学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

ときどき原点へ

2011-02-16 21:30:09 | 仕事
雪は溶けたものの、まだ寒い日が続いています。

今日の仕事はやることなすこと、全て裏目ばかりに出て、どうにも進まない一日でした。仕事上での研修をしようと思ったら肝心のスタッフが休み。支払手続をしようと思ったら、口座名が間違って登録されている…自分のミスなら反省材料となるのですが、そうではないので運が悪かったと思うような日。こんな日もあるさ…とは思ったものの、こんな日はざらにあるまいとも思いました(苦笑)

最近、『日本美術の見方』(岩波書店)を読み直しています。この本は、私が学生時代にテキストとして使用した思い出のある本でもあります。内容は、辻惟雄先生が述べる日本美術の特徴です。日本美術の特徴を明らかにする、というとなんだか難しいイメージがありますが、まったくそんなことはなく、平易な文章によってとても面白くてわかりやすい日本美術論になっています。私にとって個人的な思い出だけではなく、日本美術を考える時には、かならずこの本に戻って物事を考えます。私の原点ともいえるのでしょう。いまだに学生時代のメモが残っていて、なんだか初心に戻れる感じもして(笑)

今夜は本を片手に眠ることにします。
コメント
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