いつもココロに太陽を!

~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

真央ちゃん、ありがとう♪

2014-02-21 | 季節のハナシ&植物
こんな泣き笑いの真央ちゃん、本当に素敵ですねー。



2晩続けて、フィギュアシングル女子を観ました。

●一晩目は22:00に寝て、2:00に目覚ましをセットし、2:24のキム・ヨナ選手から以降を夫と観ました。
「起こすよ?」「起こすからね?」とお互いの意思を確認しながら。
●二晩目は私一人、21:00に寝て、1:15に目覚ましをセットし、1:25の佳菜子ちゃんから観戦しました。

よく、マラソンの選手などが「アップの時にはわからなかったのに、いざ走り始めたら身体が重くて今日はダメだ…とわかる時がある」と言います。
逆にかったるいなーと走り始めてみたら妙に走れてしまう時が、素人の私でもあったりします(比較できる次元ではないですが)。

滑り始めから足が動かなかったと真央ちゃんは言いました。
4年間の努力のピークをこの2分50秒の中に集約するのは、運も味方につけないとできないことなのかもしれませんね。

優勝へのおぜん立てが整ったと言えなくもない、真央ちゃんの滑走順は30人中30番目でした。
このプレッシャーの中爆発できればその自信は翌日のFSにも続く。
言いかえれば、最終滑走は真央ちゃんに神様がどこまでも与える試練の続きだったのかもしれません。

結局、真央ちゃんは16位に沈んでしまいましたね。

そりゃぁガックリしました。
ガッカリじゃなくて、ガックリしました。
集大成の演技を祈りながら、TVの前できつく握りしめていた手に指の跡がつくほどの力の入れようだったので、まさかの展開に呆然としました。
本人の落胆はどんなもんだろう、と真央ちゃんのことが一番心配でした。

選ばれし天才少女には幾度も試練を与え、それを選ばれていない私達のような国民が批評するのは違うと思うし、ただただ真央ちゃんの心の平穏を祈りました。
…同じ24時間でも人生で一番短いであろう限りある24時間の中での、真央ちゃんのメンタルの復活を私のような普通の人間が望んでいいものかと、私の気持ちも一日落ちたままでした。

そうそう。
おもしろかったのが、ヤフーのコメント欄に
とりあえず、あとは俺達ニートに任せて、リーマン達は明日の夜は寝てくれ
と書いてあったこと。
私も一応リーマンだけど、金メダル確定後にもう一度寝られるから、ニートの皆さんにお任せすることなく自分で行く末を見ようと二晩目もライブ観戦しましたが、本当のリーマンの夫は、娘のように大好きな真央ちゃんがメダルを逃してしまったことをいたく悲しみ、仕事もあるし、二晩目は起きてくることはしませんでした。

SP55.51の結果を引っ提げて、2日目の滑走順は12番目。第2グループの最終滑走です。
私の気持ちは、真央ちゃんがどこまで後続にプレッシャーを与えられるかゲーム、真央ちゃんがどこまで首位に君臨できるかゲーム、へと切り替わりました。
なるべく長く首位にとどまって、第4グループにプレッシャーと意地を見せつけてほしい!と思いました。

そしてなにより、真央ちゃん自身が納得のいく滑りをしてほしいと、それはみんなの願いでしたよね。


FSでトリプルアクセルを2回飛ぶことをこの4年間ずっと目標にしてきた彼女でしたが、2回の成功はなかなかのリスクでした。
佐藤信夫コーチも「それが彼女の強い夢なので」と、長いこと翻すことができなかったそうです。
けれどコーチは考えました。
「3アクセルを1回にする代わりに、全6種類8パターンのトリプルを飛ぶのはどうだろう?それは前人未到のことだよ」と。
真央ちゃんは、きっとどこまでも挑戦することが大好きな人なんですね。
「前人未到?私にしかできない?」
たぶん、その提案を受けて目がキラリーンとしたのではないかしら?
そして、より基礎点の高い『3アクセル×1を含む8トリプル』という真央ちゃんにしかできない演技構成が決まったそうです。

FSでの真央ちゃんは、皆さんご存知のように自己ベストを更新する142.71の素晴らしい演技を見せてくれました。

どこかの誰かが書いていたけど、
競技である以上、誰かが必ず金メダルを取る。けれど、この演技は浅田真央にしかできない演技だ」と。

もう、これに尽きるんじゃないかしら?

オリンピックの大舞台で、真央ちゃんにしかできない構成に挑むこと、誰にも飛べない大技に挑むことは、やぱりアスリートとしての誇りだと思うし、金メダルに匹敵するんじゃないかしら?
歴代の選手たちが真央ちゃんにツイートを寄せてくれたのもありがたかったですね。
同じ志で挑戦してきた選手には、攻めに挑む真央ちゃんの気概が伝わったのだと思います。

演技終了直後に上を向いて泣いた彼女。
私には「ここに真央がいるのよ!」と悔しくて泣いているのだと思いました。
「これが本当の真央なんだよ!」と前夜のSPを悔いて泣いてしまったのかと思いました。
でも時間が経って談話を見たら嬉しくて泣いていたと知り、本当にうれしかった。
TVの前でもらい泣きしながらも真央ちゃんの心情が測りきれずにとても心配だったけど(気持ちはお母さんだから)、本人がわずか24時間でメンタルを立て直し、納得の涙を流せたのならそれ以上のものは何もありません。

勝ち負けは別の次元の話として、私達が見たものが最高であればそれで良い。
会社の先輩とも今日話したのだけど、
「普通に金メダルを取ったとしたら心に残らないような演技も、昨夜のあれは逆にもう忘れないね」
真央ちゃんには最高のものを見せていただいて、本当にありがとうという気持ちです。


ほっそい身体で、ジャンプが楽しくてぴょんぴょん飛べちゃう15歳のピンクの真央ちゃん。
「マオねー」とカメラに無邪気に笑う顔も可愛かった。
やがて表彰台の左側が多くなり、笑顔が消えた時期もありました。
立派な銀メダルを首から下げてなお、嗚咽した真央ちゃんもいましたね。

神々しくて、柔和で、美しくて、凛々しくて…
あなたの一挙手一投足に一喜一憂し、プラマイしたら幸せの方が多く与えてもらいました。
そんな私は、完全のあなたのとりこなの。
本当に同じ時期を過ごさせてもらえてありがとうという気持ちなのよ。

亡きお母さんとは心の会話しかできないけど、お母さんに一番に誉めてほしいよね。
まだ若い彼女にそんな辛い試練を与えたのだから、
一瞬でも魔法が使えるなら、真央ちゃんのお母さんに出てきてもらって
ママの声とぬくもりで「よくやったね」と言ってあげてほしいな、と思うわ。
そしたらきっと真央ちゃん、悔しい気持ちも昇華できるよね。

浅田真央選手、本当に感動をありがとうございました。
生きざまを含めて、みんなに愛されてきた真央ちゃん、私もずっと大好きよー

1 コメント

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ありがとう (イィリオ)
2014-02-22 09:38:09
今、もうすぐお店につくのに読んでしまった。涙ふかなきゃ鼻かまなきゃ~
とっても読み応えあります♪
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