・作者 ヴァシム・カーン
(1949年、インドボンベイ。
共和国化を目指した大晦日の夜、パーティーの最中に
英国外交官のヘリオット卿が殺された。
犯行現場の金庫は空。さらに上着からは暗号めいた
メモが見つかった。捜査に当たるペルシス警部。
インド初の女性刑事として警察組織の内外で逆境に
立たされながらも、明敏な頭脳と不屈の精神で国家を
揺るがす大事件の真実に迫る。)
・独立運動の遺恨と共和国化の混沌の只中にあるボンベイを
舞台に、女性警部の活躍を描いた英国推理作家協会賞受賞の
歴史ミステリー。
・インドとパキスタンとの宗教が絡む分割の歴史。
・英国から独立するも、いまだに「見下げられた民衆」の苦悩!。
・男尊女卑の因習が色濃く残る社会に獅子奮迅の女性警部。
(ロンドン警視庁付犯罪学者の援助が少しだけの「癒し」でした)
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