山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

名物駅弁、『牛肉どまん中』になった?

2022年03月21日 | 日記とレシピ

 先日の地震で、東北新幹線はもちろん山形新幹線も運休。

 コロナ禍で利用客が激減していたはずなんだけど、関東方面に進学や就職が決まっていた親子の、「困った」という声が、あちらこちらから聞こえるようになってきた。

 やっぱりJRは、国民の大事な「足』なんだろうね。これが止まると、山形は、あっという間に『陸の孤島』となってしまうことが分かった。

 さて、そんなことを考えているうちに、ふと思いついたことがある。それは、

  駅弁、物まね大会!

 何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、これ、絶対に面白いはず。

 全国にあまたある駅弁。時々、スーパーなんかに「駅弁祭り」と称してやってくる。そのバリエーションの広さと美味しさには、いつも感心させられてしまうのだ。これを、家で再現出来たら面白いこと間違いなし。そう思ったんですね。

 ただし、そのレシピに関しては、ほとんどが『秘伝』

 マタギの経験では、富山の「マスの寿司」が、あまりにも人気が高いために、コピーしようとする人も多いおかげなのか、ハイレベルなレシピに出会うことができたぐらい。残念ながら、ほとんどは、ブラックボックスの中で生産、そして流通されているように思う。

 でも、何とかならないかなあ。一応、画像は出回っているんだもの、想像力を働かせて再現してみようかな。そんな風に考え始めたんですよ。

 で、最初に挑戦してみようと考えたのが、

  ≪米沢牛 牛肉どまん中≫

 山形新幹線の名物弁当です。話が長くなっているので、すぐ始めます。

 錦糸卵を作ります

 ・卵1個を丁寧に溶きほぐして、塩ひとつまみと砂糖3g、酒4gを加えて混ぜます

       これを加工してから濾して

       こうなりました

 ・フライパンにサラダ油少々を敷いて加熱

 ・卵を入れて広げたら、固まりきる前に

 ・濡れ布巾の上に移して蓋(1分以上待ちます)

 ※和食の名手、『白ごはん』さんのやり方を真似してみました

       綺麗に仕上がりました

 ・切り分けやすい幅になるまで折りたたむと

 ・きれいに切れます(一丁上がり)

 牛肉を焼きます

 ・薄切りの牛肉(今回は、3人分で200g)を焼き色がつくまで焼いたら

       こんな感じ

 ・『秘伝のタレ』をかけて煮ます

 ※実は、先日の叉焼を煮たときの、ショウガ・タマネギ・醤油ダレです

 ※牛肉に合うのか、ちょっと心配したんですけど、問題なし

 ・最後に、白ごまをたっぷりかけて和えました

 ・器にご飯を薄く盛って、周辺に金糸卵とキャロットグラッセ

 ・中央に牛肉を広げて、彩りにサヤエンドウ?

       はい、召し上がれ

 「おいしい♡」

と言いながら、皆さん夢中になって食べていたので成功と言えば成功なんです。だけど、作者としましては、これこそ『牛肉どまん中弁当』!!と言い切れないところが、少々残念。

 本物は、もうちょっと甘辛いような気がする。だとすると、みりんと豆板醤を追加?それとも、砂糖?コチュジャン

 今回の肉は、国産牛を使ったけど、米沢牛でないと無理なのかな?

 想像は頭の中を駆け巡る。やっぱり、実物を食べて確かめなければならないようですね。

 ・・・ただ、このお弁当、安くないんだよなあ。新幹線に乗る予定もないし・・・。

 この続きは、暫く後になりそうですね。

 ということで、楽しみの貯金が増えたぜ。