衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

本年もよろしくお願い申し上げます・・・・・

2010-12-30 11:15:41 | 衣・考


よいお正月をお迎えでしょうか。

新年を迎えるというのは

不思議な気持ちになるものですね。

昨日と今日とは

何も違わないのに

さあ、新年だから・・・・・・・・・・・・とか

今年こそは・・・・・・・・・・・とか・・・・・・・

本年も

よろしくお付き合いください。

コメントお待ちしております。

雪のとけたところに、

こんなに・・・・・・・・七草に!

よいお年を!

2010-12-30 10:49:56 | 衣・考


パソコン、ネット社会というのは

「パンドラの箱」だと思ってきました。

今もそう思います。

よくないかもしれない、でも・・・・・

という気持ちでもう3年以上も続けてしまいました・・・・・・・

PCに向かっている分だけ、他人と話す時間が減っている

関わったつもりになってしまっている・・・・・

でも・・・・・・・・・・・・・・・・

嬉しいことがありました!

30年ぶりの友人が

それも

事情あって

私からは連絡とれない、もう会うことはないかもしれない

と思っていた人から

「偶然、ブログ見ました・・・・」と

連絡があったのです。

その後出会って

お茶しました・・・・・・・人生っておもしろいなーという体験でした・・・・・

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毎日読んでくださる皆さま

ありがとうございます!

たぶん、新年も続けます。

周囲の大切な方々とともに

よいお年を迎えられますように!

贈り物・・・・・・

2010-12-30 09:55:33 | 衣・考


このブログでも

ときどき「贈り物」について書いておりますが

本日の新聞記事;朝日新聞 2010.12.30 社会 ー「贈り物届く前に返品!」米アマゾン サービス特許ー

ビジネスを開拓するアイデアには感心しますが・・・・・・・

腑に落ちない気持ちを抱くのも確かです。

私も「不要なもの」を頂きたくない気持ちはあります。

若いころには嫌悪さえした、「なんて無駄な行為!」と。

そんな時代ではない、と。

でも、年を重ねて

送る人の気持ちも理解できるようになった。

通勤電車で、周囲の人にアメをくばるおばさん、

ついでに車に同乗させてあげただけで、大層なお礼の品を届けてきた人、

母は、グループホームから連れ出すと、毎回必ずちょっとしたお菓子を「お土産に」と買いたがった。

老人施設にいる伯母は、やはり、ミニタオルなどを沢山買いたがる、お世話になる人に、と。

「贈り物」でつながりたい、ものをあげるぐらいしかできることがない、

そんな気持ちが切なくわかる。

ビジネスとは・・・・・・・

換金ですからねー・・・・・・・・


男女の違い・・・・・・

2010-12-29 09:22:41 | 衣・考
励ましのコメントありがとうございます!

「巨大画面」で落ち込んだわけではありませんが・・・・・・

毎朝、朝日新聞の「孤族」特集に、しばし心奪われてしまうので、そんな中でコメントいただいたりすると、心底ほっとします・・・・・

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今朝の散歩;

見慣れた犬2匹を連れた女性は?・・・・・・見慣れない人・・・・?

数十メートル離れた所から。

数分たって、

「そうだ、あの息子だ!」と気付いた。

女性だと思い込んでしまったので(「おばさん」に見えた!)、

見知らぬ人に見えたのだ。

黒いヤッケに黒ズボン姿。

で、最近こういうことが増えました。

「着る物のせいでしょうか?」

そればかりではありません。

男女のシルエットと

しぐさに、

違いが無くなっていると思います。

それが

「時代がつくる身体」ということでしょうか。

若いころ

男のようなポーズやしぐさを、

母からうるさく注意されました。

「男女同権」を言わねばならない時代でしたから・・・・・

今の若者は、

もうそんなことは気にかけてもいない風ですが、

時代の様相全体に、

「性の違い」が薄れていることを感じます。

動物性から離れる・・・・・・

動物に近づく・・・・・ということと関係あるのでしょうか??????

落ち込んだときは・・・・・・

2010-12-28 13:45:25 | 衣・考
今日も巨大画像で・・・・・いろいろやってみてはいるのですが・・・ゴメンナサイ!

人生何が肝心かって・・・・・

気分が落ち込んだ時の解消法ではないでしょうか。

毎日上がったり下がったりの気分ですから・・・・・・・・

私の場合、

母から、

「あなたは、お金がないとやっていけないわねー・・・・」と言われておりました。

「そんなことないよ!それは、おかあさんでしょ」と

いつも言い返しておりましたが、

亡くなってしまった今、「やはり、言われた通りかも・・・・」

と少し思う。

なぜなら、解消法は「外食」なので。

それも一人で。少しリッチに、なのです。「少し」ですが。

レストランで、一人で、ちゃんとした食事をするには、

緊張を強いられるものです。

カッコつける必要ありです。

そのことが、

「自分を建てなおす」という感じがあります。

だから、いつでも、

そのくらいはできるようにしておこうと思って働いてはいるつもりです・・・・・・・

いつか働けなくなる日も、

そう遠くはないけれど・・・・・・・

そのころは、

食欲が落ちていると思うので、・・・・・・・・よくできていますねー・・・

壁の中、外・・・・・・・

2010-12-27 09:14:45 | 衣・考


yama-kenさん、コメントありがとうございます!

やはりそう思われますか。

若者でなくとも、「自由」はほんと大変なこと、しんどいことですよね。

すべてを自分で決めなくては進んでいけない。どの道を選択しても、本人の責任であるということ。

だから、「親が・・・・・」「病気で・・・・」「お金が・・・・」と理由をつけて

先行きの選択肢を狭めるわけでしょう。

その点、「壁の中」では、「今の課題」というのがとてもシンプルなわけで、がんばりやすい、

ということが言える。

中か外か、というのも選択??????????

・・・・・・・・・・・・・

それほどの自由があるのですよ・・・・・・

アトリエ掃除も終わりました!

2010-12-25 08:59:47 | 衣・考


松本衣デザインは、

12月初旬から3学期がスタートしておりますので

年末は学期末ではないのですが、

やはり

昨日は「大掃除」となりました。

教師側は「1時間だけ」と提案したのですが、

上級生から「最後までやらせて!前回は途中でやめて、気持ち悪かった!」と言われ、

結果2時間以上かけて、

学校中がそれはきれいになりました!

他の学校、大学などは

今時は、「掃除指導」が大変だったり、

学生もいやがったりで、清掃業者が入っているところがほとんどのようですが、

わが校では、

道具の片づけ、整理整頓を「仕事への一歩」と考えますので

毎日学生が掃除をします。(我々教師は、自分の居場所は自分でもちろんしますが)

写真は、きれいになったアトリエ風景です。

少年刑務所入所者とのコラボ。

2010-12-23 10:47:53 | 衣・考
コメント、ありがとうございます!

昨日の写真は、安曇野の「日の出前」です。

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「留学生ブログ」新情報届いていますので、ご覧ください!

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このところ連日の「出会い」が刺激的です!

昨日は、学生と総勢10名で、松本少年刑務所へ。

コラボTシャツのデザインミーティングのためです。

送迎のマイクロバスは「屋根に赤いランプが付いていますがいいですか?」と聞かれOKして・・・・・。

乗ってみると、窓には格子が入り、フロント以外は黒いガラス、どっしり感のあるリッチな趣な内部。

建物に到着。まず所内を案内される。鍵を開けては締め、開けては締め・・・・・何度繰り返されたことか・・・

廊下ですれ違う時は、受刑者は必ずストップさせられ、壁側を向かされている。なんだか恐縮してしまう。

一人部屋、6人部屋。教室、体育館。作業場。400人が入所中であるとのこと。おおむね25歳以下。

広い運動場も高い塀に囲まれている。塀の上に、山なみだけが見えるのが、妙に美しい!

ミーティングでは、

受刑者6名が参加。坊主頭に緑色のユニフォームではありますが、

皆さん、それは感じよい青年たちで、

信じられない!どういう事情があって・・・・・

と、今でも考え込んでしまいますが・・・・。

そろいもそろって、やる気まんまん、プレゼンは上手、身を乗り出して

それは活き活きと語ってくれます。

全員が、Tシャツデザインで「松本少年刑務所」を表現したい、と言う。??????

われわれは、一般的な「おしゃれなTシャツ」と考えるのに、

なんだか立場逆転!?

それが「アイデンティティー」ということ?

帰り道、同行した教師Aが

「アイデンティティーの定まらない、ふにゃふにゃ状態が、正常な社会ということかもしれない・・・・」と。

鍛えられ、学ぶ日々です。

学生は何を思ったことでしょう・・・・・・


イタリア、ボローニャからの写真を借りました!by Kawakami