなので、トレンド?

青春期の一時、「死」に関心を持つことはあたりまえでしょう。
生きるためにも、きちんと考えるべきでしょう。

いつからか、スカルは当たり前のモチーフ、ただの柄として、私もショック受けたりはしなくなっています。いやだなー

下着がどんどんアウターになっていくのと同じなのかなー????

着るものにしても、セックスにしても、命にしても、「表にださない」「自分だけの物」と言う世界を持っているほうが、私は豊かだと思うけれどー・・・・???

特に「死」とか「命にかかわること」というのは、ひとりひとりが、そっと大切にしているものであって、ファッションとか、遊びで語ったり、使ったりしてはいけないことだと思う。

語るときは、大切に大切に、よく考えながら語りたいと思う。

それはなぜか?

それこそ、大切に、大切な人と(友達、親、家族他)語り合いましょう。
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安曇野の春!

2008-04-09 10:01:29 | 衣・考
今朝の予想気温は2℃。そのくらいでした。

6:00 遠景は、雪がまばらに残る有明山の背景に、真っ白なアルプス連峰。
     朝陽に照らされて・・・・・晴天!!!

足元のあぜ道は霜。そして、この春、初のくもの巣。直径5,6センチのいびつな円いお皿のようなくもの巣が、あぜ道いっぱいに無数にできています。その上にも霜がおりて、陽があたって、キラキラしています。

いつもですが、コンナ風景に出会うと、芸術や宝石にも勝る!と思ってしまいます。

耳には、毎朝のように「この春初!」の新曲が入ってきます。鳥の声です。
この美しさも・・・・・・・

で、天国なのです。

帰り道は、あたりすっかり霧に覆われました。コレもステキなのです。

毎朝、出勤前に、こんな、犬の散歩です。