ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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連日の最高気温更新 19日36.8度→20日38度→21日38.9度 熱中症に十分気をつけて下さい!

2010-07-21 17:55:15 | Weblog
暑い!ついに38度 欧州も異常高温 2010年7月20日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100720/dst1007201653014-n1.htm
 日本列島は20日も、勢力の強い太平洋高気圧に覆われて広範囲で夏空が広がり、気温がぐんぐん上昇。群馬県の伊勢崎では午後1時40分に最高気温38・0度を観測するなど、各地で気温35度以上の「猛暑日」となる厳しい暑さが続いた。
 気象庁によると、今年は日本だけでなく、欧州なども記録的な暑さに見舞われ、ロシアでは各地に非常事態宣言が出る事態となっている。
 同庁の観測では、気温の高かった主な地点は、前橋と岐阜県の多治見37・3度、大分県の玖珠や埼玉県の熊谷、山梨県の勝沼36・8度など。この日は、秋田県を除く46都道府県で気温30度以上の「真夏日」を記録した。
 海外でも7月、ロシア南部のアストラハニで10~12日の最高気温が40度に達したほか、ポルトガルのリスボンでは5日に39度、ドイツのポツダムで11日に38度を観測した。

げんなり、群馬で38・9度 列島、体温超す猛暑続く 2010年07月21日 共同
http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010072101000386.html
 日本列島は21日も、北海道と沖縄を除く広い範囲が太平洋高気圧に覆われ、東日本を中心に人間の体温を超す厳しい暑さが続いた。群馬県の館林では午後3時16分、最高気温38・9度を観測。東京都心(大手町)も午後2時すぎに36・2度まで上がり、今年初の「猛暑日」となった。
 気象庁によると、この日は全国47都道府県で気温が30度以上の「真夏日」となった。島根県の横田で35・4度など群馬、栃木、島根3県の計4カ所で、各地点の観測史上最高を記録した。 同庁は、熱中症に厳重に注意するよう呼び掛けている。
 気象庁によると、気温が高かった主な地点は、前橋38・5度、埼玉県の寄居38・2度、茨城県の古河37・7度、岐阜県の多治見と東京都の練馬37・6度など。
 気象庁によると、22日は沖縄の天候も回復、北日本を除き全国的に晴天となり、猛暑日や真夏日となる地域が多い見通し。

熱中症、60歳以上は特に注意 スポーツしなくても発症 2010年7月21日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/science/update/0721/TKY201007210342.html
 60歳以上で熱中症になった人の6割が日常生活の中で発症していることが、日本救急医学会の調査でわかった。高齢者は重症化しやすいため、専門家はエアコンなどによる室温の管理や十分な水分補給を呼びかけている。
 調査は学会が2008年6~9月に実施した。全国の救命救急センターや救急科のある82施設で、調査期間中に熱中症で受診した913人を調べた。60歳以上の228人のうち、63%にあたる144人が特にスポーツや仕事をしているわけではない日常生活で発症していた。
 症状を3段階に分けると軽症では、めまいやこむら返りが起こる。中等度は頭痛、嘔吐(おうと)、倦怠(けんたい)感。重症の場合は意識障害や肝、腎機能障害など。重症の198人のうち4割の81人が60歳以上だった。
 調査責任者の三宅康史・昭和大准教授によると、初期症状は頭痛やめまい、吐き気などで特有の症状ではないので気づきにくい。高齢者は暑さに対する感覚が鈍く、若い人より体内の水分量が少ないので体温が上昇しがちだ。このため熱中症になりやすい。熱中症は屋内でも発症する。湿度計付き温度計を置き、室温28度、湿度60%になったらエアコンを使うなど、目で確認できる温度の管理が重要だという。
 三宅さんは「高齢者はのどの渇きを感じなくてもこまめな水分補給をして、エアコンや扇風機を使って定期的に室温を下げることが予防への一歩」と話している。




 一昨日19日の最高気温が36.8度ならば、20日はとうとう38度を記録。熱中症による死者も3人出て、うち2人は石川県で農作業中の80台の方が自分の畑で意識を失って搬送されるも処置が間にあわなかったという最悪の事態に…。
 そして、今日21日は群馬で38.9度を記録したようです…(絶句

 まあ、農作業中の場合は『手が汚れているから…』といった理由で、どうしても水分補給も『作業が一区切りついててから…』となりがちになるのかもしれませんが、高齢になればなるほど、喉の渇きに気が付きにくくなり、気が付いたら手遅れになるケースも決して少なくありませんし、中には深夜に尿意を催し起き上がろうとしても起き上がれず、家族に助けを求めたものの、処置が遅れ下半身が不自由になってしまった女性の事例も…。
 今年のように、3連休に入って急に気温が急上昇したようなケースでは、まだ体が暑さに適応しきれていません(通常慣れるまで1~2週間程度はかかると言われています)し、このように水分補給の遅れは致命的なことにもなりかねないだけに、『トイレが近くなる』ことを気にすることなく、このような常識を超えるような暑い時期には、適切な水分補給(汗をかくのと同時に塩分も失うため、単なるお茶よりはスポーツドリンクの方が好ましいです)を心がけることで熱中症の予防に努めてほしいと思います。