現在、展示替え休館日で、体力勝負の日々を過ごしています。
具体的に展示替え作業とは何をやるの?という方に、当館の作業を箇条書きでご紹介しましょう。
1.前回の展示作品及びパネル、展示金具などをすべて撤去。
2.壁面に糸を張って、作品の高さの目安とする。
3.展示プランをもとに、作品を配置。
(作品の配置をめぐって学芸員同士が話し合う)
4.作品間隔などを調整したあと、壁面に展示金具を設置。
5.看板、パネル、キャプションの貼り付け。
6.ライティング、照度を調整します。
7.見直し作業。
およそこんな内容でしょうか。ここに挙げた例は、常設の場合ですので、他館や個人の方から作品をお借りしてきた場合には、作品点検などの準備が加わります。
このなかで特に大変なのが、壁面に展示金具を取り付ける作業と、ライティングです。脚立の上り下りを繰り返したり、丁寧に金具を打ち付けないといけませんので、体力を使います。この作業で体力のほとんどを奪い取られます(笑)近頃はなかなか疲れも取れず、明日まで持ち越すときが多い状態。
しかし、今日でほぼ展示作業は終了し、あとは明日チェックをするのみとなりました。ほっと一安心、けれどやっぱり明日まで疲れは持ち越し?
具体的に展示替え作業とは何をやるの?という方に、当館の作業を箇条書きでご紹介しましょう。
1.前回の展示作品及びパネル、展示金具などをすべて撤去。
2.壁面に糸を張って、作品の高さの目安とする。
3.展示プランをもとに、作品を配置。
(作品の配置をめぐって学芸員同士が話し合う)
4.作品間隔などを調整したあと、壁面に展示金具を設置。
5.看板、パネル、キャプションの貼り付け。
6.ライティング、照度を調整します。
7.見直し作業。
およそこんな内容でしょうか。ここに挙げた例は、常設の場合ですので、他館や個人の方から作品をお借りしてきた場合には、作品点検などの準備が加わります。
このなかで特に大変なのが、壁面に展示金具を取り付ける作業と、ライティングです。脚立の上り下りを繰り返したり、丁寧に金具を打ち付けないといけませんので、体力を使います。この作業で体力のほとんどを奪い取られます(笑)近頃はなかなか疲れも取れず、明日まで持ち越すときが多い状態。
しかし、今日でほぼ展示作業は終了し、あとは明日チェックをするのみとなりました。ほっと一安心、けれどやっぱり明日まで疲れは持ち越し?
最近よくこちらに遊びに来ています。学芸員のお仕事は勿論、色んな話を楽しく読ませて頂いています。
私は今大学一年でフランス文学科に所属していますが、学芸員になりたくて独学で美術史や美学について学んでいます。なかなかまだ知識が貧弱な為、興味関心から問題意識を持ったり、研究したい課題を発見する事が出来ないのですが、学芸員になる為に学生のうちに経験しておくべき事ってありますか?
後、学芸員は雑芸員と言われるくらい大変な仕事だとうかがっていますが、それでも学芸員をやっていて良かったと思う事があればよろしくお願いします!
こんばんは。
いつもブログをご覧下さり、ありがとうございます。
独学で学芸員を目指していらっしゃるのですね。
アヤカさんは大学一年生とのことですから、まだ問題意識や研究課題を強く意識せずとも良いと思います。今は専門性よりも、広く浅い知識を持つことをオススメします。(経験上、広く浅い知識の下地があれば、採用試験を受ける際も守備範囲が広くなり対策もしやすいと思います)
また、美術館へ出かけて、多くの絵画を見ることも大切なことです。ただし、展覧会を見るときは予習をして行くことと、考えながら絵を見ることを意識してみて下さい。そして絵だけではなく、展示のレイアウトもしっかりと見てくると良いですよ。レイアウトには、学芸員が絵画を良く見せるための工夫が凝らしてあります。
以上、大きくこの2点でしょうか。
繰り返しとなりますが、まずは広く浅い知識を身に付けることと、絵画に対する自分の考えをしっかり持つこと、これが学芸員の下地作りとなると私は考えています。
もっと具体的なことであれば、今年の4月下旬頃、このブログに「未来の学芸員たちへ」と題した文章を4回?にわたって書いたことがありましたので、よろしかったら、どうぞご覧下さい。
私の場合、学芸員をやっていて良かったと思うことは、何気ないことだったりします。来館者から「とても面白い展示だったよ」とか「また来ますから」という好評の言葉だったり、教育普及や職場体験で来た小・中学生からのお礼の手紙だったり。(これが結構感動します:笑)
また、たしかに雑用も多いのですが、雑用を積み重ねることで、華々しい展示が出来上がりますので、それを思えば、何とか頑張れますよ!
お役に立てましたでしょうか?
もし、何かわからないことがあれば、どうぞお気軽にご質問下さい。
とても具体的な内容で、またhoyhtさんの芸術に対する愛情がよくよく伝わってきてますますやる気が出てまいりました!(笑)
嬉しいです。ありがとうございますo(^-^)o
またコメントしますね★
お返事遅くなりました。
ノートに写して頂けたとは、とても恐縮です。
参考までに…
先日発売となった雑誌「美術手帖」12月号は、「キュレーターという仕事」が特集で組まれています。必ずしも学芸員=キュレーターではないのですが、「キュレーターになるには」、「キュレーターの仕事術」など参考になりそうなことが書かれてありましたので、ご紹介します。
今後ともよろしくお願いします。