幸福維新の志士となれ <幸福の科学>

国難打破から、いざ、未来創造へ

クリスマス・イブと中国の未来(ヘラトリ36号)

2009年12月25日 | 国際情勢
世界の眼がわかる! ヘラトリ・トピックス〔第36号〕

『クリスマス・イブと中国の未来』
(ヘラトリとは、NYタイムズの国際版 International Herald Tribuneの略称です)


12/23は、渋谷精舎で、英語御法話、

“For peace and love of the world”がありました。
とてもとても、力強い御説法でした。
皆様と共に、心からの感謝を捧げ、この教えを力の限り、全世界に弘めてまいりましょう!

“Peace and love are brother and sister.”(平和と愛は、兄と妹(両方必要)です。)

“I am the law itself.
I am the rule itself.
I am the light itself.
I am the alfa.
I am the omega.
I am the begining. I am the ending.
I am the responsibility.
I am that I am! This is the EL CANTARE.”
(私は法そのものである。私は、法(のり)そのものであり、光そのものである。
 私は、アルファであり、オメガであり、始まりであり、終わりであり、責任である。
 私から、全てのものが生まれたのである(旧約の創造の神)。)(合掌)



 さて、このあまりにも強い光からは、ひと呼吸おかないと、次の話題に移れませんが……

 12/23付けの英フィナンシャル・タイムズは、第6面を丸々使って、鳩山首相の特集を組んでいました。題して“The spectre of stasis”(停滞という亡霊)。
締めの言葉が、「民主党政府はこれからも続くだろうが、鳩山政権はそう長くはないかもしれない」でした。

 今週頭に出た各紙世論調査で、軒並み、鳩山政権の支持率は落ちていましたが、中でも、あの朝日新聞の調査が1番の落ち込みを見せ、50%切って、48%になったのが、象徴的でした。フィナンシャル・タイムズも、秒読みを始めた感があります。
 先方の支持率が半分を切ったら、これからは単なる批判だけではなく、こちらからポジティブなメッセージを発信する事が必要な時機が来たことを意味します。
その意味で、今、支部と精舎で、「松下幸之助の霊言」御法話が開催されている(or予定)と思いますが、中でもとりわけメッセージ性の強い「精舎御法話」を拝聴されることを、強くお勧めします。これは、聴くと聴かないでは、大違いです!

 さて、今日もひとつ、洗脳から自由になるテーマにトライしてみたいと思います。
 日曜日の鹿児島中央支部御法話の中に、次の一節がありました。

 「中国と経済交流を拡大するのはよいが、リンカーンの言う“何が正しいか”を忘れてはならない。
 中国は、日米との経済交流によって、今以上に発展したいなら、単に、経済だけでなく、日本やアメリカの持つ基本的な考え方や価値観、人権、信教の自由、民主主義などを受け入れなければならないし、その説得をする責任が、日本にはあるのだ。」

 この一文を読んで、「全くそのとおり!」とすっと腑に落ち、明日からでも行動を開始したい、或いは多くの人に伝えたい、と思われた方は、どの位いらっしゃるでしょうか。

 「日本も、世界全体の幸福のことを考えなければならないが、中国も、世界全体の幸福を考えられるように、(中国のことを)指導していかなければならない」と言われて、すっとついて来られる方は、今のマスコミの報道ぶり、洗脳ぶりからみて、そう多くはないのではないかと思います。

そんなときは、海外のメディアが、一つの良い参考になります。

 ここ2,3日の米英政府の発言、及び英米系のマスコミの論調を見ていますと、先般の温暖化会議における中国の“立ち振る舞い”に対して、彼らが相当腹にすえかねている感じが、よく伝わってまいります。
 日本のマスコミでは、この辺りの感じを「中国の存在感」と表現しているところが多かったですが、話はそう単純ではありません。

 例えばヘラトリでは、「英国エネルギー相の“コペンハーゲン会議は、中国にハイジャックされた”発言に対し、北京が反論」という記事を包囲するようにして、中国の人権問題を糾弾する記事を3本載せて、さながら中国批判のキャンペーンを張っているような紙面展開になっていました。

 そのうちの一つの記事は、これもまた欧米では今、結構問題になっているのですが、日本では全く報道が皆無という不思議な現象なのですけれども、20人のウイグル人が中国からカンボジアへの亡命を求めたのですが、それを見て怒りまくった中国政府は、副首相をカンボジアへ送り込み、圧力をかけて、アメリカ、EU(ヨーロッパ連合)、国連の抗議にも拘わらず、その20人を中国に強制送還させたのです。

 その際、中国は10億ドルの経済援助をカンボジアに約束し、「金の力で国外脱出を阻止した」と、中国政府を批判していました。

 ウイグルは、ご存じのとおり暴動があった直後でしたので、本国に送還されて、彼らを待ち受けているものは、おそらく死刑か強制収容所でしょう。(ちなみに、この経済援助の成立を祝して、カンボジアの首相と乾杯の写真に収まっている人物は、先日、天皇陛下に会見した習近平副首席です。)

 もう一つの記事は中国の“闘う人権派弁護士”の特集で、こちらは、この日に報道しなければならない必然は全くありませんでしたので、明らかにぶつけてきた企画ですね。
 その記事によると、今、彼が弁護している人は、例えば先般もこの「ヘラトリ」で取り上げた、「四川省の地震での小学校倒壊事件を告発して、逆に3年の実刑判決を言い渡されてしまった活動家」であるとか、「国家機密を暴露した?ことを理由に告訴されている、ニューヨーク・タイムズの中国人スタッフ」であるとか、或いは、「2008憲章(=人権、信教の自由、民主主義などを唱った、新生中国(中華連邦共和国)の新しい憲法案)を303人の知識人と共に発表して拘束された、自由主義派のエース」などです。

 なかなか泣かせる記事で、彼(弁護士)は最初、人民解放軍の大学に入ろうとしたのですが、「複雑な家庭事情」を理由に拒否されたとのこと。というのも、父方の祖父が、紹介石の国民党時代の大地主で、母方の祖父は、シカゴ大学で学位を取った哲学・宗教の教授だったそうで、文化大革命の最中に、そのうち一人は拷問で殺され、もう一人は、自殺に追い込まれたそうです。

 しかし、その彼に暗い陰は微塵もなく、「自由を求めるのは、私の遺伝子だ」と笑いながら、「何が正しく、何が間違っているかは、歴史が必ず証明するだろうし、祖国の未来に対しても、明るい希望を持っている。この国が、民主主義と法の支配に向かうのは、歴史の必然であり、何人も、この流れを押し止めることはできない」という彼の言葉には、光すら感じました。

 「明治維新の国際版」の胎動は、もう始まっているのかもしれませんよ!
(2009.12.23)


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