学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

北茨城芸術祭・大子町中心部

2016-10-14 22:05:37 | 展覧会感想
先週まで半袖で仕事をしていたのに、ここに来て急に冷え込むようになりました。この寒暖差のせいか、今週はぞくぞくと寒気がして、心なしか喉も痛く、少し風邪をひいてしまったようです。みなさんも体調にはお気をつけ下さいね。

さて、先日行ってきた北茨城芸術祭の大子町中心部編です。といっても、作品の写真1点付は著作権の関係で掲載できませんので、景観のひとつとしての写真でご紹介します。




大子町の中心部(駅周辺)でも、作品はたくさん展示されています。こちらの写真は、「麗潤館」と呼ばれる木造建築の旧病院で、建物のなかでは7名の作家の作品を見ることができます。主に2階の個室を使って展示されていて、特に私が面白いと思ったのは、ハッカソンチームによる《干渉する浮遊体》。割れやすいシャボン玉を利用した作品で、シャボン玉が地球のように見え、宇宙から地球を眺めているような、そんな感覚を覚えました。




街中の商店街は、東京藝術大学による装飾が施されています。古い建物も、装飾が加わることで生き返って見えますよね。




こちらも東京藝術大学による装飾。建物は明治29年築の町屋で、現在は「大子漆八溝塗 器而庵」として営業しています。黒塀の重厚な建物と可愛らしい装飾のギャップがとても面白く、映画「天空の城ラピュタ」のラピュタ城において不気味な巨神兵と美しい花一輪が組み合わさるギャップのあるシーンを思い出します。…たぶん、そんなことを思い出すのは私だけでしょうけれど(笑)

明日からの2連休を利用して、また北茨城芸術祭へ行ってくる予定です。今度は茨城県に宿泊!とても楽しみです!



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