衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

イタリアから報告!

2011-03-30 16:04:45 | 衣・考

イタリアへ留学しているKさんから

2便連続の報告が届いていますので

学校HPから

「留学リポート」

ご覧ください。

きれいな写真付きです!


今回被災された方で、ファッション・衣服について学びたい方へ

2011-03-30 15:12:52 | 衣・考

どこへどうお知らせを出したらよいのかわからず

とりあえず

お知らせします。

今回、被災された方(家が流されるなどで住めなくなった)で、

ファッション系専門学校での勉学を希望する方へ

お知らせします。

松本衣デザイン専門学校在学をお望みであれば

学納金の一切を無料、並びに住宅(2名でのシェア)を無料で提供します。

先着順、同性2名まで、2年間です。(2011-2012年度)

ただし、教材費、生活費は自前でお願いします。

申し込み期限は4月末日です。

連絡先は、松本衣デザイン専門学校HPより、お願いします。(学校受付あて)

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上記の申し込み者がいない場合、

その住宅を「家族用」として無料提供します。(今回被災された方に限ります)

2011.6月より、18ヶ月間。

場所は、JR松本駅より徒歩5分。

バス、キッチン付き。2LDK。

ご家族であれば、4-5人まで暮らせるかと思います。

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写真は、ローマの街かどの「什器やさん」

 


「報道」に注目を、注意を!

2011-03-27 09:48:59 | 衣・考

昨日あたりから、やっと新聞報道が報道らしさを取り戻した感じがする。

若い人へお願いです。

今、政府が、マスコミが(ネット上のミニコミもですが・・・・・)

何を考え、

どういう方向へ国を再建しようとしているのか

よく見ていてください。

その「決定」に、あなた自身の意見が反映されなくてはなりません。

他人がどうにかしてくれるのではありません。

地方選挙はすぐなのです。

そこから「意思表示」なのです・・・・・・

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「みっちー」さん?コメントありがとうございます!

実は私も最初そう思ってシャッター押したのですが・・・・・・・・

その裏に「どうにもならない事情」がだんだん見えるようになりました。

イタリア1週間の旅行が今回で4回目程度で、真実がわかりようもないのですが

本の情報や、イタリア人の話も総合して考えるに

「古いもの(それも1000年、2000年も)を持て余して、しかたなく・・・・・・・」ということが

多いようです。

私など、街じゅうが「古いものを上手にいかしている」などと感心してしまうのですが

実は、壊したくても壊せない、除去したくてもできない、

ということの方が本当でしょう。

特に今回は

ローマから順に北へ向かったので

ローマにその傾向の強いことをはっきりと感じた気がしています。

ローマでは

「掘る、修復する、それを見せる」ことが「仕事」であり「収入源」のように見えました。

どこでも掘っているし、直している、・・・・壊れる・・・・・・・・・2000年前からやっている・・・・・

はっきり言って、ローマの街は「ゴミだらけ、汚れだらけ」です。

それでも魅力は減りませんが。

それが、北へ行くにしたがって

きれいな街になり、

「ビジネス街」になっていくのです。

他人の身なりやしぐさ、体型までもがそうで

このことにはかなりびっくりしております、私も。長くなりすぎました・・・・続く・・・・


失意の人へできること・・・・・

2011-03-22 14:00:04 | 衣・考

3月19日付朝日新聞・天声人語より

エミリー・ディキンソンという米国の女性詩人・・・・・略・・・・・

・・・・・「失意の胸へは

     だれも踏み入ってはならない

     自身が悩み苦しんだという

     よほどの特権を持たずしては―」       ・・・・・・・・・・・・・・・・・略

 

25年ほど前に、友人の友人がエミリー・ディキンソンの研究者であったことから、

安曇野で朗読会を開いたことがある。

わたしは、

19世紀のボストンに暮らした彼女のレシピどおりのケーキを焼く役割で参加した。

ほとんど屋敷をでることなく一生を過ごした人だったと思う。

天声人語の語り人とは違う意味でも、

エミリーのことを今思う。

それは、「暮らし方」ということについてです。

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本日の写真は、

ローマの「小さなパン屋さんの床」です。


とにかく、皆が「できることをしたい」と考えています。

2011-03-19 11:43:42 | 衣・考

「出来ることをしたい!」と考えています。

海外に居る友人、4年生からのメールを紹介します。

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私達の友達がニュージーランド人で、この前地震あったところ出身です。

その子はロンドンに住んでますが、両親はまだそこに住んでて、毎月、満月になると、大きな余震があるのがわか、今月20日(今週の日曜日)が満月なので、非難の準備してると聞きました。

なので、日本も20日は気をつけた方がいいかもです。

一様、火の元、倒れそうなものを支えておくとか、準備できるかもです。

何も無いことをもちろん、祈っております。

下手なパニックな情報はは必要ないのですけど、一様注意はしておけば、こした事無いと思ってメールしました。

くれぐれもお気をつけて下さい!

早くとどまることを祈っております。

(募金のボランティアを明日、友達達と行います。赤十字の方に、送る予定でおります)

 

あづみ&デイビッド

xx

 Azumi and David (A'N'D)
Unit 23, 8 Andrews Road,
London E8 4QN
Tel: +44(0)2072750147
www.azumianddavid.com

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地震のニュースは毎日、リアルタイムで配信されているものを見ていました。
本当に日本で起きたことなのか信じられないくらい衝撃的でした。
こちらの新聞でも毎日第1面記事になるなど、イタリアでも大きなニュースになっ
ています。

募金と、ニュースごしにただただ祈ることしかできない自分の無力さを痛感して
おります。
しかし、できることからやっていこうと思っています!
今勉強していることが日本の役に立つことかもしれない..。
そう思うと、私が今やるべきことが見えてきます。
これからも精一杯勉強します!!・・・・・・・・・・・・・・・・・ミラノ留学中の4年生、Mさんより

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写真は、ローマの街中の「家具修理工房」です。

ローマでは「修理」が暮らしの必須です。




災害から・・・・・

2011-03-18 11:36:19 | 衣・考

1 kakuさんのおっしゃる意味は(一昨日のコメント)理解したのですが、

  「赤十字」と限ったものでもないと、

  あらためて考えてのことです。

  悪しからず。

2 講師Iさんの言;

    昨日、電話で雑談の中で「山形の実家へ行ってこようと思って・・・・・」(今は無人の家)

    私はそれを聞いて、「どうして今?、東へ行かない方がいいと思うよ・・・・」と思わず言った。

    今朝、偶然出あって雑談「山形の家は、山の西側で被害がないし、無人で・・・・・

         布団も沢山あるから、被災した人が避難して使ってくれるのに

         ちょうどいいと思って・・・・・」と。

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写真は、ローマの「縦列駐車・・・車間距離ゼロ」


イタリアから「募金」きました・・・・

2011-03-17 09:22:27 | 衣・考

イタリアで働く卒業生から

遠くにいて何もできないもどかしさを感ずる

ので、

せめて「募金」をしたいと依頼がありました。

同じイタリアに住む友人からは

職場で「募金」が開始されたとのメールが届きました。

松本駅前には、毎日

募金活動の団体が増えていきます。

毎日募金するなどできませんから

多くの人はその前を

通りにくい、後ろめたいような気持ちになっているはずです。わたしはそうです・・・・・

とりあえずの「募金」はするとして

「原発」については

今後のことを

皆が考えていかねばなりません。

今後の社会全体の問題です。

地域や一国の問題でもありません。

快適さを追求してきたわれわれは、

それを続ける生活はできないのだと覚悟する必要があります。

世界には、

様々な知恵を持って

電気に頼らない生活をする人々は沢山います。

日本人だって

100年前の生活を想像してみましょう。

そしてそれは

一人が意固地になってやることではなく

社会全体が

そういう方向へ向くよう

考えていかなくてはならないでしょう。

この機会に

若い人に、これからの社会を築いていく若い人に

充分に考えてほしいのです。

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写真は、成田を発って・・・・・・日本上空・・・・・


昨日の体感は2回でした・・・・・

2011-03-16 09:17:06 | 衣・考

長野県安曇野など、

今もっとも安心な地域と考えてもよいような場所に暮らしておりますが

それでも

昨夜寝入りばなの地震には

また結構な恐怖感を覚えました。

服を着ようか?靴を履こうか?・・・・・・・

とただじっとしているうちに・・・・・・たぶん1分もたってはいなく

おそらく震度1程度だったと思うのですが・・・・・・・・・・・・・・・・・。

昼間は、松本の職場にいて、1回体感・・・・

確かな振動なのに、ほとんど物が揺れず、

「縦揺れだ!」と周囲は言っておりました。

14日(月)は、松本で4回感じました。

本当にこの程度でも充分に怖く

揺れが収まっても、

今でも

あれこれ考えてしまうし

被災地の方々はどんなに不安なことだろうかと思います。

この瞬間にも、まだまだ救出を待つ人がいる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして、

今は、とにかく「原発」が収まってほしい!

祈るのみです。

恩恵を充分に被っていることは認めますが

できれば

自給自足、自家発電で暮らしたいものだと思います。

今回「都市機能」の脆弱さというものも

見せつけられております。

人は

あまりに過密に生活することには無理がある、

そのことだけでリスクが大きすぎる。

若い人は、

これからの社会を

どう築いていったらよいのか

今の状況をよくみて

よく考えていってください。

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写真は3月3日成田の「日の出」


今できること、考えること・・・・・

2011-03-15 09:48:50 | 衣・考

今すべての人々が、自分にできることは何か、を考えていると思います。

地元の高校生は、松本駅前で

募金活動を始めました。

昨日のコメントに、

友人のkakuさんが、募金情報を寄せてくれました。(ありがとうございます)

みなさん参考にしてください。

「リンクを張る」了解ですが、あさってまでお待ちください。

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心配は「原発」ですねー。

30年も前に、随分腹立たしい思いをしたことを思いだしています。

中部電力の消費者モニターを頼まれて

初回の会合の時

長浜原子力発電所の仕組みや理解をもとめられ、

「最後に何かご質問は?」とふられたので

「どうしても不安がぬぐえないのですが・・・・」と言ってしまった。

すると担当者が

「考えてもみてください。原子力発電所は、東京大学を出られたような優秀な方が考えつくり、働いているのですよ」と言った。

私は絶句したまま・・・・・若かったし、勉強不足だったし・・・・・

思いだしても腹が立つ!

その結果が今です。

その後、原発に関する説明会に出席したり、何冊かの本を読んでみた。

専門的に理解するなど、到底無理ではあるけれど

かなり「まずい!」ということだけは、充分にわかった。

結局のところ、原発で働くことは相当に危険(被ばくの可能性と言う意味で)なので

時給はかなり高い。

だから、

極限状態ぐらいに「金が必要」という人が働くことになる。

防護服や作業用ゴーグルなどを着用が義務付けられているが

作業がしづらい。

そのため、はずしてしまって作業を続けることも少なからずあるという。

その結果、健康に害が出て

その場を去る人が後を絶たず、それを繰り返すという。

昨日のニュースで、

「作業員が目を離したすきに、からだきになった・・・・・」と

報道があった。

だれしもが

こんな事態の時に「目を離す」などなぜ?と驚くが

おそらく現場はそれが「日常」であると思う。

日常の作業を淡々とこなす人には

おそらく

事の重大性は知らせていないのではないか?

・・・・・・・・で、国民も、ことの重大性を知らされていないのではないか?????

科学技術の進歩なんて

ほんとうに

あてにしてはいけない、と

再認識する。


原発、祈るのみです・・・・・

2011-03-14 10:37:42 | 衣・考

被災された方々のことを考えると、

せめて足元を謙虚に、と思います。

まだまだ寒さの厳しい地域で、夜もつらい中で

いまだ救出を待つばかりの人が大勢います。

余震の心配も続いています。

原発も大変心配です。

世界中が、「人類に起きたできごと」として

見守っています。

できることはなんだろう?????

考えるべきはなんだろう????

地震を、災害を止めることはできない・・・・・

原子力発電所は、人間がつくったものだ

その恩恵を、

わたしもおおいに受けている。

ただただ、これ以上の惨事が拡がらないよう

祈るばかりです。

せめて、

誤った情報を流さぬようにしよう・・・・・