衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

明日、(土)(日)松本市民芸術館へ

2008-02-29 12:51:14 | 衣・考
明日とあさって、松本市民芸術館にて「展示Lab.」を行います。

ご来場くださる方へのお願いです。

会場は「シアターパーク付近」なのです。どこからどこまで、ということでもなく、①布の山  ②アトリエ(作業場) ③店(ここでは販売はしませんが)
になっていますので、遠くから眺めるのではなく、どんどん中へ入り込んで、観てください。

日曜日14:00からのファッションショーも、「席」はありません。
360度どこからでも、ご覧ください。
モデルのスキマに入ってしまうのもOKです。

新しく、楽しい試みになるよう、ご協力をいただけると嬉しいです。

ご来場、お待ちします!!!

2009年春 就職の内定です

2008-02-29 12:38:07 | 衣・考
前回の「内定」は、2009年春の人です。

今年の就職志望者は、全員決まりました。おめでとう!

卒業生で「転職」希望の人もいると思いますが、就職しやすい状況になりつつあるので、タイミングをよく考えて、トライしてみることもよいと思います。

展示Lab.(土)(日)です!!!

2008-02-28 09:29:06 | 衣・考
学校行事というのは何のためにやるのでしょう?
何十年も、毎回毎回考えながら、毎年違うことをやってきました。

やる理由も、効果も様々ありますが、学生ひとりひとりのメリットは計り知れない、というのは確信しています。

学年の壁も取り払い、教師との壁も取り払い、全員が自分の役割を果たし、一つの目標に向かうのです。
松衣の規模は、ちょうど「大家族」ぐらいではないかな?

全員が全体を見える、ぎりぎり最大規模だと思います。

とくに今年は、「不満顔」に出会わない。毎日の練習や準備を、嬉しそうに、声掛け合って、うまくやっているように見えます。

更に、隙間で上手に、着実に就活もやってる。
今朝、「内定」1人出ました!!!!!

体調不良で休む人がいても、カバーがうまくできています。

皆で1つに向かいつつ、1人1人はバラバラな生活をもっている、というのは、理想的だとわたしは考えます。

当日は、全員、元気でできると嬉しいね。

1年生の作品

2008-02-26 09:57:11 | 衣・考
1年生には、来年も再来年も言える、と言う思いがあって・・・・・・

「もっと、軽やかに、明るくスタイリングしてほしい」です。

きっと、まだまだプレゼン自体に自身がもてなくて、「こんなことしてはいけないかな?  受けないかな?」という気持ちだったのでは?

妙に、まじめで、硬い感じがしました。

課題が「縫いやすい木綿」だったので、デニム風のひとが多かったため、そうなったのでしょう。

でも、親しんでいる素材だと思うので、もっとはち切れた様な魅力を見たかったです。
例えば、「軽い薄い化繊」とあわせるとか、洗いこむ、あるいは、しっかりアイロンがけする、とか・・・・・・

隣に、似た素材の人がいることは、製作中からわかっているのだから、「ずらす」ぐらいの企みはしなくてはね。

展示Lob.でのスタイリング、楽しみにしています。

学期末講評会&プレゼン

2008-02-26 09:45:52 | 衣・考
ファッションビジネス科2年生:
   「リテール マーチャンダイジング」プレゼンテーション

プレゼン方法について、「全員通して初めて1つになる」ということを、しっかりと理解してもらうことができないままの講評になってしまったため、的外れな評もあって、少し残念でした。

「相手にわかってもらいたい!」という気迫が足りなかったかな?

コレに関しては、衣服製作もまったく同じ。
普段の態度と繋がっているように思う。

「プレゼン」なのだから「発表」なのだから、「わからせる」「気持ちを伝える」努力が、もっともっと必要だと思う。

来年への課題であり、社会人になったら、努力してください。

でも、やはり、他のクラスに比べて、随分態度に成長がみられました。
ショップ店長いわく「毎日、接客やった成果ですよねー・・・・・」

私もそう思います。

テクニカル科に比べると、2年制を意識するからか、「急成長」だと見えます。

立ち方、声、話し方、よくできるようになりました。社会での活躍を楽しみにしています。
     

来週(土)(日)展示Lab. ご来場おまちします!!!

2008-02-23 10:48:37 | 衣・考
DMでご案内できている方もいない方もあり、申し訳ないのですが・・・・

2007年度の学生作品の展示と、ショーを行います。


森のアトリエ「展示Lob.2008」

     環境問題を自分の身にひきつけて考える。
   ファッションビジネスを学ぶ私達に何ができるか・・・・・

      日時:2008.3.1(土)10:00-5:00 展示
              3.2(日) 9:00-1:30 展示
                   2:00-   ショー
      場所:まつもと市民芸術館 2F シアターパーク付近
          (松本駅より、徒歩10分、100円バス有)

会場で、ご一緒に、環境問題を考えていただけると、嬉しいです。

楽しく、美しく、元気に!!!!!

       お待ちしてます。

衣服製作実習作品 講評会

2008-02-22 09:57:24 | 衣・考
F.テクニカル科2年生の作品;
●ポイント
課題は「アパレル=量産品」です。
学生ですから、「習作」という捉え方もありでしょう。

その中から

<Fさんの作品>
いつも力作に挑戦することが、まずよいですね。
アパレルデザインとしてよいか、というと、ちがう。
自分でやってみたいことを、やってみている、という感じです。
「習作」ですね。
とくに、インナーのブラウスは「つくりたい」気持ちに走りすぎた失敗が、はっきり見えます。
経て畝の生地を無視した、あのピンタック!「やる気」は充分に魅力に映るけれど、第3者がみれば「わかってない」と解釈されるでしょう。
「常識をはずす」ことが、若いデザイナーの役割のひとつではあるのですが、そのときは「説得力」が必要です。
いつも、魅力と強引さが、半々です。

<Kさんの作品>
1年生のときから「染め」にこだわる姿勢はよいでしょう。
しかし、そろそろ「それだけ?」という感じもなくはない。
染色技術を深めるのでないのなら、もっと服作りのテクニックに引き付けた「染め」をねらってほしい。
ボトムに一工夫あれば、アパレルとしてはよし。

<Nさんの作品>
一見して、すっきりできている、いいですね。
「シルエット」を意識したこと、素材選択もよし。
デザインとしては、切り替え線を造形のためにしか使えていないのは残念です。ポケットになっていれば、デザインと言えるものになります。
          

3学期 衣服製作実習 講評会

2008-02-21 10:16:22 | 衣・考
1-3年生の作品を同時にみるので、学生は混乱しているかもしれません。

まず、今回の課題は「大量生産するデザインのファーストサンプル」なのか、「自分表現ともいえるクリエーション」なのか、を認識することが重要です。
講評する側(見る側)も然り、です。

●3年生のクリエーション
全員が、「クリエーション課題は、大作である」という認識があまかったのでは?
時間も、体力も、もっともっと必要でした。「スケジュールを自分でたてる」ことを身につける必要アリ。

<Iさんの作品>
最も「出来上がり」に近いところまでいっていた作品です。
トレンドを意識すれば、もっと軽くてもよい、と思いますが、本人のコンセプトにかかわるところですから、・・・・・・
それにしても、最後のヘッドドレスの、あのつくりはないでしょう?
そういう気の抜き方が、全部をぶち壊してしまいます!
だいたい、ヘッドドレスほか、アクセサリーをアクセサリーととらえていてはダメ!と、思います。最初から、ボリュームの計算に入っていなくては。

<Sさんの作品>
山田先生のご指摘どおり。
「芸術作品」をテーマにする場合、表面効果のみに走ったように、ほとんどの場合、なってしまうものです。
すでに、世界が、歴史が認めた大作なのですから。
その場合、「衣服デザインとしての提案」が、きちんとなされていればOKとおもいます。

<Nさんの作品>
「構築的」になったことがよかった。
また、それが機能している。
衣服デザインとしては、あと一息ですが、「在学中にやってほしいこと」です。
これを試作として、もう1着つくると、すばらしいのが出来ますよ。