遊一改め入船亭扇蔵、出演情報。 

2015年3月、扇蔵を襲名しました。タイトルは、今も仮です…。

命名も宿命?

2006年06月16日 | 日記
一昨日、友人夫婦に女の子が誕生しました。 おめでとうございます! 名前は、「ここみ」ちゃん。 でも、木村さんちとは字が違うらしい。

子供が生まれたり、弟子が来ると、名前を付けなければなりません。 前座の名前なんかは、いい加減で構いませんが、子供となると大変ですね。 私の場合、全然そんな状況になりませんが…。

ちなみに私は、扇遊の一番弟子で“遊一”、大師匠・扇橋が名付け親です。 時々、「本名ですか?」と聞かれますが、もちろん芸名です。 前座の時の“ゆう一”も、大師匠に決めて頂きました。 
ちなみに、“入船亭扇橋”という名は、談志師匠が見つけて下すったそうです。 先代・扇橋は、「梅が香や 根岸の里の 侘び住まひ」などの句を残してます。

お相撲さんの四股名(醜名)にも、色々と由来があるそうで。

69連勝の記録を持つ、大横綱の“双葉山”。 本当は、「力抜山」になる筈だったらしい。
力抜山と言っても韓国出身で新日本プロレスに留学してた、後のストロングマシーン2号(ノータッチ・トペでお馴染み)じゃありませんよ(知りませんか?)。
楚王・項羽が、四面みな楚歌となった時の『垓下の歌』、その冒頭。 「力は山を抜き、気は世を蓋う」、そこから取って、力抜山。 中国の故事、漢詩からなんてなぁ、素晴らしい。 でも、力が抜けちゃあいけないので、双葉山になったとか。
引退を決意した時に、知人に宛てた文面、「未だ木鶏たりえず」。 昔の力士には、漢籍の教養もあったんですね。

少年時代に大好きだった千代の富士は、郷土の先輩で師匠の横綱千代の山、後に師匠となる横綱北の富士から取りました。 わかりやすい。
同じ九重部屋の北勝海は、横綱昇進時、北海道十勝出身だから「十勝海」が良かろう。 でも、十勝しかできない横綱なんて…、それで北勝海に。


名は体を表すと言いますし、言魂という思想もあります。 孔子曰く、「必ずや、名を正さんか」と。
言葉も名前も、大事にしなきゃと思いました。


※ 小5の時、蔵前国技館に行きました。 横綱土俵入りを終えた千代の富士に触れようとした私、付き人にドーンと突き飛ばされました。 その付き人は、当時幕下上位にいた保志。 私を倒し、横綱にまで昇り詰め、北勝海となりましたとさ。  



終電が宿命

2006年06月16日 | 趣味
15日は、稽古→お見舞い→食事会。

女子医大病院。 お見舞いに行き、逆に励まされて帰る。 しっかりせねば。

食事会、二つ目の兄さんたちと焼肉を。 肉も美味いし、話も盛り上がる。 自ずと、酒も進む。 “一軒一軒復一軒”。
二軒目の店で、消すことの出来ない宿命を背負った3人は三軒目へ。 「砂の器」トーク、全開。

※私の好きな日本映画 

 第1位 「砂の器」

 第2位 「切腹」

 第3位 「七人の侍」

お嫌いですか??

三軒目、何気なく「砂の器」の話題を振られ、大好きな私は嬉しくて嬉しくて…。 

今夜も終電です。