学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

日記を書くということ

2010-07-13 19:58:07 | その他
一日大雨の天気。お昼休みにお弁当を買いに外へ出かけましたが、どしゃ降りに遭いました。ほとんど傘は役に立たず、ズボンも靴もずぶぬれ…(泣)

突然ですが、みなさんは日記をつけていますか?私の場合は、このブログが日記代わりになっています。もちろん公開を前提としていますけれど。『未完の横尾忠則』(美術出版社 2009年)には、横尾忠則さんの40年以上も継続して書かれている日記の一部が、図版として掲載されています。文字、イラスト、写真、名刺、スタンプ、果てはおみくじまで、縦横無尽に書かれたり、描かれたり、押されたり。ずっと眺めていると、文字やその他のものが紙のなかで躍ってくるような調子に見えてきます。

1987年4月の日記には、こんな言葉があります。

「人生全てを作品として提出する」

人生を作品として捉える、人生観、アーティスト。

この言葉は、図版を読むたびに少しの間だけ私の心に留まる。細い小川に流れている葉っぱが、水草にしばらくひっかかって、また、スッと流れてしまう感覚。私の好きな言葉です。

日記を書くことは、自分自身を客観視することにもなるそうです。私も過去のブログを読んで、自分を客観視してみることにいたしましょうか(笑)
コメント
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