衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

「同窓会」設立!?

2012-07-31 09:28:36 | 衣・考

同窓生が協力して

「青葉同窓会をつくろう!」という動きがおこっております。

8月9日(木)、新校舎にて

設立準備会開催とのことです。

事務局Eメルアドまで、お問い合わせください。mailto:idesign4057@gmail.com

尚、学校HPのDIARYにも、詳細が掲載されております。

可能な限りの同窓生に、郵送にてご連絡したようですが、

70年の年月の中で「不明」になってしまった時代もあります。

悪しからずご了承ください。


フェミニン、ロマンティック・・・・・・

2012-07-30 08:41:47 | 衣・考

昨日のつづき。

フェミニン、ロマンティック路線というのは、

考えてみるに、難しいのではないか、日本文化の中では、特に。

だから・・・・・・コスプレ(?ロリータ)ぐらいに「演出!」ならばできるけれど、

日常で、フリル、透ける素材、薄い素材を扱うのは難しい。

女の子は「お人形さんみたい!」なのが好きだ、ある時期たいていは。

で、「お人形さん」になってみようとする・・・・・・・・

で、同じものを着てみる・・・・・・

このときに、「同じ素材」は、人体比で4-5倍の厚さになって然るべき、など考える余裕はないのでしょう・・・・・

「お人形さん」と同じ生地を着てしまう・・・・・すると

下着に見える・・・・・下品になる・・・・・・・安っぽくなる・・・・・・・というのは必然です。

若い女性の、「ぶりっこ服」をみるたびに

けな気さはわかるものの、「早く卒業しようね・・・・・」と言いたくなってしまう。

「薄い透ける布」のことを考えるたびに、

あのクリスチャン・ラクロワがパリ・オペラ座バレエのためにデザインした衣装を思い出す・・・・・・・・・

世界一薄くて軽いという、日本産の「天女の羽衣」を使ったものです。

「若いのだからしかたないでしょ?」と言わないでください、プロを目指す人はネ!

 


衣服素材・・・・・

2012-07-29 14:15:52 | 衣・考

通勤電車で、真正面にきれいな女性が座っていた。

20歳代前半ぐらい?

同じ駅で降りたため、後ろをついて歩く格好になった・・・・・?!

?10歳以上は老けて見える!?

なぜ?????

ブラウスの素材のせいだと気付いた!

パステルカラーの透けるポリエステルジョーゼット。

顔はさわやかに若々しいのに

後ろ姿がまるで老けてしまう・・・・・・・

私も初体験でしたが・・・・・・

カジュアルや自然素材は、そのままに若さを演出するけれど

フェミニン、ロマンティックなモノは、難しいのかもしれない・・・・・こんなことがあるんだ!

昔はこんなに化学繊維が出回っていなかったものです・・・・・・選択肢が増えると言うのは難しいことです・・・・・

 


頑張ってるファッション!!!!!

2012-07-27 08:48:58 | 衣・考

久々に

力のこもった装いを

いいな!と思いました。

一昨日、午後4時5分前。強い夏の日差し。気温(想像)35℃。

夏祭りの鐘太鼓の音・・・・・・・・・近づいてくる・・・・・

校舎6階の窓から見下ろすと

なんという美しさ!!!!!

藍染の神輿担ぎの集団・・・・・次は白装束の静々とした集団・・・・・・

その脇を、反対方向へ歩く女性の姿!

白、ピンク、赤、紺のカラーブロックのワンピースドレス?

祭りの集団とのマッチング、タイミングが絶妙!・・・・・・まるで計算されつくした映画の一コマでした・・・・

カメラもケータイもなく・・・・残念!

祭りに負けない、気合入った服装が美しかった・・・・・・

それにしてもタイミングは偶然かなー?????

・・・・・・話題のロンドン五輪ホッケー会場の色、なでしこジャパンのユニホームなど、

共通要素大アリ!です。

仕組まれたファッションか?

これがトレンドをつくるのか????

やはり・・・・美しいものは美しい!・・・自然の風景ばかりではないのです・・・・・


美の基準、あるいはデザインの良し悪し。

2012-07-26 10:48:28 | 衣・考

学生の作品を

教師は講評するのが仕事です。

その作品の「よいか?わるいか?」は

どう判断するのか?基準はあるのか?

と言う問題は、

私が学生だったときから、抱き続けている問題であります。

教師の立場としては、

まずは「多くの人が良しとするものを知りなさい。歴史が良しとしたものを理解しなさい」と言う。

それが、学生の「学び」という姿勢でありますから。

で、次には

「新しい時代の作品やデザイン」をどう判断するのか?です。

学生と言うのは、「新しい時代の人間」なのですから。

・・・・・・・・・・・・・・・そんなことを考えていて、

一つの回答かもしれない、と思える言葉に出会いました。

武満徹;(音楽を)作る側には「構成原理」が必要だが、それを聴く側には不要でしょう・・・・

武満さんは、常に「構成原理」を据えて作っている、と。

武満は、常に「新しいもの」を作り続けた人であったと思います。

・・・・・・・・・・・

確かに、そういう「決意」のようなものが、他人へ届くのではないかな?

とすると、

コンセプトとか、テーマとか、「言いたいこと」がまずないとね!

 


コメントありがとうございます!

2012-07-25 15:37:08 | 衣・考

久しぶりのコメントに

がぜん元気が出ます!

ありがとうございます!

しかもご理解いただけて、こんなに嬉しいことはありません。

しかしながら、

最近は「美しくなる方法!」のような記事や本などがブームのようで、

先日も、新聞コラムで

「中高年は、明るく、こぎれいに・・・・・」と言う風な言いようがあり

ドキッとしたのです・・・・・・

しわ(服も顔も)、カジュアル、抜け感・・・などは、

若者の特権かなー・・・・・・・?と。

奥が深ーいのです。たかが服、オシャレ・・・・・・・うーn・・・・・・


服の「抜けぐあい」・・・・・

2012-07-24 16:11:57 | 衣・考

何と表現したらよいのか・・・・・・・?

皆さんお気に入りの服はどんな点がお気に入りなのでしょう?

私の場合、・・・・・・・・・・

素材でも、色でも、形でもない、と気付きました。

それが「抜け具合」です。

あまりきちんとしすぎた、ただきれいに仕上がっている服、というのには

魅力を感じない。

針目が揃っているよりも他に魅力は魅力なのです。

アイロンかけも同じように思う。

母の時代の人は、糊づけしてビシッとかけて「ご満悦!」だった。

わたしは、少し「いいかげん」が好きだなー

衣服デザイン全体について「抜け具合」大切と思う・・・・・・


エネルギー源。

2012-07-22 09:47:50 | 衣・考

「生活を楽しむ」ことが、エネルギーそのものになる!という体験でした、昨日。

まだ学校の引っ越しの片づけも続く中

抱え続けている仕事も何本もあって、

我ながらよく倒れないよなーなど思いつつ走り続けている日々です。

そのタイミングで

新婚の二人(中年同士)が遠路訪ねてくるという。

1週間前に食料買いだしをし

3日前から料理の仕込みをし、こつこつ準備して

昨夜が本番!

朝出勤前に、ほぼ完成!まで仕込んでおいて・・・・・・首尾よくスタート!

飲んで食べてしゃべって・・・・・・・・話題はヨーロッパ文化(酒、食、食器、歴史・・・・・)!?・・・

ああもっと勉強したら、もっと話がおもしろかったのでしょう(といつも思う)・・・・・・・

我ながらよくやるな、と思うけれど

何のための人生?って、こういう時間を過ごすためでしょう、

とあらためて思うわけです。

さあ!本日は家事です、今後1週間のために。

スタートは、キイチゴ摘みから・・・・・・


家庭科!?

2012-07-22 09:26:24 | 衣・考

前回の補足です。

子供が育つ環境として「家庭」だけをイメージする時代ではないのではないか?

と言いたいのです。

施設もあり、養父養母もあり、地域社会ということもありうる、ということです。

「家庭のようなもの」を小さな社会として想定せざるをえない、

というのもわかるのですが・・・・・・・?????

また

別の角度から言えば

子供が「生活体験」「生活の知恵を身につける」という場の必要性を

大いに感じます。

そのときに、

今までの社会の「家庭」である必要はないと思う。

その子供が、

どんな社会へ飛び立っていくのか?を見据えつつ・・・・・・

となると、様々考えらると思うのです。

・・・・・でもやはり・・・・・・

基礎体力、基礎学力、コミュニケーションかなー・・・・・・・


「家庭科」!?

2012-07-20 13:18:33 | 衣・考

中学校の先生から「家庭科」の教科書をお借りしました。

数年ぶりによんでみました。

自分が中学生だった時、・・・・・・

20年前に○○ぶりに読んだ時・・・・・

数年前・・・・・・

今回・・・・・・!!!!!

時代の移り変わりを感じます。

20年ほど前は、「家庭科の男女共修」の推進が始まった頃であったと思います。(25年前?かも)

それが、最近の教科書では「当たり前に男女共修」です。

「イクメン」という言葉にもなじみましたもの・・・・・

?で、ふと思ったのは、「家庭科」という名称です。

家庭とは????

生活とか、環境とか、コミュニティーなどという言葉に置き換えたほうがよいのでは????

と思うのです。

「家庭のない子供」も存在するし、家庭崩壊もある・・・・・・

「家庭」とは言えないコミュニティーもあり得る・・・・・・・など思うのです・・・・・・

教科書の内容は素晴らしいのですが・・・・・・・(次へつづく)