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「老後は都会で」が大多数 田舎暮らしに不安抱く

2010-07-25 08:53:18 | Weblog
「老後は都会で」が大多数 田舎暮らしに不安抱く 2010年07月20日 J-CAST
http://www.j-cast.com/2010/07/19070369.html?ly=cm&p=1
 老後を田舎でのんびり暮らしたい。そんな憧れをもっている都会人は多いはずだ。田舎に転居した老夫婦のドキュメント番組「人生の楽園」(テレビ朝日系)は人気だし、田舎暮らしを支援するサイトも続々と登場している。しかし、現実を知ると、そう簡単なものではないことに気がつくようだ。
 国土交通省が2010年6月30日に発表した住まい」に関するアンケートでは「老後は田舎よりも都会に住みたい」と考えている人が73.9%と圧倒的多数だった。

田舎暮らしを始めて挫折する人が多い 
 アンケートは10年1月から2月にかけ、全国の20歳以上の男女994人から回答を得た。自然に恵まれた地方よりも、娯楽施設や医療・福祉施設などの各種施設が充実し、交通アクセスの良い都市部に住みたいという結果だった。
 老後を都会で暮らしたいと思う人がどうして多くなったのか。例えば、Q&Aサイト「ヤフー!知恵袋」を見ると、2010年6月23日にこんな質問が出ている。

「老後こそ便利な東京に住みたいという考え方は日本人のなかで珍しいでしょうか?」
 メディアの報道やネットを見ると、老後は田舎で暮らしたい、というが主流に見える。しかし、地方から上京してから15年の体験と、75歳を過ぎて車の運転が難しくなっている
実父を見ていると、東京でずっと暮らしたいと考えるようになった、というのだ。
 この質問には10の回答が付いている。そこには、
「現在も東京ですが、すぐ近くに大きな病院が何件もあるし通りに出ればタクシーはたくさん走っているし。田舎で年を取ったら大変だと感じます」
「老後を東京で生活するのは良いなぁと思います。ただ一つ心配な点は、公立の老人ホームや介護施設の空きがないことですかね」
「定年後に田舎暮らしを始めて挫折する人が多いそうですよ。車がないと暮らせない場所が多いですから買い物ひとつにしても困ってしまったり、濃密な人間関係になじめない人が多いのだとか」などと書かれていて、都会に住むことに肯定的な意見が多い。

「田舎暮らししたいなら積極的な目標持て」
 不動産経済研究所役員の福田秋生さんは、老後の居住選択に田舎を外す傾向が強くなったのは、交通が不便で病院など福祉施設が少ないことはもちろんだが、過疎化が急速に進んだことが大きな原因だと指摘する。地方経済は疲弊し、若者は都会に出て人口が減少。大手スーパーが撤退し、買い物にも支障が出ている。
田舎は都会と比べ人間関係のストレスは少ないものの、周りは老人だらけ。コミュニケーションを取ろうとしても、家が離れていて、いざというときの交流が難しい。
 「老後に田舎に住んでうまくいく人は、田舎に行って何をするのか積極的な目的を持っている人。のんびりしたいだけでは難しいと思います」と話している。



 実はこの田舎暮らし願望。これまで仕事一筋に生きてきた専業主婦を妻に持つ男性が『引退後は農地に触れながら静かに暮らしたい』とばかり、イメージ先行で、これまでのように独断で決めようとするものの、当の妻はこれまでの人間関係や生活の便利さを失いたくなくて猛反発するケースが多く、夫婦関係の不和が更に広がってしまうという事例も決して少なくありませんし、仮に夫婦双方が引退後の田舎暮らしを希望して移住したとしても、片方が介護が必要な体になったのをきっかけに、『日常の買い物をするにも坂を登るのがきつい』など、田舎暮らしのデメリットが一気に目についてしまい『こんなはずじゃなかった!!!』となることが多いんですよね…(溜息
 まあ、どうしても田舎暮らしを希望するならば、都会の自宅は保有しながら安いセカンドハウスを購入して長期滞在の別荘感覚で利用することで『理想と現実の差』を実感してもらうというのも一種のリスク回避策かと思いますし、(これは老人ホーム選びにも共通することですが)これまでの自宅を売却する場合には、人生のラストステージを過ごす場所だからこそ、(二重保有のため多少のコストアップにはつながりますが)最低でも1年は暮らして見ることで『本当にこの場所でいいのか』を再考することを個人的にはお勧めしたいと思います。

吉野家迷走 再び並270円に値引き 脱“独り負け”へ試行錯誤

2010-07-25 08:46:10 | Weblog
吉野家、再び並270円に値引き 脱“独り負け”へ試行錯誤 2010年7月20日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100720/biz1007201907033-n1.htm
 吉野家ホールディングスは20日、28~8月3日までの期間限定で、牛丼や一部定食などを110円値引きする「夏の牛丼祭」を実施すると発表した。牛丼並盛は通常の380円を270円、大盛は480円を370円に値引きする。
 ライバルの「すき家」が並盛を定価で280円に値下げ、さらに250円への値引きキャンペーンを実施し、吉野家は顧客を奪われ、“独り負け”状態にある。4月にも270円に値引きするキャンペーンを実施したが、すき家のほか、松屋も250円に値引きする対抗キャンペーンを行い、思ったような成果を得られなかった。
 吉野家は、これまで春と秋に値引きキェンペーンを実施してきた。夏のキャンペーンは、牛丼の販売を一時休止していた2005年以来という。
 吉野家の6月の既存店売上高は前年同月比15・1%減と、16カ月連続でマイナスで、2けた超のマイナスは2カ月連続。これに対し、すき家は18・7%増で4カ月連続で2けたの伸びを達成。松屋も2・1%増と3カ月連続のプラスだった。
 吉野家では、値引きキャンペーンにより、顧客動向を探りたい意向だという。

牛丼:吉野家と松屋が値下げ 価格競争が過熱化
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100721k0000m020087000c.html
 吉野家ホールディングスは20日、28日から8月3日までの期間限定で、「牛丼」並盛りを通常の380円から270円に値下げすると発表した。松屋フーズも対抗して、7月29日から8月5日まで、「牛めし」並盛りについて320円から250円への値引きを決めた。
 「すき家」のゼンショーも「近く何らかのキャンペーンを検討したい」としており、手軽な外食の機会が増える夏を迎え、大手チェーンによる集客力を高める値下げ競争が過熱してきた。
 吉野家は4月にも期間限定で270円に値引きしたが、競合する松屋とすき家もそれぞれ250円で販売。吉野家は、より価格が安い両社に顧客を奪われる形となり、2010年3~5月期連結決算の売上高が、前年同期比で7.5%減少と低迷した。

「すき家」も2週間限定で牛丼値下げ、並盛“最安値”250円 大手3社再び激安戦争 2010年7月22日 
産経夕刊 http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100722/biz1007221002010-n1.htm
毎日夕刊 http://mainichi.jp/select/biz/news/20100723k0000m020035000c.html
 牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーは22日、期間限定で、牛丼の並盛を通常の280円から業界最安値の250円に値下げすると発表した。今月27日から2週間、「夏の感謝祭」と題した値下げキャンペーンを実施する。
 「吉野家」を展開する吉野家ホールディングスや、「松屋」の松屋フーズの競合2社も、同時期に牛丼の値下げキャンペーンを実施する方針。牛丼最大手「すき家」のゼンショーが対抗手段を取る形で、大手3社による「牛丼」激安戦争が再燃した形だ。
 「すき家」が実施する今回の値下げは、27日午前9時から8月10日午前9時までの2週間、牛丼類全品を通常価格の30円引きで販売する。同社の並盛の値下げ価格250円は、「松屋」と同じ業界最安値での販売となる。
 このほか、牛丼のミニが230円から200円に、大盛が380円から350円にそれぞれ値下げされる。
 対象店舗は「すき家」全1473店。同社は今年4月、6月にそれぞれ牛丼の期間限定値下げを実施したが、150店限定で行っていた。今回の値下げは全店規模で行う予定で、これだけ大規模な値下げキャンペーンは初めてとしている。
 一方、吉野家は28日から8月3日の間、「牛丼」など9つのメニューを通常価格から110円引きにする。牛丼の並盛は380円から270円に、大盛は480円から370円にそれぞれ値下げする。
 また、松屋も29日から8月5日まで「牛めし」並盛を320円から250円に、大盛420円を350円にそれぞれ値下げする方針。
 今年に入り、牛丼大手3社が期間限定の「牛丼」値下げを仕掛け、激安戦争の様相を呈している。値下げ戦略で、「すき家」や「松屋」は売り上げを伸ばしているが、老舗の「吉野家」は苦戦している。

牛丼「価格戦争」に乗り遅れ 吉野家巻き返しへの遠い道のり 2010年7月23日 J-CAST
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/backnumber/n_yosinoya__20100723_4/story/20100723jcast2010271631/
 吉野家の値下げキャンペーンは吉と出るか。
牛丼チェーン各社が値下げ合戦を繰り返す中、吉野家も2010年7月下旬から牛丼を270円に値下げする。あくまで「期間限定」の価格というが、ゼンショー、松屋との「価格戦争」に乗り遅れ、後手後手が続いている。
 2010年7月20日、吉野家が7月28日から8月3日までの期間、「夏の牛丼祭」を実施すると発表した。期間中、対象メニューが110円引きとなるキャンペーンで、牛丼並盛りの場合、通常380円が270円になる。沖縄県内の店舗など一部を除いて、全国の吉野家店舗で行う。

ゼンショー、松屋は何度も値下げキャンペーン実施
 牛丼チェーン業界では09年末から値下げ合戦が続いている。それまで大手牛丼チェーンの最安値はすき家の330円だったが、12月3日、松屋が320円に値下げ。その直後の7日には、すき家が更に安い280円に改訂した。
 その後は、松屋とすき屋が散発的に値下げキャンペーンを実施。10年春から7月にかけて牛丼が250円になるキャンペーンを何度も繰り返してきた。
 一方の吉野家はというと、4月に一度270円になるキャンペーンを実施したものの、基本的には静観、380円で売り続けてきた。10年春以降、すき家のゼンショーが既存店での売上が前年度比1~2割増、松屋が2~6%増を記録する中、吉野家は1~2割減と、「1人負け」の状態が続いていた。
 今回の値下げキャンペーンについて、吉野家の広報担当者は、「他社との競争で値下げするのではない」と強調する。8月は一年の中でも客足が伸びる。その時期に吉野家で牛丼を食べ、「やっぱり牛丼は吉野家」だと再認識してもらいたいのだという。
「春のセールは新聞でも取り上げられ大きく盛り上がりました。前年度の売上は超えられませんでしたが、手応えは感じましたし、多少回復もしました。今回も盛り上がれば」と話す。ただ、値下げといってもあくまで「期間限定」。キャンペーン終了後はもとの380円に戻るが、通常価格の値下げは「考えていません」としている。

「客の流れが既にゼンショー、松屋の方にいっている」
 吉野家の値下げキャンペーンについて、外食産業に詳しい経済ジャーナリストの中村芳平さんは「どれだけ離れた客を戻せるか。ゼンショーの安売りがボディブローのように効いてきている」と指摘する。客の流れが既にゼンショー、松屋の方にいっており、吉野家が取り戻そうとしても難しい、と見る。
「吉野家に固定ファンがいるのは確かですが、他と50~100円も違ったら行かなくなります。それに、最近はすき家も味が良くなっています。吉野家は、価格通りの価値があるから値下げはできないとしていますが、本当に吉野家の牛丼は優れているのか。固定ファンがいるからといって、それに甘えて殿様商売をしてはいけません」吉野家HDは、10年2月期の連結決算で、過去最悪となる最終損益89億円の赤字を記録。7月8日に発表された3~5月期連結決算でも、最終赤字7億円だった。今後の業績によっては、4月から吉野家社長を兼任している、吉野家HDの安部修仁社長の責任問題に発展する可能性も指摘されている。
「今回の値下げにしても、後手後手な印象。長期的な戦略がなく、経営に迷いがあるように見えます。価格戦争に参加するならチマチマやるのではなく、とことんやればいいんです。今度も負けるようだと、株主も黙っていないかも知れません」




 ん…。どうも最近の吉野家は迷走を続けていますね…。
 牛丼が売上の主要メニューである吉野家と異なり、カレーや各種定食など複数のメニューを用意することで『損して得取れ』作戦が取れるライバルチェーンの場合、吉野家が価格を引き下げれば、顧客を奪われまいとより安い価格をつけて対抗してくることくらい、すぐにわかりそうなものですし、吉野家が生き残るには価格以外の要素で差別化を訴えるしかないと思うのですが、このような価格頼りの戦略を繰り返している限り、フランチャイズチェーンの経営も苦しくなり、本社の業績も急降下し続けることになりそうな嫌な予感がしてなりません。
 今は、コンビニも低価格弁当を販売するなど、ライバルは飲食業界全体に広がり、またマクドナルドという同じ低価格戦略を取るガリバー的存在とも競合するのですから、もう少し真剣に中長期的戦略を考えるべきだと思うんですけどね…(呆れ

亀井氏の「千手観音になる」発言も、国民新党は社民との参院統一会派先送り

2010-07-25 08:37:23 | Weblog
「千手観音になる」亀井氏がパイプ役に意欲 2010年7月18日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100718-OYT1T00186.htm
 参院選で議席獲得に失敗した国民新党が、与党内で何とか存在感を発揮しようと、手探りを続けている。
 「おれは千手観音になる。民主党には仕掛けができない」亀井代表は最近、周囲にこう語り、参院での過半数を失った与党と、野党との「パイプ役」に意欲を示した。亀井氏が連携相手に見込む一番手は、連立を離脱した社民党だ。法案採決で社民党の協力が得られれば、参院で否決された法案を再可決するのに必要な衆院の「3分の2」の議席を確保できるからだ。
 国民新党はまず、衆参両院での統一会派を社民党に打診したが、衆院では拒否された。参院では協議を継続するが、社民党内に異論があるうえ、国民新党でも森田高、亀井亜紀子両参院議員が「支持者の理解を得られない」と否定的な見解を示しており、先行きは明るくない。
 新党改革、たちあがれ日本など「第3極」政党との連携はさらに厳しい。
 亀井氏は参院選の期間中に、新党改革の舛添代表に「選挙後の連携」を呼びかけたが、新党改革は選挙後、たちあがれ日本と参院で統一会派を組むと発表した。こうした政党からは、「国民新党との連携は、連立離脱が前提だ」とけん制する声も漏れる。
 民主党からも「参院選敗北で焦っているのかもしれないが、あまりかき乱されるとかえって迷惑だ」という声が出ている。国民新党の苦悩は続きそうだ。

国民新党と社民、参院統一会派先送り 2010年07月22日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100721-OYT1T00987.htm
 国民新党と社民党は21日、参院での統一会派結成を当面見送ることで一致した。
 統一会派構想は国民新党側が打診したが、同党内に慎重論が浮上した。国民新党の森田高政調会長は21日、社民党の又市征治副党首と電話で会談し、9月の臨時国会に向け、改めて協議することを確認した。 両党は衆院での統一会派結成はすでに断念している。




 空気が読めていない政治家と言えば、「龍馬の親戚」発言をやらかして、当の龍馬の子孫から猛クレームがきた鳩山弟(鳩山邦夫氏)をまず思い出しますが、最近の亀井静香国民新党代表も、どうも鳩山弟に近い存在になってきた気がしますね…(苦笑
 そもそも、郵貯の預入限度額と簡保の限度額引き上げを強行しようとする(郵貯の限度額はともかく、簡保の限度額は審査の厳格化など、国民にはメリットはないでしょうね…)など、あれだけ癖の強い政治家が調整タイプになれるはずがありませんし、現在では6名まで減ってしまった国民新党の国会議員のうち、42歳と国会議員としてはかなりの若手に入る森田高氏や亀井久興の長女で同じく若手に入る45歳の亀井亜紀子氏が万が一にも袂を分かつようなことになれば、残りの4名は64歳の自見庄三朗氏、73歳の亀井静香氏、71歳の松下忠洋氏、48歳の下地幹郎氏。
 もし48歳でまだ政治家としての将来もある下地幹郎氏も逃げ出すようなことになれば、それこそたちあがれ日本や新党改革などと国民の目から区別がつかなくなり、また郵政問題で固執している頭の固い政党という固定イメージが定着しかねないだけに、さすがに若手3人組のうちの2人(森田高氏&亀井亜紀子氏)までも離脱するリスクを冒してまでは参議院で社民党と統一会派を結成するメリットはないと判断したのではないでしょうか…。
 自軍の影響力を確保しようと焦るあげく、肝心の身内から離脱者を出してはそれこそ意味がありませんし、(連立を組んでいる民主党など)対外的にはかなりの強硬姿勢を見せている亀井氏でも、今回ばかりは折れざるを得なかったものと思われます。

81歳死亡:車に8時間置き去り 熱中症か…千葉・木更津

2010-07-25 08:28:39 | Weblog
81歳死亡:車に8時間置き去り 熱中症か…千葉・木更津 2010年07月24日 
毎日 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100725k0000m040133000c.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100724-OYT1T00913.htm
 24日午後5時40分ごろ、千葉県木更津市羽鳥野の高齢者福祉施設「めぐみの家」駐車場に止めた送迎用ワゴン車内で、同市貝渕の無職、宇田川美知子さん(81)が倒れているのを施設職員が発見し119番した。既に心肺停止状態で、駆け付けた医師がその場で死亡を確認した。炎天下の車内に約8時間置き去りにされたとみられ、県警木更津署は熱中症の可能性もあるとみて死因などを調べるとともに、業務上過失致死容疑も視野に施設側から事情を聴いている。
 同署によると、宇田川さんは施設のデイサービスを受けるため、午前8時45分ごろ自宅へ迎えに来たワゴン車に乗り、他の利用者ら4人とともに施設に向かった。同9時15分ごろ着いたが、炎天下の屋外駐車場に止めた車内に放置されたとみられる。施設関係者は「いつもより乗せた人数が多かったため宇田川さんを降ろし忘れた」と話しているという。
 帰宅準備を始めた施設職員が午後5時半ごろ、宇田川さんがいないことに気付き、車を確認して発見。宇田川さんは朝に着席した3列シートの最後部で、倒れていたという。
歩行が不自由で、自力では車外に出られなかったらしい。ワゴン車には、委託を受けた男性運転手(70)の他に施設職員は同乗していなかった。
 独立行政法人福祉医療機構のサイトによると、めぐみの家は定員は12人で、木更津・君津両市でデイサービスを提供している。
 気象庁によると、24日の木更津市は晴れで、午後0時26分に最高気温34.6度を記録した。



 熱中症と言えば、千葉県の木更津市ではデイサービス施設の送迎用ワゴン車で、お年寄りが忘れ去られ車内に8時間も放置され死亡するという痛ましい事件もありました。
 それにしても、バスが到着したのが9時15分頃で、午後5時頃になって施設の職員が宇田川さん(被害者)の姿が見当たらないのに気がついて捜索したところ、送迎車最後部の3列目の座席に座った状態でいるところを発見したそうですが、利用予定者の名前くらいはチェックしているでしょうし、少なくともお昼時間になっても姿を現さないことに何の不審感も抱かないというのも、サービス業しかも人の命を預かるお仕事ととしてどうなんだか…(呆れ
 最近は『介護施設には将来的に需要がある』とでも見ているのか、異業種からの参入業者も増え、低賃金の待遇故に働き手の確保にも苦労。職員の人材の質も低下を余儀なくされているのだと思いますが、10分や20分気がつかなかったというのならばともかく、8時間も放置では事業所の過失責任も間逃れられない(しつこいようですが、足が不自由な方なのに、お昼時にいない時点で不審に思わないものでしょうか…)でしょうし、利用する側も送り出す家族の側も何を信じればよいのかわからなくなってしまいそうです…(溜息

全国150カ所以上で猛暑日、熱中症で20人死亡

2010-07-25 08:22:31 | Weblog
全国150カ所以上で猛暑日、熱中症で20人死亡 2010年7月25日 共同
 勢力の強い太平洋高気圧に連日覆われた日本列島は、24日も気象庁の観測点150カ所以上が気温35度以上の「猛暑日」。茨城、群馬、栃木、埼玉、千葉、三重各県で熱中症とみられる症状で少なくとも計20人が死亡した。
 岐阜県の多治見で、この日の国内最高の38.6度を観測した。福島県の石川では、観測史上最高タイの36.2度を記録。兵庫県の西脇36.3度、滋賀県甲賀市の信楽34.1度など、4県の計5地点は7月最高(過去タイ記録含む)だった。
 気象庁によると、25日は雨で極端な高温が一段落する地域もあるが、北海道と東北、関東甲信、東海、近畿、沖縄は28日ごろから、九州北部は30日ごろから1週間程度、かなりの高温になる恐れがあり、同庁は「異常天候早期警戒情報」を出した。

熱中症、関東では16人死亡 埼玉は7日間で33人に 2010年7月25日 共同
 厳しい暑さとなった関東地方では24日、高齢者を中心に熱中症とみられる症状を訴える人が相次ぎ、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉の各県で少なくとも計16人が死亡したことが分かった。各自治体はこまめな水分補給などの対策を呼び掛けた。
 埼玉県では吉川市の男性(71)が畑で倒れているところを発見され、搬送先の病院で死亡が確認されたほか、川口市で男性(27)が自宅で死亡するなど20~90代の男女10人が死亡した。埼玉県の熱中症(疑いも含む)による死者は梅雨明け翌日の18日以降24日までの7日間で33人に上った。
 千葉県警によると、千葉県松戸市で75歳と83歳の女性が熱中症とみられる症状で死亡。いずれも一人暮らしだった。また木更津市の介護施設敷地内に駐車中のワゴン車内で、利用者の女性(81)が死亡し、炎天下の車内で熱中症になった可能性もあり、県警は業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。
 茨城県つくば市では女性(84)が自宅で倒れていたと家族から119番があり、搬送先の病院で熱中症による死亡と確認された。栃木県茂木町では女性(75)が畑で農作業中に倒れ、搬送先の病院で死亡。群馬県大泉町でも一人暮らしの女性(89)が自宅で車いすに座ったまま死亡しているのを、訪ねてきた親族が発見した。

連日の猛暑…熱中症の原因と対策は? 2010年07月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100724-OYT1T00675.htm
 連日の猛暑で続出する熱中症患者。 日が照りつける屋外はもちろん、室内で発症するケースも少なくない。熱中症の原因と対策を探った。
 熱中症とは、熱けいれんや熱失神、熱射病など暑さが原因で起こる症状の総称。人間の体は、暑さを感じると、自律神経の働きにより、皮膚に血液を多く流したり、発汗を促したりして熱を外に逃がし、体温を調節する。だが、高温下に長時間いると過剰に発汗して水分や塩分が失われ、体温調節ができなくなるほか、脱水症状や熱けいれんが起きる。汗が血液中の水分も奪うことで循環器にも影響を与え、熱失神につながることもある。
 湿度もかかわっている。汗は蒸発する時に体内の熱を奪うが、湿度が高ければ汗は蒸発しないまま、皮膚の表面にたまる。大阪市立大の河端隆志准教授(環境生理学)は「湿度が高く、風もなければ室内でも熱中症になる」と警告する。
 熱中症による死者は近年、増加傾向。厚生労働省の人口動態統計によると、1999年から2006年までは200~400人台で推移していたが、07年は904人に跳ね上がり、08年も569人に上った。
 熱中症の患者で特に多いのが高齢者だ。総務省消防庁によると、今年は5月31日から今月18日までの間に5574人が救急搬送されているが、その約4割にあたる2282人が65歳以上だった。京都女子大の中井誠一教授(運動衛生学)は「高齢者は体温の調節機能が衰えており、体内の水分量も若い人より少ない。暑さに対する感覚が鈍くなり、まめに補給しない人が多いことも影響している」と指摘する。
 熱中症対策の柱は脱水と高体温を避けることだ。脱水を防ぐには水分補給が基本。起きた時や出掛ける前などに0・1~0・2%ほどの塩分を含んだコップ1杯の水を飲んでおくと、脱水症状になりにくい。高体温の防止には、ゆったりとした通気性の良い服を着るのも効果的だ。
 中井教授は「今年は梅雨明け直後から暑い日が続いている。体がまだ暑さに慣れていないため、余計に注意が必要だ」と話している。



 う~ん。昨日の土曜日24日も岐阜の多治見で最高気温が38.6度ですか…(滝汗
 日本各地で観測地点最高気温を続々と更新してきたこの1週間でしたが、埼玉県だけでも熱中症による死者が7日間で44人に及び、昨日も関東だけで少なくとも16人が死亡。
 熱中症と言うと、つい激しいスポーツを行っている時に罹るというイメージが強いのですが、ここまで気温が上がると、たとえ室内にいても小まめな水分補給を行ったり、エアコンで体温調節しなければ熱中症にかかるケースも少なくありませんし、また高齢者の中には視力が不自由でエアコンのリモコンが上手く使えないといったケースも散見されるだけに、個々人が注意することは勿論ですが、近所でお声かけを行うなど社会全体が1人で住むお年寄りに気を配る必要もあるのではないかと思います。