学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

美術の時間

2020-05-02 19:58:31 | その他
仕事を終えた夜、ときどき絵を描いています。描くといっても、鉛筆でラフに描いたり、色鉛筆でイラストを描いたり、要するに落書きに近いのです。誰にも見せるものではないですから、うまい、へたは関係なく楽しめるし、なにより手を動かしているあいだは無心になるので、気持ちがすっきりします。

学生時代、美術の授業はどうも苦手でした(たいていの授業がダメな私)。うまく描けないし、何をやっても不器用で、周りの人たちが上手な分、全然面白くなかったことを覚えています。また、それが点数として評価されるのにも、もやもやしたものを感じていました。それが払しょくされたのは、実は社会人になってからのこと。趣味で絵を描いているグループに顔を出したとき、みなさんが生き生きと絵を描いている姿を見て、私も急に絵を描いて見たくなったのです。そして、家で実際に絵を描き始めると楽しくてたまりませんでした。絵を他人と比べたり、点数を気にしていたのでは、やっぱり楽しめませんよね。

私は大人になってから、色々なことに気づきます。絵を描くことの楽しさもそのひとつ。いま、私は「母の日」の贈り物として、はがきにカーネーションの絵を描いています。母に感謝の気持ちが届き、どうか喜んでくれますように。

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