山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

また採りすぎたかも

2020年05月09日 | 山菜料理
 山菜エリアが内陸に移ったので、移動距離と時間が大幅に短縮された。おかげで、出発時刻はゆっくり。帰宅も早い。運転、移動による疲労も減少。もちろん、ガソリン代等の消費も大幅減少と良いことずくめだ。
 エリアが移っても変わらないのは、人の少なさと、獣の多さ。今回も誰一人として出会うことなく、獣の足跡を追いながらの山菜採りとなった。今のところ対決はないんだけど、目的物が重なるタケノコシーズンが少々心配です。来週頃から対決が始まるかも。
 さて、採ってきた山菜だけど、

コシアブラ

初物のコシアブラは、OKね。それから、春の訪れを再び味わうタラの芽とコゴミも嬉しい収穫です。
 問題は、マタギの心に潜むターミネーターが勝手に採取してしまったウドです。だって、昨日採ってきたやつが手つかずで残っているんだもの。
 どうしましょう、と思っている所に救いの神が現れた。注文していた品物を届けに来てくれたSさんだ。聞いてみると、
「ウド?大好きです。コゴミもいいですね。」
と言うではないか。貰ってくれないかと尋ねると、満面の笑みで了解してくれたので、生のウドと茹でたコゴミとをお渡しする。
 ああ、ホッとした。こうして喜んで引き取ってくれる人が現れると救われる。
 それにしても、この収穫と消費のバランスの乱れ。このところの陽気で浮き立っている心と、欲タガリの性根とがコラボしたために発生したと思われます。・・・まだ続くよな、多分。
 さて、引き取って貰ったとは言っても結構大量の山菜がありますよ。

ラスボスレベルのコゴミです(包丁と比べてみて)


今回は、おひたし中心に戴きます。で、問題はこの方たち。

初物のコシアブラと


大小様々なタラの芽です

並べてみると、

こうなっちゃいます。

 ≪コシアブラとタラの芽の天ぷら≫

 これだけサイズが違うと、揚げ方も変えざるをえません。その辺を中心に、
 下ごしらえの部
 ・上の写真のように木質部とハカマとを外す
 ・サイズというか太さによって揚げ方が変わるので種類分けしておきます

衣を準備します

 ・薄力粉と片栗粉を各150ml
 ・冷水1カップ強(最終的な量です。割合は2:2:3)
 ・ふるい落として混ぜます
 ※片栗粉がどうしても底に沈むので、素材を入れたときにうまく混ぜます

こんな感じかな?


最大の大物です

 ・太くて大きいほど低温で時間をかけて揚げます
 ※大物は140℃から最終160℃へ
 ※小物(コシシアブラ等)は、160℃から180℃へ
 ※浮いてきたら裏返す、泡が小さくなったら完成(ここはいつも同じね)

 ※大物もカラッと揚げたいんだけど、甘みとジューシーさが魅力だから、最後に火力を上げて仕上がりの妥協点を探ります。
 ※これは、マタギの我流の設定なので、お好みでお試し下さい


 本日も山菜定食です。とてもでないけれど食べきれませんでした。
 やはり採りすぎたかも。・・・やっぱり保存方法とかも工夫しないといけないね。それと、次回こそは、冷静に採るぞと決意を固めるマタギです。けど、思った通りにいくかな・・・
  To be continued!