山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ゆきどけのおおそうじ(さんぽうた133)

2022年03月14日 | いきもの

  ゆきどけのおおそうじ  おがわ つむぐ

 

ざっぷん どっぷん

どうどうどう

 

ざっぷん どっぷん

どうどうどう

 

ことしも はじまる

おおそうじ

 

ざっぷん どっぷん

じゃばじゃばじゃば

 

あらいおとすぞ

きょねんの しこり

 

ざっぷん どっぷん

じゃばじゃばじゃば

 

わかれたときの さみしさだって 

なくしたときの かなしさだって 

きれいに

あらいながしてしまえ

 

ざっぷん どっぷん

どうどうどう

 

また はじまったんだ

 

あたらしい

いのち むかえる

おおそうじ

 

ざっぷん どっぷん

どうどうどう

 

 

 雪の融ける速度が、積もる速度を上回ってきた。

       雪形が顔を出す

 地面が出てきた。ということは、

       融けけだした雪が流れとなって川に注ぐ

 

       小川も勢いを増して輝き始める

       ようく見ると

       川底に残った者達を押し流す勢い

 去年一年の営みをリセットするかのような流れです。

 多分、梅雨から秋にかけての増水時には、植物も根を張って、青葉が太陽の恵みを得て、すぐに回復するんです。だけど、一度枯れた枝葉は、この雪解けの強い流れに負けてしまうんです。

 もちろん、それが下流に流れ着いて、次の命を育む大事な栄養源になるんです。それも大切。

 同時に、この大掃除が、この川底に新しい水垢を育て、カゲロウたちを育て、魚や鳥を育てていくんですね。そして、何とか根を残した植物たちも芽生え、命を謳歌し始めます。

       流れは絶えない

   命は巡る そして 今年も始まった

 そんな思いを強く感じた、本日の散歩でした。