Sex-dependent regulation of vertebrate somatic growth and aging by germ cells,SCIENCE ADVANCES,12 Jun 2024,Vol 10, Issue 24DOI: 10.1126/sciadv.adi1621
身長のように寿命も男女差があるというのはある程度統計的には正しいのですがそれを証明するのは簡単でなく過去には中国の宦官の寿命が長かったことを調査するような研究もあったのですが今までは報告がなかったとのこと今回、寿命が数か月というキリフィッシュ を用いて精巣や卵巣を取り除く実験をしたところオスに対しては除去で寿命が延びる、メスに対しては 寿命が低下する結果になったとのこと。生殖細胞を除去したオスの肝臓において、ビタミンD活性化酵素の発現がみられていてどうやら長寿化にはこのビタミンDシグナルが有効なようです。実際、生殖器官の除去なしでビタミンDの投下による高寿命化も確認されています。ということでまだ成熟した生殖細胞が効いているのか発現の際に何かしら影響が出てくるのかというのはよくわからないものの男女の性差が寿命に影響しているというのは脊椎動物でも確からしいことが証明されてきました。 ビタミンDは主に魚から摂取するのが正解。ただビタミンDの取りすぎは高カルシウム血症を招くとのことであくまで欠乏しないように意識するのがよさそうです。
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