ひーこの わくわく♪ 野の花 山の花

香川の里山の花、ちょっと頑張って登った遠くの山の花など、見て撮って楽しんでます。

今日は石鎚山へ

2011-03-19 20:08:13 | 登山
3月19日 土曜日


3月4日 岡山県の毛無山(けなしがせん)に登って以来、
しばらく山に登っていなかったので
今日は、登山の日と決めていました。

行先は西日本最高峰の石鎚山(1982m)に決定。

今年1月8日に登った時のあまりにも素晴らしい雪山の展望に感激だったので、
その感動をもう一度(*_*)
というわけで、再び石鎚山に決定しました。

今日の天気は、晴れ.降水確率10% 気温16度と高めです。

メンバーはネット仲間で「讃岐乙女隊」のreikoさん、keitannさんの3人。
今日も運転はreikoさん、ちょっとした事情で出発は遅れましたが、
予定どおり下谷駅発8時20分のロープウエイに乗る事ができました。




約8分で標高1300mの成就(じょうじゅう)駅につきます。
このあたりも全く雪はありません。
前回はもうこの駅でアイゼンを付けました。

ロープウエイ駅から20分で石鎚神社成就社まで歩いてくると
少し雪も積もっていますが、所々、土や木の階段が見えていたりして
滑る危険はないので、まだここではアイゼンは付けません。
成就社で、登山の安全祈願をしてからいよいよ登山開始です。




といっても、最初は約100mほどのいきなりの下り

帰りには、疲れた足でこの坂を登る事を考えるといつも嫌になります

登山コース中の最低鞍部から登りにはいります。
雪の状態をみながら、アイゼンをつけるタイミングを判断しますが、
急斜面に入り、雪も増えて夏道もほとんど見えなくなったので、
安全のため早めにアイゼン装着です。



咲いている花もなく、霧氷も付いてなくてあまり撮影に時間を
取られることがなかったので、まあまあ順調に進んで行けてます。
前社森(ぜんじゃがもり)の道標がでてきました。



10時25分 1592m前社森鞍部に建つ青い屋根の休憩所に到着



此処からは、目の前に瓶が森(1896m)がどーんと見えています。
その後ろにまだ雪で頭が白い笹ヶ峰や、
西赤石、東赤石などの法皇山系の山々も見る事ができました。




小休止のあと、もう少し頑張って登れば夜明峠(よあかしとうげ)です。
だけど、途中にはこんな斜面をトラバースする所もあり、足を踏み外すと急斜面滑落です。
緊張した気持ちですすみます。



11時05分夜明峠の手前に到着です。
ここからは石鎚が目の前に迫ってきています。

前回は雪で真っ白だった光景も、もう3月半ば過ぎ、さすがに雪も減って
黒い岩肌や緑の樹木もかなり見えだしています。


空は曇り~晴れ、山頂付近は薄い雲がかかっていましたが、かなりの早いスピードで
南から北に雲が流れています。
青空も見えてきました。
シャッターチャンスとばかりに、何枚も同じような写真を撮ります。





ここからは土小屋からの登山道との合流点に建つ二の鎖前の鳥居を目指して登っていきます。




左後ろを振り返ると、ブナの枝越しにまたここでも綺麗な瓶が森を見る事ができます。




二の鎖小屋上で小休止をしたら、あとはいよいよ恐怖の巻き道「鉄板道」に向かいます。

ここからは弥山を目指して岩場に鉄の鎖がかかっていて、そこを登っていくのですが
そんな所は、老若男女誰でも登れるわけではありません。
私も何度か石鎚に来てはいますが、怖くて鎖で登った事はありません。

今日の鉄板道はこんな様子、雪もだいぶ溶けて一部鉄板が見えています。







雪がない時期でもここから下を見ると、ブルッブルッと身震いするところです。


無事鉄板道をクリアーすると、間もなく面河方面からの登山道と合流する道標が見えてきました。





この後、もう一度最後の鉄梯子までの間に、少し凍っている斜面があります。
私は10本爪アイゼンなので何とか通過できたのですが、二人は6本爪の軽アイゼン、
登ることはできても、下りでストップがかからずに滑る可能性あり。
ここまで来たけど、どうするか3人で相談、reikoさんは止める、keitannさんはなんとか行けると……
さてどうしたものかと悩んでいると、登山口から同行してくれていた「きんじろーさん」が
もう少し山側を登れば滑りにくいし、下りもアイゼンのエッジを効かせれば大丈夫だろうとのアドバイスを下さり
止めると言っていたreikoさんも、無事通過です。

そんなわけで、ここのあたりの画像はなしです

此処を通過すればあとは頂上はもうすぐ
早くから登っていた登山者の方は、もう下山し始めてました。

12時35分、全員弥山到着ヽ(^。^)ノ


集合写真を撮る習慣はないので、それぞれ気に入った景色を撮っています。




ピンクの帽子のちっこいのが、私、ひーこです。
よろしくね
寒がりの私が上着を着ないでいれる位、今日は頂上も暖かでした。

弥山から見た天狗岳  前回は真っ白だったけど、今日は雪はほとんどありません。




頂上へ行っている人もいますが、勿論私たちはここまでで満足です。

しばらくのんびりしていると、ガスが上がってきました。

危機一髪で二の森方面も見る事ができました。





温かい味噌汁、紅茶などを飲み、13時下山開始です。

心配していた恐怖の斜面は、きんじろうさんが、しっかり足場を踏み固めてくれて
無事通過
多分rikoさんは、頂上へついても、この斜面のことが気がかりだったにちがいありません。

「来年は絶対10本爪アイゼン買う~~」って叫んでました

危険な所を過ぎれば、こっちのものです。
またまたにぎやかなおしゃべりが……
(初めて会ったきんじろうさんは、驚いてましたよ)

さっきの緊張はどこへ?
笑顔が見えてきましたね。










ブナやダケカンバを見たり山の同定をしながら、15時45分成就社着
16時20のロープウェイに乗って無事下山しました。

さて、翌日の筋肉痛は?


東北地方の大地震、津波の被災地の様子を見ていると
登山などとうかれているのは不謹慎なのかなあ?
と思いながらも、今この環境に居れる事に感謝する気持ち
そして、被災地の方々を思いやる気持ちを持っていれば
許されるかな等色々と考えながら、多分今年最後になるかもしれない
雪山に登ってきました。