衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

制度,法律の不備もあります

2007-10-31 17:28:29 | 衣・考
昨日のつづき

制度、法律は、人を守るためできていますが、時代のほうが変化していくなどの理由から、「対応不親切」「対応不可」などになることも考えられます。

最近の話題では「女性に不利な、子の親権問題」や「性同一障害」など病気対策が遅れているようです。

それでも、めげずに、企業や自治体、国を相手に戦っている人は大勢います。

ともかく、「困った!」ら、だれでのよいので相談すること。
必ず、道は開けます。


松本平の紅葉、美しいです。

視線を気持ち上にしただけで、気分はかわりますよ。
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社会制度、法律を味方にしよう!

2007-10-30 09:35:38 | 衣・考
昨日のつづきです。

基本的に、制度、法律というのは「自分を助ける」と考えてよいでしょう。それによって「守られている」と。

ですから、守られるためには、ときには、基本的知識が必要です。
わからなければ、どこの自治体でも「法律相談日」というのを、無料で開催しています。秘密は守られます。

今、若い「恋人」間でも、ドメスティックバイオレンスが少なからずあるようです。
自分だけでなんとかしようとせず、是非、「第三者に話す」ことをしましょう。

相手は「異常」になってしまっているのですから。
「病気」状態なのですから、「医者」の立場の人がいたほうがよい、ということです。
                
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恋愛、結婚・・・・・

2007-10-29 11:18:10 | 衣・考
久々に、身近に色っぽい話題です!

過去を思い出しつつ相談にのりました。

恋愛と結婚とは、もともと繋がるものではないのではないか、というのが、私の意見です。

今では、どちらも「個人の勝手」という風潮なので、どちらもなりたたなくなっているように思います。

おそらく40年ぐらい前まで、恋愛と結婚とは、別物だったと思います。
恋愛は心(と身体?)の問題で、結婚は社会制度であり契約である、ということ。

分けて捉えた方がよいように思います。
中には、恋愛の果てに結婚があったり、恋愛と結婚が重なったりする例があるけれど・・・・・

なので、恋愛は勝手にやってください。

でも、結婚は、社会制度ですから、「制度」としての手順を踏みましょう。
でなければ、さまざまな「不都合」を生み出してしまいます。
「重婚」のようなことをしようものなら、家族や相手の幸せを踏みにじってしまうことになります。
まして、間に「子供」がいたりすれば、それは、「子に不幸をもたらす」ことになります。

子供は、大人が保護せねばならないものです。
「産む」ということは「育てる」ことです。

大人本人は、制度の保護を受けないのは勝手にすればよいですが、子供が巻き添えになって「制度の外」に置かれることは不運だと思います。

また、恋愛状態とは、「異常な心理状態」でもあります。
「大人の二人」のものであって欲しいと思います。

すばらしい恋愛のためにも、「秩序」を学びましょうね。

Peple Tree の商品タグ より

2007-10-23 11:08:08 | 衣・考
Idesign club shop TO-YA にて扱っているピープルツリーのタグから抜粋します。

無垢にみえるコットンの真実
地球上の全耕地面積の2.5%に過ぎないコットン畑に、世界で使われる殺虫剤の23%、全農薬の11%が使用されている。
  略
それらは空気や土壌、さらに水を汚染します。また、コットン栽培にかかわる農民のうち、毎年何万人もが、農薬を直接吸い込んだり、汚染された水を飲むことで身体を蝕まれています。
  
コットンの一大産地であるインドでは、借金苦により自殺した農民は6年間で10万人にも及びました(06年インド政府発表)


我々ひとりひとりの消費生活の姿勢が問われます。

ファッションビジネスに可能性はあるのでしょうか?

その可能を考えていくことが、我々の仕事です。

社会で役にたつ、ということ

2007-10-22 16:53:32 | 衣・考
毎年、次々と学生は「成人式」を迎えます。
その成人式のニュースなどみると、「社会貢献したい」とか「役に立つ人間になる」とか言ってます。

毎日の生活の仕方が問われる、ということを意識してくださいね。

たとえば、前回書いた「フェアトレードの商品を買う」ということが、「社会貢献」につながるのです。
つくった人の健康を害すことなく、まっとうにお金が支払われるようになるのです。
土地や水を汚すことも少なく。

2008年に、「新繊維ビジョン」を国が発表するのですが、その中で、日本の可能性を言うならば「環境に配慮した」製品でビジネスをしていくことだと言ってます。
日本のみならず、「環境」意識をもたねば、次の時代は無い、というところまできていると思います。

「買わない」ことがベストかもしれません。でも、それはほとんど不可能でしょう。
買わねばならない、ならば、「選んで買う」ことでしょう。
で、だれを信じて、どこで、なにを買えばよいのでしょう?
よーく社会を観察してください。
「見える、わかる」ようになってきます。

「何を買うのか」は大切な行為です。


北アルプスは真っ白になりました。
里山の紅葉もはじまりました。
秋はものさびしい感じもありますが、私は紅くなった葉っぱを見ると元気がでます。
神様はデザインがうまいなー、と思います。

フェアトレード―オーガニックコットン

2007-10-20 10:01:25 | 衣・考
今朝の松本平は、おそらく7℃ぐらいには下がりました。
ほんの10日前ぐらいまで「夏」でしたから、身体がついていけず、寒い!です。

おすすめ「カルソン」?「スパッツ」?ズボン下?
オーガニックコットン、ピープルツリーのフェアトレード商品です。
私などには「肌着」として、若者にはオシャレに、両用可です。グレーと黒。レースなし。
なんといっても肌触り抜群、安心(アトピーにはいいよ)、伸縮性も心地よい!

問題は価格でしょう。¥5,900
ユニクロの3倍?・・・・と言われてしまいました。

学生の身では、無理かなー?
でも、お金というのは、「あるか、ないか」ばかりではなく、「使い方」も大いにあるのでは?

ことは、自分の健康のみならず、それこそ「貧困」に苦しむ人、はたまた「地球環境」にまでつながることなのです。

以下、ピープルツリーのオーガニックキャンペーン ガイドより
―世界の耕地面積に占めるコットン畑の面積は2.5%
 コットンに使われる殺虫剤は、世界の殺虫剤使用の25%
 インドでは畑の5%がコットン畑で、国の殺虫剤の50%が使用されている

「食品」ではないことを理由に、農薬が黙認されているのです。
これでは、人も、土地も、川も、海も「汚染」が大変なわけです。

考えてみてください。

上記商品は、i-design club shop TO-YAにて、販売してます。
ご家族へ、お知らせください。               

卒業生から近況報告ー就職活動の参考に

2007-10-19 17:00:37 | 衣・考
就職後1年半になる男性、卒業生Aさんから、久しぶりの報告。
9月づけで、グループ会社へ移動になったとのこと。(東京青山にある会社です)ステップアップしての移動です。

入社時は「パターンナー」として。

9月からは、パターンに加えて「企画」デザインも。これは、レディスウェアの話。

更に、グループ内のもう一つの会社の、メンズのデザイナーも兼務する。

そして3つめの仕事は、「衣装」製作。CMやステージ、映画衣装など、今TVで放映されてるのもあるようです。

若いっていいなー!

毎日帰宅は、日付がかわってからです、といいつつ、やたら嬉しそうで元気なので
す。
おもしろくて、おもしろくてやっているのでしょう。
「この仕事、いくらになる?」だけではないのですよね。仕事の喜びというのは。

学生は、是非、あとに続こう!!!

ひとりずつの存在する意味を・・・・・

2007-10-16 10:18:34 | 衣・考
人はだれでも存在する価値があり・・・・・・
と言う話は、わたしも聞き飽きているのですが

昨日また「UNI PURO」の新しい依頼人が来校されました。
学生がボランティアでやっている「既製服がそのままでは不都合で、着られない方からの依頼を受け、リメークする」活動です。

付き添いで来られた養護学校の先生曰く
「新聞でも拝見しましたが、本当にありがたい活動をしていてくださって、感心するやら、ありがたいやらです」
深々と頭まで下げてくださいました。

でも、はっきり言ってしまえば、こちらの学生や私がおおいに力づけられる事態なのです。いつでも。

衣服デザインや教育を30年以上やっていても、こんなにも力が発揮できる、また相手もよろこんでくれる事態などそう、リアルにあるものではありません。

私が、歳を重ねたからでしょうか?

担当した学生にも、大いに喜びとなり、自信となっていきます。
社会に出た後も、ずっと支えになっていくだろう体験だと思います。

昨日の方は、ズボンのウェストの前ボタンさえ自分で留められるようになれば、「自立」した行動の範囲が相当広がるのだそうです。
指先の力が弱く、握力も弱いために、「介助」を要するとのことです。

一通りの相談の後、担任の先生が
「いいなー、デザインの仕事は・・・・・」とつぶやかれました。

ご本人、お母さん、先生お二人、こちらこそ、本当にありがとうございます。

新授業「日本美術史」

2007-10-15 14:28:23 | 衣・考
2学期2年生両科必修の「ファッションの歴史」
その最初の3回を、「日本美術史」とした。初の試みです。

講師は、大学、大学院でまで「美術」を学び、現在は「カバ製造業」と言っている彫塑作家の山田さん。注;山田実穂検索で、おもしろいブログが公開されてます

初回の授業
日本美術を「遊び心」「装飾」「アニミズム」というキーワードで眺めると言う。

真に日本オリジナルとされる「縄文土器」の美しい映像を見ながら、なるほど・・・とうなづくばかり、興味深い授業でした。

その後、昼休みのスタッフルーム
山田「今、アニミズムって生活の中にないですよねー・・・・」
太田「そうかなー、私結構感じてる・・・・」
山田「あ、長野県に来たら・・・・・」

日曜日
安曇野の林の中、道なき道を藪をかきわけかきわけ「ナツハゼ」摘み。藪の下から上を見上げるので、陽射しに透ける葉が美しい!
目の前には、収穫を待つ木の実。
ナツハゼの紅葉は特に美しい、いち早く紅くなる。
摘みながら、「神様から私へのプレゼントだ!」と、勝手ながら、いつも思ってしまう。そうとしか思えない。

盛夏には「木苺」
秋は山葡萄も。春には山菜・・・・
農業ではなく、いただける。大地の恵とは、このこと、と思う。

収穫があるからなのか、心から「感謝」の念が湧く、神?へ?
天国だって、これ以上があるのだろうか。

というわけで、極自然に「自然崇拝」なのです。私は。

少なくとも「土に帰る」というおもいが、日本人には多くあると思うのです。
長野県のようなところだけかなー?

欧米の人(キリスト教)はどうも無いようなのです。

「環境問題」を考えるとき、これは重要です。きっと・・・・・・

あそび、装飾も然り。これぞ日本文化を言いえている、と思います。
次回も楽しみです。                      
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ファッションビジネス イン 松本

2007-10-12 09:25:10 | 衣・考
「季節変化」がよくわかる季節です。

昨日の、ファッションビジネス科2年生の「SPAショップオープン企画」の授業で。

問い「ショップオープンの時期を発表してください」
学生「松本市内にオープンする条件だから、ゴールデンウィークねらい!」
  「冬じゃ、お客さん来ないよねー・・・・・」

そうなんです。
「季節感がはっきりある」ことが、松本で衣服販売をするときの特徴です。

ヤングカジュアルであれば「東京と同じ」かな?
むしろ「大町出身者」であることをさとられないために、早朝、大糸線で「南下」しているにもかかわらず、「到着地点」の温度に合わせていることが見て取れてしまう。
まあ、若くて我慢できることと、我慢そのものが「おしゃれする」ことという思いもあるのでしょう。

寒さにむかうときは、抵抗なく「季節先取り」ができるというものです。

是非「季節観察」を生かした「販売戦略」を提案してください。

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