山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

山菜、新メニューに挑戦

2020年05月01日 | 日記とレシピ
 今回、山の神様から戴いてきたコゴミは、かなりの高品質です。アリガタヤアリガタヤ。

ほんとに 良いコゴミです

それでですね、この高品質の山菜をいつものように食べることは、全然悪いことではないんですけど、せっかく大量にあるんだから、少し料理のバリエーションを広げてみたいと考えたんです。
 その料理とは、

  ≪コゴミのタタキ≫

 このコゴミという山菜は、高品質になればなるほど、春の風味に加えて、食感が変わってくるんです。簡単に言うと、とろみと言うかぬめりが増します。家族内でこの変化は、共通認識されています。でも、マタギが知る限りで、この違いについて記述された文章は読んだことないんですよ。多分、分かってる人は、たくさんいるはずですけれどね。
 その辺の特徴をなんとか生かせないかと、考えて辿り着いたのがこの料理。
 『ワラビのタタキ』が美味しいんだったら、コゴミのタタキだって負けないはずと思っていました。そうして、新メニューに挑戦です。
 下ごしらえと調理の部
 ・汚れを取って、茹でたコゴミの茎だけを用意する
 ※頭の部分は、おひたしになります

コゴミの茎です(70gありました)

 ・みじん切りにします

ワラビより簡単かも

 ※この時点で、ぬめりは殆どありません
 ・味噌を大さじ1弱加えます(13gでした)

 ・味噌を和えながら包丁でたたいていきます
 ※包丁の背でたたくと、飛んで逃げていくので、刃でたたいた方が間違いないかも
 ※味が心配なマタギは、顆粒出汁を少々加えました(評判は上々)
 ・和えて、向きを変えながら暫くたたき続けます
 ※ぬめりが出てきます(ワラビには遠く及ばないけど)
 ・なんとなくいい感じになったところで完了

美味しそうです

 ぬめりではワラビに負けますけど、春の香りは、絶対にこちらの勝ちだと思います。
 ご飯にのせて、戴きますね。

妻は、「おいしい!」と言って食べていた。作者としては、「もう少しまろやかな方がいいかな?」という感じ。う~ん。みりんを少々加えるべきかな??今後、研究を深めてまいります。
 今回の調理による、心の中の収穫。
 季節の味を美味しくいただく工夫は、もっと出来そうだということ。そして、春の楽しみ方も、もっともっと広がったということ、ですね。

 To be continued!