業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

深く考えてませんでした 1

2007年12月17日 | 事例検討
コメントでご指摘いただきましたように、本文中におバカな計算間違いがございましたことをお詫びいたします。12/19更新。

ひがしヘルパーステーションとのゴタゴタはまだ継続中。

先日、併設ヘルステの歯くそに
「ハナシがあるんだけど」
と呼び止められ、相談(質問?)されたこと。

前々回のトピックに関連することです。
・利用者都合で90分⇒60分に時間短縮されたときには、ヘルパーの損失を補填していた。(つまり請求は60分で上げてきても、ヘルパーの実働時間は90分のままにして時給を与えていた)

このことに関しては、コメントでも書かせていただいたのですが、私は、介護サービスは、すべて実施(提供)されてナンボの仕事だと思ってます。
60分やっても90分のお給料がもらえるとしたら、悪徳ヘルパーは自己都合で仕事を短縮してしまいかねません。特にウチみたいな超悪徳ヘルステだったらと思うとおとろしや。
そういう不正を防ぐためにも、補填はすべきではないと私は思います。
実際私がヘルパーだったときも、お給料の保証なんてありませんでした。
ヘルパーに限らず訪問系の仕事はそんなもんなんです。
歩合で動く営業マンと同じですから、売れなければお金は入らないのが普通です。
もしもそんなこと=利用者の自己都合によるお休みや時間変更⇒が多いようなら、ケアマネがプランを変更すべきですよね。

話を元に戻して、歯くその相談とはこうでした。
(ちなみに、私の担当ケースではありません)

自宅に浴室のない利用者Gさん(女性)要介護3 独居 認知なし。
とっても不衛生で、まあゴミ屋敷といっても言いすぎではないお宅に住んでます。
居宅内はなんとか歩行移動出来ますが、屋外では車椅子などの介助なしでは外出できません。
ひがしヘルステのヘルパーが、週に2回の掃除と、週に2回の銭湯で入浴のための移動と介助に入っています。
生活3が2回と、身体2が2回です。

ところが、このGさんは、たいして清潔好きではありません。
外出もそんなに好きじゃない。なので通所での入浴がイヤで、銭湯で入浴介助となっているワケなのです。
で、入浴の予定の日には
「今日はお風呂には行かんでええわ」
となってしまうことがよくあるということなのですが---------------------

ここで、ケアマネさんやヘルパーさんに聞きたいことがあります。

外出や入浴の介助サービスが組んである利用者さんケースには
・雨が降って外出できない
・体調不良、気分不良で入浴できない
ことがときどきありますよね。

そんなとき、その日のサービスはどうしていますか?

身体介護のサービスが、やむを得ない理由で中止になった場合、居室の掃除とか他のサービスに変更するようになっていませんか。

買物の付き添いの「外出介助」が、ヘルパーのみの買物代行などに変更になる場合は別に構わないと思います(もともと必要があって買物に行くのですから、雨が降って利用者を連れて行けないとなればヘルパーが代行するのは必然ですよね)。
実際私もそんな利用者さんはいますし、居宅サ計画にも書いてます。

しかし、通院とか入浴とかの身体介護が、なにかの事情で生活援助に変更になるのってどうなのでしょうか。
たとえばこのGさんのように、前日もしくは前々日に掃除してあるお宅を、入浴が中止になったからってまた掃除する、なんて計画はどうでしょうか。

実際Gさん宅のサービスは、入浴が中止になったときは居室の掃除をすることとなっていました。
とっても不衛生な部屋なので、もともと週に2回程度の掃除では追いつかない。
だから入浴がない日にも掃除をしたほうがいい、という計画らしいです。

歯くそは言うんです。
もともとGさんはキレイ好きではない。
そりゃ汚い部屋に住んではいるけど、それはそれでGさんの生活スタイルなので掃除なんかしなくてもいいと思っているのに、ケアマネの感覚や価値観で汚いから掃除しろ、というのもおかしい。
しかし、それを「おかしい」と言えば、ケアマネは
「たとえ生活援助に変更になっても、仕事が無くなるよりはいいのでは?」
と返された、と。

「うーん」
歯くその話を聞いて、私はちょっと考えてしまいました。
今までもこんなケースはありましたが、恥ずかしいことに、私は特に疑問を感じたことはなかった。

身体2だと、ひがしの登録ヘルパーさんのペイは1500円。
生活3だと950×1.5で1425円です。
歯くそは常勤ですからお給料に影響はありませんが、登録さんだったら文句が出ても仕方ないかもしれません。
かといって、このような利用者さんを常勤だけに担当させるのも無理です。


私は、他のケアマネさんにこの話を聞いてどう思うか聞いてみたくなり、歯くそには返事を保留にして別れました。


                       つづく