全国150カ所以上で猛暑日、熱中症で20人死亡 2010年7月25日 共同
勢力の強い太平洋高気圧に連日覆われた日本列島は、24日も気象庁の観測点150カ所以上が気温35度以上の「猛暑日」。茨城、群馬、栃木、埼玉、千葉、三重各県で熱中症とみられる症状で少なくとも計20人が死亡した。
岐阜県の多治見で、この日の国内最高の38.6度を観測した。福島県の石川では、観測史上最高タイの36.2度を記録。兵庫県の西脇36.3度、滋賀県甲賀市の信楽34.1度など、4県の計5地点は7月最高(過去タイ記録含む)だった。
気象庁によると、25日は雨で極端な高温が一段落する地域もあるが、北海道と東北、関東甲信、東海、近畿、沖縄は28日ごろから、九州北部は30日ごろから1週間程度、かなりの高温になる恐れがあり、同庁は「異常天候早期警戒情報」を出した。
熱中症、関東では16人死亡 埼玉は7日間で33人に 2010年7月25日 共同
厳しい暑さとなった関東地方では24日、高齢者を中心に熱中症とみられる症状を訴える人が相次ぎ、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉の各県で少なくとも計16人が死亡したことが分かった。各自治体はこまめな水分補給などの対策を呼び掛けた。
埼玉県では吉川市の男性(71)が畑で倒れているところを発見され、搬送先の病院で死亡が確認されたほか、川口市で男性(27)が自宅で死亡するなど20~90代の男女10人が死亡した。埼玉県の熱中症(疑いも含む)による死者は梅雨明け翌日の18日以降24日までの7日間で33人に上った。
千葉県警によると、千葉県松戸市で75歳と83歳の女性が熱中症とみられる症状で死亡。いずれも一人暮らしだった。また木更津市の介護施設敷地内に駐車中のワゴン車内で、利用者の女性(81)が死亡し、炎天下の車内で熱中症になった可能性もあり、県警は業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。
茨城県つくば市では女性(84)が自宅で倒れていたと家族から119番があり、搬送先の病院で熱中症による死亡と確認された。栃木県茂木町では女性(75)が畑で農作業中に倒れ、搬送先の病院で死亡。群馬県大泉町でも一人暮らしの女性(89)が自宅で車いすに座ったまま死亡しているのを、訪ねてきた親族が発見した。
連日の猛暑…熱中症の原因と対策は? 2010年07月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100724-OYT1T00675.htm
連日の猛暑で続出する熱中症患者。 日が照りつける屋外はもちろん、室内で発症するケースも少なくない。熱中症の原因と対策を探った。
熱中症とは、熱けいれんや熱失神、熱射病など暑さが原因で起こる症状の総称。人間の体は、暑さを感じると、自律神経の働きにより、皮膚に血液を多く流したり、発汗を促したりして熱を外に逃がし、体温を調節する。だが、高温下に長時間いると過剰に発汗して水分や塩分が失われ、体温調節ができなくなるほか、脱水症状や熱けいれんが起きる。汗が血液中の水分も奪うことで循環器にも影響を与え、熱失神につながることもある。
湿度もかかわっている。汗は蒸発する時に体内の熱を奪うが、湿度が高ければ汗は蒸発しないまま、皮膚の表面にたまる。大阪市立大の河端隆志准教授(環境生理学)は「湿度が高く、風もなければ室内でも熱中症になる」と警告する。
熱中症による死者は近年、増加傾向。厚生労働省の人口動態統計によると、1999年から2006年までは200~400人台で推移していたが、07年は904人に跳ね上がり、08年も569人に上った。
熱中症の患者で特に多いのが高齢者だ。総務省消防庁によると、今年は5月31日から今月18日までの間に5574人が救急搬送されているが、その約4割にあたる2282人が65歳以上だった。京都女子大の中井誠一教授(運動衛生学)は「高齢者は体温の調節機能が衰えており、体内の水分量も若い人より少ない。暑さに対する感覚が鈍くなり、まめに補給しない人が多いことも影響している」と指摘する。
熱中症対策の柱は脱水と高体温を避けることだ。脱水を防ぐには水分補給が基本。起きた時や出掛ける前などに0・1~0・2%ほどの塩分を含んだコップ1杯の水を飲んでおくと、脱水症状になりにくい。高体温の防止には、ゆったりとした通気性の良い服を着るのも効果的だ。
中井教授は「今年は梅雨明け直後から暑い日が続いている。体がまだ暑さに慣れていないため、余計に注意が必要だ」と話している。
う~ん。昨日の土曜日24日も岐阜の多治見で最高気温が38.6度ですか…(滝汗
日本各地で観測地点最高気温を続々と更新してきたこの1週間でしたが、埼玉県だけでも熱中症による死者が7日間で44人に及び、昨日も関東だけで少なくとも16人が死亡。
熱中症と言うと、つい激しいスポーツを行っている時に罹るというイメージが強いのですが、ここまで気温が上がると、たとえ室内にいても小まめな水分補給を行ったり、エアコンで体温調節しなければ熱中症にかかるケースも少なくありませんし、また高齢者の中には視力が不自由でエアコンのリモコンが上手く使えないといったケースも散見されるだけに、個々人が注意することは勿論ですが、近所でお声かけを行うなど社会全体が1人で住むお年寄りに気を配る必要もあるのではないかと思います。
勢力の強い太平洋高気圧に連日覆われた日本列島は、24日も気象庁の観測点150カ所以上が気温35度以上の「猛暑日」。茨城、群馬、栃木、埼玉、千葉、三重各県で熱中症とみられる症状で少なくとも計20人が死亡した。
岐阜県の多治見で、この日の国内最高の38.6度を観測した。福島県の石川では、観測史上最高タイの36.2度を記録。兵庫県の西脇36.3度、滋賀県甲賀市の信楽34.1度など、4県の計5地点は7月最高(過去タイ記録含む)だった。
気象庁によると、25日は雨で極端な高温が一段落する地域もあるが、北海道と東北、関東甲信、東海、近畿、沖縄は28日ごろから、九州北部は30日ごろから1週間程度、かなりの高温になる恐れがあり、同庁は「異常天候早期警戒情報」を出した。
熱中症、関東では16人死亡 埼玉は7日間で33人に 2010年7月25日 共同
厳しい暑さとなった関東地方では24日、高齢者を中心に熱中症とみられる症状を訴える人が相次ぎ、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉の各県で少なくとも計16人が死亡したことが分かった。各自治体はこまめな水分補給などの対策を呼び掛けた。
埼玉県では吉川市の男性(71)が畑で倒れているところを発見され、搬送先の病院で死亡が確認されたほか、川口市で男性(27)が自宅で死亡するなど20~90代の男女10人が死亡した。埼玉県の熱中症(疑いも含む)による死者は梅雨明け翌日の18日以降24日までの7日間で33人に上った。
千葉県警によると、千葉県松戸市で75歳と83歳の女性が熱中症とみられる症状で死亡。いずれも一人暮らしだった。また木更津市の介護施設敷地内に駐車中のワゴン車内で、利用者の女性(81)が死亡し、炎天下の車内で熱中症になった可能性もあり、県警は業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。
茨城県つくば市では女性(84)が自宅で倒れていたと家族から119番があり、搬送先の病院で熱中症による死亡と確認された。栃木県茂木町では女性(75)が畑で農作業中に倒れ、搬送先の病院で死亡。群馬県大泉町でも一人暮らしの女性(89)が自宅で車いすに座ったまま死亡しているのを、訪ねてきた親族が発見した。
連日の猛暑…熱中症の原因と対策は? 2010年07月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100724-OYT1T00675.htm
連日の猛暑で続出する熱中症患者。 日が照りつける屋外はもちろん、室内で発症するケースも少なくない。熱中症の原因と対策を探った。
熱中症とは、熱けいれんや熱失神、熱射病など暑さが原因で起こる症状の総称。人間の体は、暑さを感じると、自律神経の働きにより、皮膚に血液を多く流したり、発汗を促したりして熱を外に逃がし、体温を調節する。だが、高温下に長時間いると過剰に発汗して水分や塩分が失われ、体温調節ができなくなるほか、脱水症状や熱けいれんが起きる。汗が血液中の水分も奪うことで循環器にも影響を与え、熱失神につながることもある。
湿度もかかわっている。汗は蒸発する時に体内の熱を奪うが、湿度が高ければ汗は蒸発しないまま、皮膚の表面にたまる。大阪市立大の河端隆志准教授(環境生理学)は「湿度が高く、風もなければ室内でも熱中症になる」と警告する。
熱中症による死者は近年、増加傾向。厚生労働省の人口動態統計によると、1999年から2006年までは200~400人台で推移していたが、07年は904人に跳ね上がり、08年も569人に上った。
熱中症の患者で特に多いのが高齢者だ。総務省消防庁によると、今年は5月31日から今月18日までの間に5574人が救急搬送されているが、その約4割にあたる2282人が65歳以上だった。京都女子大の中井誠一教授(運動衛生学)は「高齢者は体温の調節機能が衰えており、体内の水分量も若い人より少ない。暑さに対する感覚が鈍くなり、まめに補給しない人が多いことも影響している」と指摘する。
熱中症対策の柱は脱水と高体温を避けることだ。脱水を防ぐには水分補給が基本。起きた時や出掛ける前などに0・1~0・2%ほどの塩分を含んだコップ1杯の水を飲んでおくと、脱水症状になりにくい。高体温の防止には、ゆったりとした通気性の良い服を着るのも効果的だ。
中井教授は「今年は梅雨明け直後から暑い日が続いている。体がまだ暑さに慣れていないため、余計に注意が必要だ」と話している。
う~ん。昨日の土曜日24日も岐阜の多治見で最高気温が38.6度ですか…(滝汗
日本各地で観測地点最高気温を続々と更新してきたこの1週間でしたが、埼玉県だけでも熱中症による死者が7日間で44人に及び、昨日も関東だけで少なくとも16人が死亡。
熱中症と言うと、つい激しいスポーツを行っている時に罹るというイメージが強いのですが、ここまで気温が上がると、たとえ室内にいても小まめな水分補給を行ったり、エアコンで体温調節しなければ熱中症にかかるケースも少なくありませんし、また高齢者の中には視力が不自由でエアコンのリモコンが上手く使えないといったケースも散見されるだけに、個々人が注意することは勿論ですが、近所でお声かけを行うなど社会全体が1人で住むお年寄りに気を配る必要もあるのではないかと思います。
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