学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

ハゲタカ

2018-10-13 20:42:37 | 読書感想
タイトルのハゲタカは、鳥のハゲタカではなくて、小説のハゲタカのこと。先月まで、綾野剛さん主演で、小説を元にしたドラマ「ハゲタカ」をやっていましたが、とても面白いドラマでした。原作は真山仁さんの著作。ドラマに影響を受けて、数冊読みましたが、原作も楽しくて、あっという間に読み終わりました。

バブルがはじけて、日本経済が苦境に陥った時に、日本企業を安値で買い漁る外資系ファンドの鷲津と、それに対抗?する銀行員の芝野が繰り広げるストーリーです。企業を巡る駆け引き、私とはまったく縁遠い世界ですが、それだけに興味が惹かれるところです。

バブル期は美術品が投機の目的でずいぶん買われたようです。古書市に行くと、美術品の売り時買い時のような古い本をときどき見かけることがあります。今はこういう本は刊行されませんから、やはり時代の中から生まれたのでしょう。投機目的で美術品を売り買いして、実際にどれだけ儲けられたのでしょうか…。

私自身もいくつか作品を持っていますが、いずれも自分が気に入ったもので、部屋に置いていつまでも見ておきたいものです。金銭的な価値はそれとして、自分の心との対話できるような美術との接し方がやはりいいような気がしますね。
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