ひーこの わくわく♪ 野の花 山の花

香川の里山の花、ちょっと頑張って登った遠くの山の花など、見て撮って楽しんでます。

香月泰男の絵を見て 速写

2011-06-14 23:37:45 | 絵手紙
今日の絵手紙教室では、この季節のものということで

かたつむりを描く予定でしたが

誰も生きているカタツムリを持ってきてなくて

急遽、速写の勉強をする事になりました。

速写とは、その字のごとく、見た物の特徴を、素早くそのイメージをとらえて描く事です。

ですから、見た物をそのとおりに写し描く事ではなく、その物の特徴が出るように

強調するところは思いっきり強い線で表現します。

今日は、和画仙紙に鉛筆を使って描きます。


香月泰男  山口県長門市出身の画家

1969年「シベリアシリーズ」で第1回日本芸術大賞を受賞しています。


先生の持ってこられた、香月氏の画集の中から

まずは、「カボチャ」です。

1分ほど絵を見てから、30秒位で書き上げます。



カボチャの正面の横の線は、香月氏独特の表現、そこを捉えて強い線で描く。

またこの絵のカボチャは普通に丸いものではなくて、わりと横に長いカボチャ、

そこを表現してくださいとのアドバイスでした。


次にガラスの花瓶に活けられた「アイリス」です。

縦にまっすぐに伸びる線を強調する。




「オニユリ」

花弁がくるっと反り返った所を表現



「カタツムリ」

柔らかく動いているように ( 難しいわあ)



皆さん同じ物を見て描いてもそれぞれ個性が出ています。




いつもは賑やかな教室ですが、あまり経験できない「速写」ということで、

いつになく緊張した雰囲気が漂った静かな教室でしたが、

先生が、いつものようにどこか此処か褒めてくださって

最後はいつもの笑顔で終わりました。