ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

日本マクドナルドが定額給付金で買える商品券 商品2万円分

2009-05-15 16:38:53 | Weblog
日本マクドナルドが定額給付金で買える商品券 商品2万円分 2009年5月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090513AT1D1307M13052009.html
 日本マクドナルドは13日、期間限定で1万2000円の商品券を15日から販売すると発表した。支給が始まった定額給付金と同額の商品券でハンバーガー類のセットや飲み物など約2万円分の商品を購入できる。販売期間は7月末までの予定だが、各店で売り切れ次第終了する。
 商品名は「景気をつかもう商品券」で全国の約3700店で取り扱う。販売目標は非公表。冊子形式になっており、「クォーターパウンダー・チーズ」などハンバーガー類のセットやコーヒーなどの商品券が7種類69枚つづられている。商品券の有効期限は11月14日までで、使い切れば約8000円の割引となる。


 ん…。ニュースリリースには、『ご家族などでお楽しみいただくのに最適です』とあるので、別に複数人がお金を出し合って購入後クーポンを分け与えるというやり方も可能なのでしょうが、仮に家族で利用するとしても、発行日から半年以内に使い切るというのは、かなりのハイペースで通わなければ使い切ることは難しいでしょうし、何よりも朝メニューが対象外のためマフィン類には使えないのが厳しいところですね…。
 ちなみに、クーポンの詳細は、セットA(ビッグマックなど)商品券10枚+セットB(ダブルチーズバーガーなど)商品券10枚+セットC(チーズバーガーなど)商品券9枚+デザート・サイドメニュー商品券3枚+シャカシャカチキン1個商品券3枚+プレミアムローストコーヒー(S)商品券30枚+コールドドリンク(S)2杯商品券4枚だとか…。
 事実上利用できるのは、かなりのペースでマクドナルドに通うヘビーユーザーが含まれた家族あるいは知人グループに限られそうです。


ニュースリリースはこちら
http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2009/promotion/promo0513.html

米GMとクライスラーの販売店削減問題 ニュース5本

2009-05-15 16:34:22 | Weblog
米GMとクライスラー、国内ディーラー最大3000カ所削減へ 2009年05月14日
ロイター http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT836185020090513
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090513AT2M1300Y13052009.html
 米自動車ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーは国内ディーラーの数を合計で最大3000削減する見通し。14日にも通知を開始するという。関係筋がロイターに対し明らかにした。
 同筋によると、GMは約6000の国内ディーラーの3分の1に当たる最大2000カ所に対し、契約打ち切りの通知を行うとみられている。(以降省略)

GM、中国生産の完成車を輸入 米紙報道、労組は反発 2009年5月14日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090514AT2M1400T14052009.html
 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は13日、経営再建中の米ゼネラル・モーターズ(GM)がコスト削減策の一環で2011年から中国生産の完成車を米国に輸入すると報じた。GMが中国から米国に完成車を輸入するのは初めてという。労働組合側は米国内の雇用減少につながると批判しており、雇用に気を配る米政界で議論を呼ぶ可能性もある。
 GMは中国で乗用車などを合弁生産している。GMが米政府に説明した計画によると、11年に中国から1万7000台以上を米国に輸入。12年には3万8000台以上、13年には5万3000台以上へ急増させる。労務費が重い米国よりも生産コストが低い中国の工場を活用し、収益力を高める考えだ。

GM、債務削減不調なら破産法申請 優良資産は新会社に移管  2009年5月15日 
日経夕刊  http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090515AT2M1500O15052009.html
ロイター http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-38023520090514
 米ゼネラル・モーターズ(GM)は14日、リストラ策の柱となる債務削減交渉が不調に終わった場合、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を申請したうえで、優良資産を新会社に移管し、再建を進める考えを明らかにした。4月末に破産法を申請したクライスラーと同様の再建手法となり、不採算事業は清算するとしている。
 GMは同日、債務削減に関する資料を米証券取引委員会(SEC)に提出。そのなかで、米政府が設けた再建計画の提出期限である6月1日までに債務削減に失敗した場合の「最も可能性の高い選択肢」として、破産法の適用下で、収益力のあるブランドや生産設備など優良資産を受け皿会社に移管、再建を進める手法を挙げた。
 不採算ブランドや稼働率の低い工場は新会社に移管せず、法的な手続きに沿って清算する。短期に再建を完了しイメージ悪化による顧客離れを防ぐ。

米クライスラーの販売店削減、健全性回復に必要 2009年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT836398020090514
 米財務省は14日、クライスラーが3181の国内販売店のうち789店舗の削減を決定したことについて、同社の健全性回復に向けた必要なステップとの認識を示した。
 財務省は声明で「クライスラーが、効率的かつ効果的な販売店網に支えられたより強力な企業となれば、現在の従業員に一段の安定をもたらすとともに、今後の雇用拡大が期待できる」と指摘した。
 オバマ政権の自動車作業部会は、販売店の削減数や削減対象の決定に関与していないと言明した。

フィアット、クライスラー株51%取得へ ディーラー800社も閉鎖 2009年5月15日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090515AT2M1500T15052009.html
 米クライスラーの再建策を巡り、伊フィアットが最終的にクライスラー株の51%の取得を見込んでいることが14日分かった。小型車技術の供与や政府資金の完済などが条件となる。クライスラーは同日、800社弱のディーラーを閉鎖すると正式に表明。米国では同社の破産法申請により失業保険の申請が急増するなど、米製造業で過去最大規模となった破綻の影響も出始めている。
 クライスラーが米連邦破産裁判所に提出した資料や米報道によると、米政府はフィアットがクライスラー株の保有比率を51%に高めるうえで4つの条件を提示した。
 当初20%の出資比率を35%に高める段階で、(1)フィアットが米国で小型エンジンを生産(2)ガソリン1ガロン当たり40マイルの燃費性能を持つ車をクライスラーの米国工場で生産(3)クライスラーが北米以外の市場で年15億ドル(約1400億円)以上の売上高を達成――の3条件を満たす必要がある。




 経営不振に陥っているビッグ3のうち、GMとクライスラーの販売店の削減が急務になっているようです。
 まず クライスラーですが、3181店の国内販売店のうち789店舗の削減を14日に発表。GMも約6000の国内ディーラーの3分の1に当たる最大2000カ所に対し契約打ち切りの通知を行い、2010年までに4割を減らすつもりのようです。
 まあ、クライスラーの場合は、3181社の半数でクライスラー社全体の9割を販売していることから、元々不採算店の整理は長年の課題だったでしょうし、加えて既に連邦破産法を申請していること、万が一にもフィアットとの交渉がお流れになれば、会社そのものの存続が脅かされることを考えれば、反対もへったくれもないと思いますが、問題はGM。
 GMの場合は、中国生産の完成車を輸入する計画も立てていることから、販売店だけでなく労働者の側の不満もかなり高まっていますし、その一方で、経営者側も『債務削減交渉が不調に終わるならば破産法を申請し、優良資産は新会社に移管する』という強硬な態度に出ているだけに、そう簡単には妥協点は折り合えそうになさそう…。
 販売店側からみれば、自らの職場が奪われるだけに、そう簡単には『はい、そうですか』とうなずくこともできないと思いますが、不採算店の淘汰が進まなければ、会社側の持ち出しも増えるだけに、どう解決するにせよ非常に難しい問題だと思います。

民主代表選、鳩山氏優位変わらず 岡田氏「政権交代の先頭に」

2009-05-15 08:51:25 | Weblog
民主代表選、鳩山氏優位変わらず 岡田氏「政権交代の先頭に」 2009年5月15日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090514AT3S1402014052009.html
 民主党の岡田克也副代表は14日、党本部で記者会見を開き、民主党代表選挙への立候補を正式表明した。岡田氏は「政権交代のため党の代表として先頭に立つ覚悟だ」と強調、政策面では基礎年金の全額税方式への移行と財源としての消費税率引き上げの必要性に触れた。岡田氏の出馬表明により、16日の民主党代表選は14日午前に立候補を発表した鳩山由紀夫幹事長と岡田氏の一騎打ちの構図となった。
 16日には党所属国会議員221人(衆院112人、参院109人)の投開票で次期代表が決まる。鳩山氏が多数派形成で引き続き優位に立っている。
 岡田氏は14日の会見で「全員野球でなければ政権交代はできない」と語り、挙党態勢を重視する姿勢を示した。ただ、代表に就いた場合の小沢一郎代表や鳩山氏の処遇には直接は触れなかった。野党共闘については「選挙協力も含め様々な協力を進めてきた。その考え方は踏襲していきたい」と述べた。

菅民主代表代行:不出馬を表明「挙党態勢支える側に」 2009年5月15日 毎日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090515k0000m010038000c.html
 民主党の菅直人代表代行は14日、党本部で記者会見し、代表選に出馬しない考えを明らかにした。過去に選挙戦となったすべての代表選に出馬してきた菅氏は、今回も党内の一部の「菅代表待望論」を受けて一時は出馬を検討。会見では「人間だからぜひ出てくださいと言われれば全く心が動かないわけではない」と、断念に至るまでに揺れた心境を吐露した。
 菅氏は12日、自らのグループの会合で出馬に消極的な姿勢を示したが、出馬を求める声が続出。岡田克也副代表と鳩山由紀夫幹事長の一騎打ちの構図が強まる中、「親小沢」対「非小沢」の対立が激しくなるのを懸念し、数人の議員に「私が出馬して三つどもえにした方が対立が薄まる」と出馬をほのめかす一幕もあった。
 菅氏は会見で「政権交代に届くかどうかの一番難しい時期を迎えるので、私は挙党態勢を支える側に回ることがふさわしい」と表明。岡田、鳩山両氏のどちらを支持するかについては「代表として甲乙付けがたい十分な能力、経験を持った方」と述べるにとどめた。そのうえで、小沢氏の「院政」を警戒する党内の声を意識し「小沢代表は新代表のイニシアチブをしっかりと認め、二重権力構造のような形に見えないように気を付けていただきたい」と小沢氏にクギを刺した。




 菅代表代行が出馬を見送ったことで、一騎打ちとなることがほぼ決まった、次期民主党代表戦ですが、やはり鳩山氏が有利のようですね。
 鳩山氏は、当初こそ『小沢代表が辞任したら、一緒に責任を取るのではないか』という見方もあり、また世論ではクリーンなイメージの強い岡田氏の方が人気があるものの、小沢氏に近い鳩山氏ならば大きな路線変更もなく安心という見方が協調路線を取る国民新党や社民党にはあるでしょうし、近い将来行なわれることが確実な衆議院選挙の激戦区では、両党と一致団結して与党系候補と戦わなければならないことを考えれば、ここはやはり鳩山氏が登板するのが妥当なのかな…という気もしなくもないのですが、国民の人気は岡田氏の方が上。
 代表戦は明後日行なわれるそうですが、どちらが代表に決まるのでしょうか…。