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麻生降ろしに「ネズミどもが騒ぐ」 森元首相

2009-05-14 16:56:38 | Weblog
麻生降ろしに「ネズミどもが騒ぐ」 森元首相 2009年5月13日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0513/TKY200905130044.html
 森元首相は12日、小沢民主党代表の辞任を受けて自民党で「麻生降ろし」が再燃するとの見方について「またネズミどもが騒ぐと党のイメージを下げる。それが分からん連中は党を辞めたら良い」と不快感を示した。成田空港で朝日新聞などの取材に語った。
 森氏は小沢氏辞任について「解散しろと言われても耐え、経済第一と言ってきた麻生さんが勝利を得た」。首相と距離を置く中川秀直元幹事長については「乱が起きることを国民が期待しているような言い方をしていて、悲しいね。武部(勤元幹事長)の方がよほど素直だ」と酷評した。



 政治家絡みの報道では、民主党小沢氏の代表辞任及び新代表に誰がなるかの話題と、鴻池官房副長官絡みの報道で紙面も埋め尽くされ、こちらはあまり注目を集めていないようですが、実は森元首相が、自民党で「麻生降ろし」が再燃するとの見方について『またネズミどもが騒ぐと党のイメージを下げる。それが分からん連中は党を辞めたら良い』発言をやらかしてくれたようです。
 この人。同じ町村派の小池氏が総裁選に出馬しようとした時も、応援するどころか逆に足を引っ張りかねない言動を繰り返すなど、どうも自分の思い通りにならないと気がすまない性格のようですが、いくらなんでも『ネズミ』扱いはあんまりでしょうし、これがかっては総理大臣を務めた人の発言かと思うと、リーダーとしての器の小ささには情けなくて力が抜けそうになります。
 自民党とすれば、今更解散もないでしょうし、細かい不満は抱えていても、新代表に鳩山氏がなれば任期満了まで麻生氏をリーダーとして突っ走るしかない(岡田さんの場合は、解散総選挙のシナリオもありうるかも…)と思いますが、案外麻生総理の足を引っ張っているのは森元総理当人なのではないかという気が今更ながらしてきました。

鴻池氏辞任、首相「健康まで任命責任になるか分かりかねる」

2009-05-14 11:51:46 | Weblog
鴻池氏辞任、首相「健康まで任命責任になるか分かりかねる」2009年5月14日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090513AT3S1301013052009.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090513-OYT1T01033.htm
朝日 http://www.asahi.com/politics/update/0513/TKY200905130270.html
産経 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090513/plc0905132008009-n1.htm
 麻生太郎首相は13日、鴻池祥肇氏が健康問題を理由に官房副長官を辞任したことについて「やむを得ない。健康まで任命責任になるのか分かりかねる」と述べ、自らの任命責任を否定した。鴻池氏が国会議員の公務用に支給されるJR無料パスを使い、4月末に女性と旅行したとの週刊誌報道は「読んでいないので詳細は知らない」と語った。国会内で記者団の質問に答えた。
 自民党の細田博之幹事長は都内で記者団に「個人的な事情だと推察するが、よく分からない」と述べるにとどめた。公明党の北側一雄幹事長は記者会見で「報道されていることが事実ならば遺憾だし、辞任は当然。政権への影響もないとはいえない」と指摘した。
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は国会内で記者団に「首相の任命責任は極めて重い」と強調。女性と旅行したとされる4月末が新型インフルエンザの初期対応と重なることにも触れ「政府が一番緊張感を持って臨まなければいけない時に何なのか」と批判した。社民党の福島瑞穂党首は記者会見で、JR無料パスの私的な利用を問題視した。



 う~ん…(苦笑 一歩間違えば、政治記者全員を敵に回しかねない局面で、麻生総理がそういうボケをかましてくるとは予想もできませんでしたねぇ…。
 もし麻生総理がこの「健康まで任命責任になるか分かりかねる」というセリフを本気(しらふ)で言っているのならば、それはそれで今世紀最大の笑えないジョークだと思うのですが、2週間前まで平気で旅行していたような方が、スキャンダルが報道された雑誌が発売される目前に突然入院する方が余程不自然ですし、100歩譲って多少の体調不良程度なら、医師立会いのもと釈明会見の一つくらい開くこともできたでしょう(どうせ防音効果の高い個室に入院しているのでしょうし、病院内で有力紙の新聞記者数名を代表者として招き入れて釈明会見をやってもらってもよかったのでは?)。
 そもそもマスコミがこの問題で騒ぎ、野党が任命責任について追求しているのは、鴻池氏の健康問題?うんぬんではなく、無料パスを平気で私用で使うような公私混同をする輩を要職につけたことと、世間が新型インフルエンザ騒ぎの時に自身の職務をわきまえずプライベートを優先していたということ。 『あまり頓珍漢な回答(迷答?)ばかりしていると、せっかく回復しかけている内閣支持率がまた下落するよ!』…と言ったら、さすがにおせっかいが過ぎるでしょうか…。

日経平均反落、一時240円超す下げ 午前終値9102円 

2009-05-14 11:41:53 | Weblog
日経平均反落、一時240円超す下げ 午前終値9102円 2009年05月14日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090514AT2D1400414052009.html
 14日の東京株式市場で日経平均株価は反落した。下げ幅は一時、240円を超え、取引時間中としては約2週間ぶりに9100円を割り込む場面があった。前日の米国株相場が大きく下落したうえ、為替相場も約2カ月ぶりの円高水準となり、幅広い銘柄に売りが先行している。
 日経平均の午前の終値は前日比237円90銭(2.55%)安の9102円59銭。前日終値は先月末に比べ6%近く高かった。短期間で大きく値上がりしたため、利益確定の売りが膨らみやすかったことも下げ幅を広げる要因になっている。


 14日午前の日経平均は、昨晩の欧米株式市場がいずれも2%を超える下落幅を記録したことに加えて、対ドル円が95円台半ばまで上昇したことなどを嫌気して、開始直後に9150円を割り込み、一時9094円70銭と9100円割れし、午前は前日比237円90銭安い9102円59銭で終了しました。
 2週間で6%近く上昇していた反動もあったのでしょうが、さすがに欧米株式市場が大幅下落+円高では、この値動きも致し方ないでしょうか。午後からの相場の値動きが気になるところです。

欧州株式市場は大幅下落 英-2.13%、独-2.16%、仏-2.42%

2009-05-14 11:38:54 | Weblog
ロンドン株13日 94.17ポイント安で終了 2009年5月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20090513c9ASB7IIAA6130509.html
 13日のロンドン株式相場は3営業日続落。FTSE百種総合株価指数は前日終値に比べ94.17ポイント(2.13%)安の4331.37で引けた。下落銘柄は80。
 銀行・保険株が全面安で引けるなど、金融関連株が相場を押し下げた。英中央銀行が四半期インフレ報告書で、景気低迷期が長引くとの見通しを示したことが売りにつながった。銀行のHSBCホールディングスや保険のプルーデンシャル、リーガル・アンド・ゼネラル(L&G)はそれぞれ5%超下落した。
 不動産のランド・セキュリティーズは、保有資産価値が減少したとの発表を受けて13%安で引けた。
 リオ・ティントやエクストラータなど鉱業株も全面安となった。
 スーパーのセインズベリーは下落。通期の利益見通しを据え置いたことで失望売りが出た。
 半面、食品サービスのコンパス・グループは、上期の増益発表が好感され、上昇した。食品・日用品のユニリーバも買われた。
 原油が小高く推移したことを受けて、石油のロイヤル・ダッチ・シェルは上げた。

ドイツ株13日 DAXは126ポイント安の4727 2009年5月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20090513c9AS2R1300K130509.html
 13日のフランクフルト株式相場は大幅続落。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前日比126.50ポイント(2.61%)安の4727.61だった。
 金融株が売られた。コメルツ銀行やドイツ銀行、保険のアリアンツが大きく下げた。鉄鋼のティッセン・クルップ、ザルツギッターは大幅続落。ドイツポストやルフトハンザもさえなかった。
 医療機器のフレゼニウスと透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアは堅調。

独コメルツ銀、傘下クラインオート・ベンソンの売却に複数が関心 2009年05月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS836249820090514
 関係筋によると、独コメルツ銀行の英プライベートバンキング部門クラインオート・ベンソンの売却をめぐり、20を超える業界関係者が関心を示しているほか、プライベートエクイティ5─10社が経営陣による買収(MBO)を支援することに関心を寄せている。
 ゴールドマン・サックスはクラインオート・ベンソンの幹部とともに売却に関する資料を作成中で、来週にも買い手候補に配布される見通し。
 同関係筋は、英スタンダード・チャータード銀行を買い手候補のうちの1社として挙げた。同筋によると、売却先は第3・四半期中に決定する予定。



 欧州3市場は、午後に入って、NYの急落振りに釣られるようにこちらも急落。
 英FTSE100は、前日比94.17ポイント安い4331.37ポイントと2.13%の下落。 
 5%超下落した銘柄だけでも、ランド・セキュリティーズが13.17%安、ゼクストラタが12.77%安、ハンマーソンが11.69%安、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシーズが11.94%安、リーガル・アンド・ゼネラルが10.99%安、カザキミスが10.73%安、リオ・ティントが10.64%安、アヴィバが9.14%安、プルデンシャルが8.54%安、ブリティッシュランドが8.47%安、リバティ・インターナショナルが8.41%安、ロンミンが8.31%安、フレスニージョが7.22%安、アント・ファガスタが7.19%安、TUIトラベルが7.01%安、ジョンソン・マッシーが6.97%安、インマルサットが6.30%安、ブリティッシュ・エアウェイズが5.95%安、インターコンチネンタルホテルズグループが5.93%安、BHPビリトンが5.89%安、ホワイブレッドが5.70%安、オールド・ミューチャルが5.69%安、カーニバルが5.35%安、アングロ・アメリカンが5.34%安、WPPグループが5.21%安で、銀行株もロイヤルバンク・オブ・スコットランドが12.64%安、バークレイズが9.59%安、スタンダードチャータードが6.11%安、HSBCが5.18%安、ロイズTSBが5.05%安と採用5銘柄とも5%を超える下落を記録。
 一方、コンパスグループが6.09%高、シレが2.75%高、ユニリーバが2.38%高など。

 独DAXは、前日比126.50ポイント(2.61%)安い4727.61ポイントで終了し、2.61%の下落。
 コメルツ銀行が11.57%安、ドイツ銀行が5.52%安。
 他、4%を超える下落幅を記録した銘柄だけでも、ザルツギッターが8.25%安、アリアンツが7.76%安、ドイツポスト・ワ-ルドネットが5.41%安、ルフトハンザが4.94%安、シーメンスが4.47%安、BMWが4.47%安、アディダスが4.40%安、BASFが4.35%安。
 一方、フレゼニウスが3.08%高、SAPが1.82%高。

 仏CAC40は、前日比78.20ポイント安い3152.90ポイントと終値ベースで3200ポイントを割り込み、2.42%の下落。
 40銘柄中35銘柄で下落し、金融株もデクシアが1.78%高だったものの、クレディ・アグリコルが8.43%安、BNPパリバが7.92%安、アクサが7.73%安、ソシエテ・ジェネラルが4.92%安。
 他、4%超下落した銘柄だけでも、ヴェオリア・エンバイロメントが11.05%安、アルカテル・ルーセントが10.04%安、 ミシュランが7.72%安、ルノーが7.54%安、ラギャルデールが6.72%安、エールフランスが6.47%安、ラファージュが6.43%安、PPRが5.95%安、エアリキッドが5.43%安、サンゴバンが5.05%安、プジョーが4.95%安、ユニボール・ロダムコが4.83%安。
一方、サノフィ・アベンティスが3.36%高、

 欧州ローカル市場も、一部指数を除いて全面安状態で、アイルランドが4.48%安、スペインIBEX35が2.90%安、オランダが2.01%安、ベルギーが1.61%安、スイスが1.28%安などとなっています。

NYダウは184ドル安→8284ドル、NY原油は58.02ドル、NY金は925.9ドルで終了

2009-05-14 11:33:40 | Weblog
米国株、終値184ドル安の8284ドル GM株は1ドル台維持 2009年5月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090514ATB7IAA0514052009.html
 13日の米株式相場は大幅安。ダウ工業株30種平均は反落し、前日比184ドル22セント安の8284ドル89セントで終えた。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落、同51.73ポイント安の1664.19だった。4月の小売売上高が市場予想に反して減少し、米景気回復の時期が想定よりずれ込むとの思惑につながった。
 朝方発表された小売売上高は前月比0.4%減、変動の大きい自動車・同部品を除いたベースでは0.5%減だった。市場予想(それぞれ0.1%増、0.2%増)に反して2カ月連続で減少。株式市場では景気の底入れが近いとの期待感がやや後退し、小売株に加え、素材や一般産業など景気敏感株への売りを誘った。金融株に利益確定とみられる売りが続いたことも相場の重しだった。
 ゼネラル・モーターズ(GM)は3営業日ぶりに反発。0.06ドル(5.2%)高の1.21ドルで通常取引を終えた。経営の先行き不透明感を背景に一時1.00ドルまで下落し、過去1年(52週)安値を連日で更新した。

NY原油、反落 6月物は58.02ドル  2009年5月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090514ATQ2INYPC14052009.html
 13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は前日比0.83ドル安の1バレル58.02ドルで終えた。需給がひっ迫することへの懸念から買いが先行したが、米国株式相場が下げ幅を拡大した場面で売りが優勢となった。
 午前発表の週間の石油在庫統計では、原油在庫が市場予想に反して減少した。需給が引き締まるとの観測から一時59.90ドルまで上昇したが、心理的な節目の60ドルに近づいたことで高値への警戒感などから伸び悩む展開となった。
 午後に米株相場が下落幅を広げると、投資家のリスク許容度が低下するとの見方が強まり取引終了にかけ売りが出た。この日発表の4月の米小売売上高が市場予想に反して減少したことも、米景気回復には時間がかかるとの見方につながり、売り圧力となったという。この日の安値は57.41ドル。

NY金、続伸 6月物は925.9ドルで終了  2009年5月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090514ATQ7IAA0514052009.html
 13日のニューヨーク金先物相場は続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比2.0ドル高の1トロイオンス925.9ドルで終えた。一時931.4ドルと、中心限月として4月2日以来の高値を付けた。米国の株安を受け、買いが入った。
 朝方発表の4月の米小売売上高が市場予想に反して減少したことなどを背景に株式相場が軟調に推移した。これが「安全資産」としての金買いを促した。このところ原油を含めた商品先物相場が堅調なことから、ファンドなどから金先物にまとまった資金が流入し、相場を支えているとの指摘があった。この日の安値は917.8ドル。 銀、プラチナは反落。

4月の米小売売上高は‐0.4%、2カ月連続減少で景気回復期待に冷や水 2009年05月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT836160020090513
 米商務省が13日発表した4月の小売売上高は前月比0.4%減となった。減少は2カ月連続で、個人消費が引き続き圧迫されていることが示され、景気は回復し始めていると期待する向きにとって打撃となった。 エコノミストは変わらずと予想していた。
 前月はマイナス1.3%に修正された。 4月の自動車・自動車部品を除く小売売上高はマイナス0.5%。前月は1.2%減(修正)だった。
 減少ペースは前月から鈍化しているものの、4月のデータは深刻な米景気後退の早期収束期待を後退させた。
 ステート・ストリート・グローバル・マーケッツの通貨シニアストラテジスト、ロバート・ブレイク氏は「第2・四半期の国内消費がマイナスとなる可能性は高まっていると言える」と指摘した。回復の「若芽」が表われているとの見方にとっては痛手であり、楽観論の一部後退からリスク許容度が低下する公算が大きいと述べた。
 自動車・部品の売上高は0.2%増となった。前月は2.0%減少していた。
 ガソリンスタンドの売上高はマイナス2.3%。前月はマイナス3.2%だった。
 電子製品・機器の売上高は2.8%減、前月はマイナス7.8%と大幅な落ち込みを示していた。
 建設資材・庭用設備は0.3%増と、前月の0.8%減からプラスに転じた。

USバンコープ、数週間以内にもTARP資金返済の可能性 2009年05月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS836243620090514
 米銀大手USバンコープのデービス最高経営責任者(CEO)は、不良資産救済プログラム(TARP)の下で注入を受けた公的資金66億ドルを返済する資格が向こう数週間中にも得られるとの見通しを示した。
 同CEOは当地で開かれたコンファレンスで、当局が「もういくつかの財務評価」を終えれば、TARP資金の返済が認められる公算だと述べた。
 USバンコープは、米政府が大手銀行19行を対象に実施したストレステスト(健全性審査)の結果、資本増強が不要と判断された9行中の1行。
 USバンコープは今週、株式発行で25億ドル、米連邦預金保険公社(FDIC)の保証なしの社債発行で10億ドルを調達した。
 デービスCEOはまた、FDICによって閉鎖された銀行の買収を今後も検討するとした。USバンコープは昨年11月、破たんした米カリフォルニア州の銀行2行を買収した。

米アメリカン・エキスプレス、総額30億ドルの長期社債発行 2009年05月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK836241020090514
 米アメリカン・エキスプレスは、総額30億ドルの長期社債を発行した。
 内訳は5年物が12億5000万ドルで利率は7.25%。10年物が17億5000万ドルで8.125%。
 調達資金は財務省に発行した優先株34億ドルの買い戻しの一部に充てる可能性があるとしている。

米シティ、優先株転換に向け16.1億株新規発行へ 2009年05月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT836175620090513
 米銀大手シティグループは13日、優先株を普通株に転換するため、16億1000万の新株発行を証券取引委員会(SEC)に届け出た。
 シティは330億の優先株を1株3.25ドルで普通株に転換する方針。これまでは275億株を転換するとしていた。
 シティは優先株の転換で普通株が最大で約600億株増えると見込んでいる。
 また、既発の普通株式2―30株を新規発行する普通株1株と交換する株式併合を引き続き検討していることを明らかにした。

伊フィアットと米GM、欧州部門の統合協議が難航 2009年05月14日 ロイター
 14日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙によると、イタリアのフィアットとゼネラル・モーターズ(GM)傘下の独オペルや英ボクソールなどとの統合に向けた協議は、GMの中南米事業に関連した問題で難航している。
 FT紙が関係筋の話しとして伝えたところによると、フィアットは、利益を上げているGMの南米部門の経営権を獲得したい意向だが、GMは業績が好調なこの部門を手放すことに消極的という。GMの広報担当者からは現時点でコメントを得られていない。
 GMのヘンダーソン最高経営責任者(CEO)は今週、フィアットとの協議について質問された際、コメントを控えていた。
 FT紙によると、オペル労働組合代表を務めるクラウス・フランツ氏は、フィアットとの合併で最大1万8000人の雇用が失われるとの見方を示した。その上で「この合併には批判的」との考えを示した。
 これより先に、合併に関する会合に参加していたイタリアの労働組合幹部エンゾー・マッシーニ氏は、イタリアとドイツの労組幹部が、合併に伴う欧州の工場閉鎖に反対することで合意したことを明らかにした。同氏はロイターに対して、工場閉鎖反対に向け「われわれは協調的な行動を取る用意がある」と述べた。

米GMが部品メーカーへの支払い前倒しへ、破産法適用の可能性高まる 2009年05月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT836185420090513
 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は北米の部品メーカーに対し、6月2日に予定していた定例支払いを28日に前倒しで行う意向を伝えた。キーバンク・キャピタル・マーケッツが13日明らかにした。
 政府はGMに対し6月1日までの再建計画の提出を求めている。
 キーバンクのアナリスト、ブレット・ホセルトン氏はこれについて顧客向けリポートで「GMが連邦破産法第11条(チャプターイレブン)適用を申請する可能性が一段と高まっている」との見方を示した。
 ただ、部品納入業者はGMまたは政府から経済的に支援される見通しであるとし、重大な混乱のリスクは軽減されると加えた。 GMからのコメントは得られていない。




 13日のNYダウは、4月の小売売上高が市場予想に反して減少し、米景気回復の時期が想定よりずれ込むとの思惑から、一部のディフェンシブ銘柄を除いて全面安となり、開始直後に前日終値(8469ドル11セント)から100ドル以上下落して、その後も冴えない値動きが続き、昼過ぎには一時220ドル以上安い8262ドル43セントまで下落。終値ベースでも、結局前日比184ドル22セントの大幅安となる8284ドル89セントで終了(下落率2.18%)しました。ナスダックも3.01%安となり1600ポイント割れ。S&P500種も2.69%安となり900ポイントを割り込んでいます。
 個別銘柄を見ると、金融株が安く、バンカメが10.20%安、シティグループが6.83%安、アメックスが5.34%安、JPモルガンチェースが3.70%安。
 他、アルコアが8.77%安、GEが5.63%安、デュポンが5.27%安、キャタピラーが5.20%安、3Mが4.35%安、ユナイテッド・テクノロジーズが4.22%安。
 一方、メルクが2.76%高でファイザーも2.28%高。GMも6セント高い1ドル21セントと5.22%高で終了していますが、こちらは前日までの大幅安の反動と見るのが妥当かと思います。

 NY原油は、株安に連動してこちらも前日比0.83ドル安い1バレル58.02ドルで終了。NY金は、前日比2.0ドル高い1トロイオンス925.9ドルで終了しています。