Cerebral cortical processing time is elongated in human brain evolution
Scientific Reports volume 12, Article number: 1103 (2022)
霊長類は進化の過程で音に対する反応速度が遅くなっていたことが明らかにされています。脳が大きく処理が複雑になることで処理速度自体は落ちてしまうというトレードオフになっているた様子です。多くの神経細胞を持ち処理を行えば遅くなるということなので致し方のないことかもしれません。ただ速さを指標にすればそうなりますが言語や音楽のようなヒトに特有の高次脳機能は、脳処理が速くなるのではなく、遅くなることで複雑な処理ができるように進化したという言い方もできそうです。
時間的制約然り常に何かとの両立に悩まされることが多いわけですがある程度割り切って考える必要があるのでしょう。
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