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菅政権に政治決断迫る=漁船衝突、圧力高める―中国

2010年09月22日 | 中国問題
時事通信 9月22日(水)15時42分配信

 【北京時事】尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖での漁船衝突事件は22日、中国の温家宝首相が逮捕された漁船船長の無条件釈放を強く求めたことで、新たな段階に入った。中国首脳が乗り出し、菅政権に政治決断を迫った形で、中国は日本側への圧力を高めた。
 温首相が訪問先のニューヨークで、「釣魚島は中国の神聖な領土」と語り、事件をめぐる日本の対応を批判する場面は、国営中央テレビが昼のニュースのトップで伝えた。22日は家族だんらんで祝う伝統的節句「中秋節」の休日で、中国の毅然(きぜん)とした態度を国民にアピールした。
 事件発生から2週間が経過し、中国人船長の拘置期間も延長される中、「解決に時間がかかれば、胡錦濤政権の能力が問われ、批判されかねない」(中国筋)との声も聞かれる。温首相の登場は、事件長期化への中国側の焦りもうかがわせる。
 温首相は「平民宰相」として国民の絶大な支持がある。このため、「日本側が温首相の要求を無視すれば、国民は黙っておらず、両国関係は一層悪くなる」(日中関係筋)という懸念もある。中国側は、発足間もない菅政権が、こうした国内事情に配慮した対中外交の道を選ぶのか、かたずをのんで見守っている。
 ただ日本側は、「尖閣はわが国固有の領土。国内法にのっとり粛々と対応する」(前原誠司外相)との立場。「現段階では落としどころが見えない」(北京の外交筋)状況だ。 

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