鎮守の森の学校(京都北山細野の神主)

日々感じる事を想いのままに書き綴っています。神主として品位に欠ける表現が有るのはボケが始まったとお許しください

また害獣駆除始まる・さっそくシカが檻に入る

2014年08月21日 | 狩猟

今年最後の害獣駆除期間が17日から始まりました。「従事者証」が17日に届いたので18日に4つの檻の入り口を開けてエサをまいてセットしました。

昨日20日の朝に見に行ったら一つの檻に小振りなシカが1頭入っていました。昨日は市内に出る用事がありそのままにしておいて今日午前中に処分しました。

やはり狩猟は冬のモノですね。

我々のように田舎に住んでいると農家や林業家のために最近ではほとんど年中害獣駆除をやらねばなりません。

特に今年は駆除期間が長く、特に夏の期間の狩猟はタマリマセン。暑くて、今日も処理が終わるまで午前中かかりました。もうヘトヘトです。

午後は使い物にならないくらい疲れました。駆除費が出るのですが手続きが面倒なのです。猟師の数が減った北山山中では狩猟を楽しむと言う高尚な趣味の世界に浸る感覚はありません。

鹿やイノシシが農作物や北山杉を食い荒らすのを少しでも防げるのは猟師の役目と思ってやってはいますが世間(特に警察)の猟師(銃砲所有者)を見る目は冷たくて猟師の数も減る一方です。

その内行政は害獣駆除のために薬殺(毒殺の事)を考えるのではないでしょうか?そうなれば他の動物達も巻き添えを食ってしまいます。

正しい狩猟が普及するようになるにはスポーツ感覚のハンテイング、食肉確保のためのハンテングなど、あそびと実用面から普及させなければ日本の狩猟は終わってしまいます。

今年の冬には一緒に狩猟を楽しむ仲間を募ってみたいと思います。(ただ今申請中のNPO法人ごっこ屋本舗・10月には認可が下りる予定)

狩猟が低迷なのは殺生を忌み嫌う仏教の影響や,特に最近あそびに対する感覚が可笑しくなったせいでもあろうかと思います。

このまま行けば害獣駆除費目当ての殺生だけの狩猟になってしまいます。狩猟(ハンテング)=スポーツ=遊び=趣味の部分を大切にして行かねば猟師はますます駆除のための殺し屋になってしまいます。

行政のやる事は害獣を減らす事が主眼で、猟師(狩猟者)を増やして狩猟というスポーツを楽しませると言う事はまったく考えていません。

その内自衛官や警察官など銃器を扱える公務員に害獣駆除の役割が回って来るのは目に見えています。

自衛官や警察官は何も銃器で殺傷したいためになった人達ではないのですが、そんな役割が回って来るのではないか?

今回の駆除期間は8月17日から11月3日までです。11月15日からは狩猟期間になりますから今年はほとんど年中狩猟がやれます。

やはり狩猟と言うスポーツは冬の雪の中、緊張の中でやるモノだと私は思っています。

 

 

 

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