衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

大晦日はいかがお過ごしですか?

2008-12-31 14:35:35 | 衣・考
大晦日には、やはり普段とは違った感慨にふけります。

いつもの通勤電車の顔ぶれも違います。

観光客、帰省らしき人・・・・・

ブラジルの4人組が、気のせいか深刻そうな話振りで、「職を失ってしまったのかなー・・・・・」と気になる。でも、仲間がいてよかった!

私の前に座っている同年齢の女性は1人・・・・。遊びでも買出しでもない風で気になる。どんな年越しをするのかなー・・・・・

家族や仲間がいるだけでいい。屋根があるだけでいい。と正直思います。

私は久々に母と二人の1夜を過ごすつもりです。
日ごろは、認知症の母をホームに預けているので、ときどきは「認知症体験」をせねばいけません。
寝てくれるといいのですが・・・・・

昼にとてもよいことがあって「ああ、よい1年だった!」と突然のようにですが思えて、またまた幸せには大小はないな、とあらためて考えます。

皆様、読んでくださってありがとうございました。よいお年をお迎えください!

こんな日に松本ぶらぶら歩き・・・・・

2008-12-29 13:57:39 | 衣・考
観光都市松本は、旅のガイドブックの常連ですが、それでもやっぱり「地元人」ならではの場所は、まだまだ沢山あります。

きょうはなぜか大掃除のはずが、若い友人と松本を歩いてしまいました。

松本衣デザインを出発して、女鳥羽川の対岸を下る。

ガード下をくぐったら、小道に入り、駐車場を抜けて住宅街を横切って「イタリアンレストランみたに」へ。

帰り道に、最後のところで車道を歩くのが嫌だったので建物の裏へ行ってみると、やはり、フェンスの扉が開いてました!

これで、車道を歩くことなく散歩が楽しめます!

日常の散歩は安曇野のあぜ道や林の中ばかりなので、たまにはこんな街中の散歩も楽しいです。

少しそれて、マンションの中二階にある小さな洋服やさん「HANAYAマーケット」によって、年末のご挨拶・・・・・・・

松本って、まだまだおもしろい・・・・・

友人もよろこんでくれたので、よかったです!

寒いのは苦手ですが・・・・・・

2008-12-26 15:31:36 | 衣・考
「寒いのは嫌だ!など言ってたころはよかった・・・・」

などという時代が来ないといいナーと、考えてしまいます。

今日は1日中寒い日になって、今までだと「嫌だなー」と思ったのが、なんだか寒くなってよかった気がする。

だって、温暖化が深刻ですから。

ーーーーーー

アルプスの山並みは、これからの季節最も美しくなります。

松本の街中からは、常念岳が、真っ白でとてもきれいです。

形も、松本の街中から見える形が、私は最も好き?かな?
ほぼ左右対称に、富士山のように見えます。

松本駅に降り立ったら、街へ入るための信号を渡る前に、左手のビルとビルの隙間を見てください。

そこに、真っ白に見えるのが、常念岳です。

朝、夕がおススメ!!!

正月を迎える準備・・・・・

2008-12-25 17:01:40 | 衣・考
お正月の準備を始める時期です。

先週日曜日は、天気もよかったので、家の外回りのすす払いをしました。(正しくは、くもの巣払いですが)
私の正月準備は、決まってここからスタートします。

でも、今年は、蜘蛛がまだ生きていて・・・・・蜘蛛がいないところだけの掃除となりました。・・・・暖かいのが心配ですね。

今週末は、ガラス磨きと、ガスレンジ掃除。同時に、「黒豆」を始めねばなりません。

正月準備は、億劫でもワクワク感もあり、やはり特別な気持ちになります。

母ができなくなったので、義務感のようなものもないわけではないのですが、やっと自分からやりたい!と思うようになっているのも事実です。遅ればせながら。

こういう気持ちって不思議です。

エコエコエコエコ・・・・・・ですが?

2008-12-24 13:30:50 | 衣・考
いまやエコロジカルな生活をこころがけなければならないのは、個人のポリシーとはかんけいないところまで来ている必須事項です。

が、・・・・・・

先日風引きでダウンした教師のピンチヒッターで、1年生の衣服製作実習を担当したときのこと。

10年ぶり、・・・・もっと久しぶりのことです。

何人かが裁断のタイミング。

買ってきている布の要尺の多いことにびっくり・・・・・
加えて、「節約裁断」をしようとしない・・・・

1年生なので、言い訳は諸々想像はつきます。
失敗対策、間違えた、などなど

比較して30年前は、
2センチでも3センチでも少なく買うことをだれもが心がけた。
また、「足りない!」となってからが知恵比べ!と燃えた。

エコエコと言っている昨今のほうが「もったいない」と考えていないような気がする。

経費が「安い」ことがエコだと思っている節があるようにも思う。

コンセプト「地球コンシャス」が遠い話のようで、情けないです。

でも、言っていかねばなりません。

そして、自分の足元にも注意しましょう。

12月20日(土)21日(日)は、松本流通団地へ・・・・・・・?

2008-12-19 09:17:09 | 衣・考
この週末はイヴェントが立て込みそうですが、お知らせです。

12月20日(土)21日(日)

10:00-19:00

松本流通団地内の家具「MATERIALS」にて

松本衣デザイン講師・船木さんのブランド「RURI HARI ルリハリ」の展示会です。

賛助参加として、i-design club shop TO-YA、そしてやはり我校講師・永田さんの商品も並びます。

船木さんは「マーケティング」の講師で、服は最近まで専門ではなかったのですが、長年、時計他のプロダクトデザイナーをやりつつ、「いつかはファッションデザイナーを」という夢をかなえたのです。

学生は、是非、その「起業精神」や「起業作戦」を学んでください。

展示にも、きっと何かしかけがあるのでは?

是非、行ってみてください!         

卒業生A さんへ

2008-12-17 13:57:28 | 衣・考
プライバシーに配慮して、少々脚色しますが・・・・

朝、通勤途中のこと。
くらーい顔したAさんにばったり。私に気づかないぐらい。在学中には見たことのない顔。

「お早う!仕事は?」返事なし

「3日休んでます・・・・」  在学中は、ほとんど欠席のなかった人です。

近くのカフェが開いていたので、一緒に入ってしばらく話す。

仕事はやりがいもあるし、仲間も悪くない。人間関係の悩みもない。家族内の問題もない。だけど、なんだかむなしい・・・・それで、休んだ、と言う。

Aさんの小学校、中学校、高校、専門学校、すべて問題なく、家族内でも親に反抗したこともなく、ということらしい。

ならば、やってみれば、思うように!遅ればせながら「反抗期」かも・・・

でもね、この時代に正社員の職を捨てていいの?

まあまあにごまかして行け!と言うのは、若いときは一番嫌なことかもしれないけど、それができるかどうか、が、一つ「大人への関門」だと私は言いたいです。

あなたの3倍近い人生をやってきて言えることは、人生って、そんなにきれいさっぱりできるものじゃなくて、途中で拾ってしまったゴミみたいなものでも、ズーっと引きずって、いろんなものを引きずっていくものだと、思う。(今のところ)

だからね、

気分ののらないときも、まあまあで仕事し、息抜きしながら、楽しいことにも出会い・・・・・

うーn  むなしいというのはつらいよね。でも、やはり、関門ですよ。

友達にその気持ちはなしてみたら?

きっと、私もそういうときある・・・と言うよ。

私だって、数え切れないほどあった、今もある。

でも、人生やってかなくてはならないから、やっていきます。それだけ。

すこし、顔、明るくなった・・・

3日以上ずる休みしたら、会社へ行きにくくなるよ。

これから行って見ます。

不安は残りましたが、後姿を見送りました。

私もあんなことあったよなー、若いとき。と思います。

またゆっくり、お茶しようね。

誤解解けました!

2008-12-16 09:21:51 | 衣・考
12月10日のコメントさんは、なんと、在校生のカレシであったそうです。

途中まで読んで、早とちりのまま、コメントを書いてしまったそうです。

で、ちゃんと読んで「わかった」と。ああ、よかったです。

それにしても小心な私は、24時間あまりアレコレ不安に思い悩みましたよ。

短くない人生を来てしまったから、恨みの1つや2つは買ってるよなー・・・などと、あの人かな?と具体的な顔まで出てきてしまったり・・・・・

で、コメントさん、

非難するぐらいのときは、充分に気をつけてください。

相手によっては、非難した側に危険が及ぶことも考えられますよ。

姿の見えないブログだから言った、のであれば、もっとたちが悪いです。

こういう行為の連続が、人間を不信な気持ちにさせます。

批判や非難こそ、見える相手に、面と向かって言うよう心がけたいものです。

若い人だとわかったので、あえて、言っておきます。

でも、またコメントお待ちします。読んでいただけるのは嬉しいです。

「学校で学ぶ」ということ

2008-12-12 10:10:04 | 衣・考
「学校をやめたい」という人は、どんな学校にも、いつの時代にもいます。

「学ぶことの意味がわからない」とも言います。

専門学校を「やめたい」という人も同じです。

「学問の意味」がわからないのならまだしも、専門学校の内容でさえ現実的な効用を感じられないようなのです。

そういうせりふを耳にするたびに学校としては、もっと現実的に、もっと速戦的に、もっと魅力的にと工夫を重ねてはいます。

しかし、一方では、「学校がそんなことでいいの?」という思いも捨てがたいのです。

社会へでてからではできない、学生時代にしかできない、そして必ず将来の可能性を広げる、ということがあるのです。

それが、学校の役割です。

私は、中学生のときに、先生に「なぜ、数学を勉強しなくてはいけないのですか?」と訊ねたことがある。

こたえは「数学的な思考ができるようになるため」でした。

中学生の私には、狐につままれたような思いでした。

でも、今考えると、真っ当な答えであったとよくわかります。

数学は単に金勘定や計算のためのものではないのです。思考力の訓練そのものなのです。哲学に通ずる学問なのです。

専門学校の勉強は、そこまで基本に戻ることはなく、すぐに社会で役立つことにしなくてはなりません。

社会的役割が「専門」なのですから。

それでも、です。

バイト先で習う、レジ打ちや挨拶やお金合わせを学校でやるものではありません。

それは入社後で間に合います。

では、学生時代にすべきことは?

?????まずは、自分で考えることです。

わたしは、「可能性」をひろげることだと思います。

それは、自分自身の能力そのものをひろげておくことです。

だから、ちょっとだけ、教師は無理を強いてみます。