衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

失恋はステキ!

2007-05-31 09:25:49 | 衣・考
学生のなかで、最近急に魅力を増したな、と思わせるものがいる。

と思っていたら「別れたんです!」

やっぱり!

若者同士の恋愛(?)は、失礼ながら言わせてもらえば、相手をよくしよう、お互い成長しよう、と言う関係は少ないのかな?

別れたことで、よくなるひとが多いように見えます。

自立、自律ができていない者同士が寄りかかりあっていることで、ただ縛りあっている状態になっていることが多いよね。

まだまだ大勢の人との出会いが待っているのだから、もっとゆるくつきあって、相手にも、自分にも「解放」を与えるのがいいよね。

で、東京への就職活動開始!とのこと。うれしいよ!!!

                            

新卒「新入社員」からの手紙

2007-05-30 13:35:33 | 衣・考
松本衣デザインを、この3月卒業して

ナイスクラップ総合職で、就職したNさんから、手紙がとどきました。

1年間は「販売研修」で、配属は、都内のルミネ店内。

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仕事がうまくできるわけはなく、注意されたり、自分に悔しくて夜泣きすることもありますが、仕事場では泣きません。

毎日の個人売りノルマ10万円は、正直厳しいです。

でも、店長が尊敬できる人なので、ありがたいです。

ルミネも、働く人のことを考えてくれている会社だと、上司からきいています。

トイレ設備、社食もいい、屋上に庭もあります。環境のよい職場だと思います。

略ーー

きょうは、後輩に伝えたいことがあって、書きます。

販売現場では、以外と「針を持つことが多いよ」

①それは、ボタンがとれそう、ループがとれそう、というのが、毎日のようにある。

私はテクニカル科だったので抵抗ないけど、ビジネス科の人に言って上げたいことです。

②常に自分をアピールする必要あり。お客様に覚えていただくために。

わたしは、ルミネ入店研修で「キレイな笑顔ができている人」に選ばれました。

略ーー

東京は楽しいです。やはり来てよかったです。--略ーー


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ゲート4Fに掲示してます        




仕事、就活ーファッション、アパレル、衣服、繊維業???

2007-05-28 09:00:27 | 衣・考
クラフトフェア松本はいかでしたか?

うわさによると、大盛況、大賑わいとのこと。

わたしは、行く予定で家をでたものの、高齢の母と一緒だったので、中町の賑わいにおじけづいて、たどりつきませんでした。

で、収穫は?

見て欲しかったことのひとつに、さまざまな「仕事の形態、方法]があるということ。

1年中こつこつひとりで仕事場にこもってやっている人もいれば、家族経営の商売のひともいる、作家としてデビューしている人も、数人ていど雇っているひともいる、趣味の人も、・・・・・・・

「仕事」の種類も方法も、いろいろある。それを、みな、だれでも、「やっていく」ことで、見つけた、つかんだ、のです。

最初から、「できていた」わけではないのです。

みな、楽しく、いい顔をしていたと思う。それもね、「フェア」の日ですからね。

かれらも、また今日からは、悩みの日々をスタートさせているのです。きっと。

              
                              

就職活動に踏み出せない若者へ

2007-05-27 10:22:09 | 衣・考
私ぐらいの歳になると、「人生は、やっていればいいんだ!」と思えてくる。

私も、若いときは、いちいち構えて、入れ込むから、大変だった。なにもかも。

入れ込んでるのは自分だけ。そんなことだれも見ていやしない。

皆、それぞれ自分のことに忙しいもの。

就活は、「一大事」とは思うよ。

でも、一生の長さの中でイメージしてみてください。

学生から社会人になるだけのこと。

あなたにとっては「一大事」でも、親や友人にとってさえ「あ、そう」ぐらいのこと。

単なる「人生の一歩」です。

坦々と歩いていくだけのことです。

で、歩いてさえいれば、面白いことに出会えます。

今、タイミングですよ!!!                

今日は「クラフトフェア松本」に、出かけよう!

2007-05-26 10:14:23 | 衣・考
絶好のクラフトフェア日和となりました。   嬉しいですねー!

「衣デザイン生」には、特典あり!→ゲート3の掲示を見ている人は知っている!

「クラフトフェア松本」は、今や、松本が誇る?全国的に有名なイベントです。

出品者も、見物人も、全国から集まります。

私は、「接点」程度のおつきあいですが、初回から、大好きなイベントです。

長いこと、衣デザインの講師をしている蒔田さん夫妻が中心となって、「あがたの森」の芝生の使用許可を求めて「署名運動」をしたところからスタートしたので
す。
20年ぐらい前のこと。

知人ではなかったけれど、署名はした。

その後の出会いで「ああ、この人たちが」ととても納得した記憶がある。




「クラフトフェア松本」の魅力


場所の気持ちよさ、最高!--使い方もうまい!

季節がいい!   今日も最高!---予想最高気温27度c 
                     シャツ1枚が心地よい

全員が幸せな顔にみえる----犬、猫他まで。

ステキな出会いがあるーーー人、モノ、風、空

美味しい出店もあるーーーオーガニック食材とか・・・

講堂内の展示1,2階もお忘れなく!          



就活ー面接試験ー服装

2007-05-25 15:06:57 | 衣・考
学生からの質問

「2次面接に、1回目と同じ服でいいですか?」

季節感さえずれていなければ、「よい」と思います。

就活というのは、なにかと「お金がかかる」ことは、大人は承知です。

だから、たとえアパレル系でも、次々違う服装でなくてはならない、なんてことはない。

とにかく、服装は、どんなときも「味方」につけられます。

もし、あなたが「スタイリスト」志望であれば、その作戦で。

誠実さを演出したいなら、またそれもよい、というわけです。

いずれにしても「あなたらしさ」をいつも大切に!     

デザインポートフォリオ完成!

2007-05-25 09:25:21 | 衣・考
3,4年生全員が、今年最初のデザインポートフォリオを完成した!

満足気な顔に、私も大変うれしい!

デザインポートフォリオは、私としては「最重要課題」と位置づける。

就活に、留学試験に、自分確認に、勉強の復習に、・・・・・・
大変役にたち、効果的なものなのです。

たぶん学生本人は、完成はさせても、その目的や成果についての実感はないと思う。

しっかり取り組んだ者には、じわーっと効果がでてくる。

製作過程では、逃げたくなった人も何人もいたと思うが、3、4年生になると、そこは「大丈夫」なのが、嬉しい。

もう、人生、大丈夫、とさえ、昨日は思ってしまったぐらい!?

さあ、また、次へ、鍛えがいがあります!           

就職活動 - ヘアデザインで得するよ!

2007-05-23 09:23:16 | 衣・考
今や就活は年中行事、とはいえ、松本衣デザインでは、この時期が真っ盛り。

で、学生をみていて気になるのが「ヘアスタイル」です。

基本的には「明るい」印象が好まれます。それを演出する方法としては、

「肌をみせる=顔を出す」です。

長い髪、前髪は要注意!

若い人の肌というのは、とても明るくて、美しい物です。

この季節の白い綿シャツと、とても似合います。

思い切って、前髪をあげて、髪をまとめてみてください。

驚くほど、第一印象が明るくなります。

初対面の相手というのは、3-5メートルぐらいの距離から意識すると、私は考えます。

「顔」ではなく、まず「全体」なのです。

また、あなたを見ているのは(就活で)同年代の若者ではなく、たいていの企業では一世代ぐらい年上なのです。

あなたの魅力は、何といっても、「若さ」なのです。

もっと広い視野の中に自分をおいて、鏡の中での演出はほうっておいて、「全身」で、アピールしよう!

「舞台」スタイリングぐらいの距離感を!     
松本衣デザイン専門学校パソコン用HP
松本衣デザイン専門学校携帯用HP
クラブショップ ニュース

安曇野の5月 - これ以上の美しさを知りません

2007-05-21 09:27:00 | 衣・考
朝5時30分 5℃ぐらい

北アルプス大天井岳付近がまた一段と白くなった!

前山のほれぼれする形の有明山に、絹の羽衣をおもわせる、うっすらとした雲。

それを、冬とは違う5月の朝陽が照らす。

裾の雑木林の緑もしっかりと色を増した。その中に、山つつじが点々と咲く。

その手前には、田植えを終えたばかりの田。あぜ道の草花がまた素晴らしい。


自然を語るのは、いつももどかしいです。
まるで伝わらない、ともがいてしまいます。

でも、写真で、とは思いません。

皆さんの「想像力」に期待します。


こんな風景のなかで、我々は、どんな姿でいたらよいのでしょう?

何を着ていたら、風景を壊さない存在でいられるでしょう?

                              

学生へ;デザインの位置、役割

2007-05-18 17:10:48 | 衣・考
新学期が始まると、われわれも、また最初からやり直し、と毎年思います。

今年も、毎日四苦八苦です。

中でも、「服のデザイン」「デザインの方法」について、想いや思い込みが激しい学生と格闘です。

私としては、デザインというのは、コンセプトこそが大切で、ましてや「お絵かき」とはまるでちがうことだと考える。
だから、考えていくシステムと方法を指導しようとする。
絵が描ける学生は「感性」や「情緒」にうったえてくる。
また、理解するまでが、面倒であったり、面白みにかける授業なのかもしれない。

でもね、やっていくと、知らず知らずできるようになっていくんだよ、簡単で、面白くなるんだよ、と言いたい。
準備体操とか、単語を覚える、というのと同じことを、少しの間努力すると道が開けるよ、と。

最初が土台、最初が肝心!