hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

市場小路〜京都グルメ

2021-10-11 05:00:00 | グルメ
京都への法事の帰り、夕飯には少し早かったが、ジェイアール伊勢丹京都店の9階にある『市場小路』という店で軽く食事をすることにした。店は前面がガラス張りで目の前に京都タワーや西本願寺、向こうには山並みが見える素晴らしいロケーション。しかも天気がいい上に緊急事態宣言解除後初めてのディナーということもあり、盛り上がる。

この店は京都市内に10店舗ほどを展開するスター食堂グループのお店、鴨とおばんざいが売りのようである。

まずはキリン一番搾りの生で乾杯。やはり店で飲むのはいい。色々と注文したが、まずは『漬物の盛り合わせ』。京都錦市場の『すまご』の漬物で赤かぶ、なた割大根、山牛蒡の醤油漬けなど京都ならではの味。



続いて『牛すじと九条葱の柔らか煮』、薄味だがボリュームもたっぷり。合わせて『ひたひた出汁汁オムレツ』、あおさの味を選択するが、ふわふわ食感と味付けがいい。

『京都おばんざいの盛り合わせ』。横長の大皿に鯖寿司、鴨の煮物、粟麩の田楽、近江こんにゃくの煮物、茄子の磯辺揚げ、万願寺とうがらしのパリパリ、おからの煮物、ひじ木などを少しずつ綺麗に盛り付けた逸品。女子には大好評であった。 



やはりボリュームを追求して若鶏の唐揚げ、胡椒や唐辛子でピリ辛に味付けでありビールが進み過ぎる。

最後に『京漬物と塩麹チャーハン』、京都に来たら柴漬けチャーハンをよく食べるが、さらにグレードアップしていて締めにちょうどいい。

色々と頼むが、やはり生まれ故郷の味なのか、何れも懐かしい味ばかり。ついつい生ビール2杯、焼酎ロックなどを楽しむことができた。そのおかげで帰りの新幹線はよく眠れました。ご馳走さま。


市場小路 ジェイアール京都伊勢丹店
ジェイアール京都伊勢丹9階
05055953281


五劫思惟阿弥陀仏を参拝する

2021-10-10 05:00:00 | 旅行
五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)を聞かれたことはあるだろうか。阿弥陀仏が法蔵菩薩の頃に修行に長く入られたため、その髪(螺髪)が伸びてアフロヘアのようになった時のお姿の像のことを呼ぶが、その修行の期間がすごい。

五劫とは数の単位で劫の5倍。『劫』とは、『40里立方(160km)の大岩に3年に一度天女が舞い降りて羽衣の羽で撫で、その大岩がなくなるまでの期間』という果てしない単位であり、考えられぬほど長い間諸々の衆生を救わんと思惟され、阿弥陀仏になられたのである。

この阿弥陀仏は奈良・五劫院(国重要文化財)をはじめ、全国に16体しかない。しかし、私は法事もかねて京都東山の金戒光明寺にお参りに来た際にじっくりと手を合わせることができた。黒谷霊廟の入口の極楽橋を渡り、階段を登ると左側にすぐに出てくる。(もちろん、拝観料は無料)

江戸中期に石に彫刻された仏像でそれほど大きくない。確かにアフロとも言えるような大きな髪をしておられる。

この墓地に私の先祖代々の墓があり、すでに50回は来ているにも関わらずじっくりとお参りしたのは初めてであった。今は分かりやすく道案内も出ているので是非京都に来られる機会がある方は真如堂や金戒光明寺のついでに寄られるといい。



階段をそのまま登り、三重塔まで行くと京都の街が一望できる。また、春の桜、秋の紅葉の際はさらに一段上の風景をみることができるのである。




喫茶ローヤル〜有楽町ランチグルメ

2021-10-09 05:00:00 | グルメ
『喫茶店でランチをしよう』第6弾。2年ぶりのこの企画、有楽町駅前にある交通会館の階段を降りた際、入口に懐かしい喫茶店を発見、ちょうど12時だったこともあり、早速入店してみた。



店の名前は『ROYAL』、間口の広い入口の電飾が懐かしいの一言。店の中は横に広く、奥には喫煙ルームも用意してある。ランチメニューは定番のカレー、ピラフ、パスタが数種類ずつ。いずれもサラダ、食後のコーヒーまで込みで税込850円となっている。メニューを眺めて新メニューの『そばめし』にしてみた。



4人掛けのボックスが多数空いているのでここに座るとおしぼりとお冷を運んでくれる。フロアは大ベテランの男性が2名、きびきびと動いている。壁のステンドグラスも天井も昭和の雰囲気を色濃く残している。



まずはサラダが運ばれてきた。刻んだキャベツ、トマト、コーンにサウザンアイランド。少し甘めの食べやすい味。

食べ終わるとそばめしが到着、しかし、これはメニューの写真とはかなり乖離している。

鉄板ではなく、普通の皿に乗っていて、上には花カツオが掛かっていない。ただ、よく見るとメニューに『写真はイメージです』と書いてあり、あまり固いことを言わずに我慢することにした。

一口食べると懐かしい関西のジャンクフード、甘辛いソースに短く切った焼きそばとライスが絡み合いいい味。紅生姜の塩味がいいアクセントとなっている。

食べ終わるとフロア氏は見落とすことなく皿を下げ、『ホットコーヒーでしたね』と言いながらお冷を替えてくれる。こういうサービスはスタバではあり得ない。



熱いコーヒーを啜りながら居心地の良さを感じ、リラックスできたお昼休みとなった。ご馳走さまでした。

ローヤル
千代田区有楽町2ー10ー1東京交通会館B1
0332149043

『大正、昭和の建築物めぐり』〜浅草橋編①

2021-10-08 05:00:00 | 日記
『大正、昭和の建築物を訪ねて』その14。JR浅草橋駅周辺には久月などの人形問屋、宝飾品卸、文具雑貨卸、玩具花火卸など中小商工業者が多数残されている。

浅草橋駅を出て江戸通りを左に曲がり、歩いていく。今日回るのはこの左側のエリアである。



『季節の飾り立沢』という雑貨卸を左に曲がり、鳥越神社近くまで行きうろうろしていると甚内神社。すぐ先には木造2階建の懐かしい建物。木製の塀とベランダ、僅かな庭から生えている大きな木、最近中々見ない光景である。(トップの写真)



すぐ先の浅草橋3ー7にも木造2階建の民家。1階は全面ガラス、2階の雨戸収納には銅板が貼られていていい具合に緑青が出ている。



池田工芸さんは看板造りを2階部分はレンガ色に塗り直していて、横から見るとその構造がよくわかる。



他にもたくさん看板建築の家はあるが、廃業している店も多く、3年先にきたら空き地になっていそうな物件も多い。



1棟を2軒の家が使っている例も結構ある。前から見た部分はレンガ色に塗り直しているが、サイドまでは再塗色されていなかった。



木造2階建のがっしりとした造り、2階の雨戸収納や1階の庇には銅板が使われている。ただ、日中も雨戸が閉められていていまは無人の館かもしれない。



浅草橋駅近くの東宝宝飾のビル、こちらもかなり時代もので外観がお洒落。カーブは角が取られており、庇もトリコロールで可愛らしい。HPで調べると本社の場所が変わっており、このビルは使われていないのかもしれない。



最後は浅草橋駅近くの『とんかつスエヒロ』、角地の看板建築で渋いグリーンの建物。かつては朝ドラのあまちゃんのロケ地にもなったお店だが、残念ながら閉店されてしまったようである。

うえのやぶそば〜御徒町ランチグルメ

2021-10-07 05:00:00 | グルメ
御徒町駅近くで昼となった。食べログで調べた『上野藪そば』は良さそうだが、少し歩かされる。しかし、よく見ると御徒町駅近くに『うえのやぶそば』というのがある。詳しく見るとひらがな表記のお店はパルコやの中にあるお店のようである。

早速、エレベーターで6階まで上がるとすぐのところにお店がある。ただ、結構な入りで入れないかと思ったら外に面した席が空いていた。入口に一番近い席に座る。パルコやへの出店ということもあり、モダンな店構えである。

メニューはガレットからかけ蕎麦まで色々と種類があるが、定食(この日はトロロそばと季節のご飯)が一番人気。ただ、カレー蕎麦(1177円)が気になり、注文。

少し待ってカレー蕎麦到着。大きな丼にたっぷりのツユ、繊維に沿って5cmに切った白ネギ、小さく切ったプリプリの鶏肉が入っている。振りネギを散らし、食べ始めるが予想通り熱い。

まずはツユから、カレーの風味が立っていてこれに伝統のかえしを加えたツユは美味い。蕎麦も細めの喉越しがよいもので量もたっぷり。鶏肉はやや小さすぎるが、弾力があり、良い味がする。ちゃんと藪そばオリジナルのエプロンも付いているのが嬉しい。



ツユと蕎麦のバランスをとりつつ、慌てず頂く。名物だけあり、堪らない。日本橋のやぶ久で食べて以来、カレーうどんよりカレー蕎麦の方が断然に好きになった。



次はオーソドクスにせいろ蕎麦をいただくことにしたい。ご馳走さまでした。

うえのやぶそば
台東区3ー24ー6上野フロンティアタワー6階
0358178928

深大寺城址を歩く

2021-10-06 05:00:00 | 城と城址
『関東城址めぐり』その8。今回は深大寺城址をめぐる。坂めぐりで深大寺にやって来たが、ここにも城址がある。不動の滝の向かいあたりにある水生植物園にまず入る。



深大寺城は15世紀には『ふるき城』が築かれていたという記録もあり、北条氏が相模国に進出した際に扇谷上杉氏が防衛ラインとして活用していたようで1530年には上杉朝興が北条氏康と戦った小沢原の合戦となった。北条氏を多摩川で食い止め、江戸城奪還を図るため、息子の上杉朝定は難波田弾正広宗に命じて深大寺城の増築を行った。しかし、1537年7月北条氏郷は深大寺城を迂回して河越城を攻めたため、上杉朝定は松山城に敗走、深大寺城の軍事的意義は無くなり、廃城になったと思われている。



水生植物園は無料で入ることができるエリアで南北300m、東西60mあり、元は休耕田であった。小川や池もあり、トンボもたくさん飛んでいた。湿地ではガマの穂を久しぶりに見かけた。その先の橋を渡ると目の前が小高い丘のようになっていてこれを登る。



すると雑木林の中が開けており、広場を回るように歩くことができる。3つの城郭があるが、そのうちの一つであり、地図には第一郭となっていた。



その先には虎口、さらに空堀が南北に伸びいるのがはっきりとわかる。そして第二郭へと続く。



ただ、ここから上ははっきりとした道がない。そのまま行くと地元の小学生が管理する蕎麦畑に出る。



今年の1回目の刈り取りは終わり、2回目(11月)に向けた蕎麦が20cmほどに伸びていた。

芙蓉の花が咲き3時を過ぎてもまだツクツクボウシが鳴いていたが、次第にひぐらしの声に変わった。




神宮球場の6試合が趨勢を決めるか〜阪神ファンの戯言

2021-10-05 05:00:00 | 阪神タイガース
9月の最後の週はヤクルト・巨人・阪神共に同一カード3連敗。しかし、週末はヤクルトも強いが阪神も良くついて行き、ともに3連勝、巨人は最後は引分けたが、3つ目はよく追いついた。


2日 3日 4日
ヤクルト ◯ ◯ ◯
阪神 ◯ ◯ ◯
巨人 ◯ ◯ △


ヤクルトは広島が相手でお得意様。さすがに大きく勝ち越しているだけに初戦のシーソーゲーム、オスナの活躍で逆転勝ち。2戦目は先発高梨がアップアップながら打ち勝つ。3戦目も競り合いの試合だったがサンタナの活躍で突きはなした。

わがタイガースは貧打に苦しんだが、第1戦はマルテ、大山のHRで勝利、第2戦は先発高橋の完封とマルテの3ラン、第3戦も先発ガンケルの好投とマルテのHR。何しろ3試合で9点取ったがうち7点がマルテのHRによるものである。(残りも大山の2ラン)

巨人は第1戦、第2戦は横浜に競り勝つ。第3戦は先発戸郷が打たれて3点リードされたが、1点ずつ返し、9回裏に2死2塁から大城の二塁打で同点に追いついた。しかし、最後は松原が三振、引分けが精一杯であった。

投手を見ると阪神は全て先発に勝ちが付いたが、ヤクルト・巨人は多くの投手を注ぎ込んだ。ただ、ヤクルトが強いのは原、高梨とローテに入っていない投手で勝ったのはやはり打線の援護があったからである。
つまり、先発がしっかり抑えて、先制点をとり、これをひたすら守り抜く阪神、点を取られても打ち返し、競り合い、逆転するヤクルトとかなり対照的である。

今後の3チームの展望だが、まずタイガースは西勇の調子が悪く、阪神としてはこの穴を如何に埋めるかが課題となるだろう。さらに打つ方は6、7、8番から殆どヒットが出ていない、つまり下位打線が機能していないことが致命傷にならねばいいがと感じている。

投打の平均点が高いのはヤクルト、先発もそこそこ、一方で中継ぎ投手の今野・清水・大西・石山の安定度はいい。リスクは抑えのマクガフが疲れ気味であること。打つ方は塩見、青木、山田、村上に加え、サンタナが勝負強くなってきている。

巨人は打つ方も松原、坂本を除くと迫力不足は否めない。さらに投手5人で回すローテーション(菅野、メルセデス、戸郷、山口、高橋)は無理が出てきて、山口が離脱気味、高橋も疲れが否めない中、6人目を用意できないと脱落は必須と見る。特にこの3連戦は4人・7人・6人と投手を注ぎ込み、計17人にもなってしまっているのである。

などと色々考えてもやって見なくてはわからないのが野球。今週は5〜7日にヤクルト・巨人、8〜10日にヤクルト・阪神の神宮球場決戦が続く。いずれにしても大勢が決するのか、まだまだ続くのか、セリーグから目が離せない一週間である。タイガースの運命や如何に。

深大寺付近の坂道③

2021-10-04 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その146。前回歩き残した深大寺の坂道を歩いてみた。京王線つつじヶ丘駅北口ロータリーからは深大寺行のバスが出ている。(調布駅発は深大寺入口までしか行かない)



このバスは比較的本数も多い。京王バスのレトロ塗装の車輌に乗って15分ほどで深大寺到着。

普段はお寺に向かうが、今日はそのまままっすぐ行くと茶屋が並んでいて左手に不動堂が出てくる。明治17年に作られた堂宇であり、本尊は不動明王とニ童子像である。このお堂にかかっている鈴が妙に大きい。



こちらにお詣りをしてすぐ先にある不動滝を見に行く。龍口から水が流れ落ちている。東京湧水57選の一つにも選ばれていて雨が多かったせいか流量が多い。



その先に『多聞院の坂』と書かれた石碑、そこから登っていく階段坂が『多聞院の坂』(北)になる。坂の上には青渭神社がある。左に登っていき、途中からは普通の坂道となるが、このあたりは深大寺でも人通りが少ない。



坂を一旦降りて左にバス通りが続くがこの上り坂が『多聞院の坂』(南)となる。緩い上り坂で深大寺東参道として歩道も整備されていてその先に石碑もある。

再び戻り、水生植物園に入り、深大寺城址を目指すことにした。(以下次回)

蕎麦切り みよた〜青山ランチグルメ

2021-10-03 05:00:00 | グルメ
地下鉄表参道駅を上がり、青山通りを外苑前駅方向に少し歩くといつも行列ができているお蕎麦屋さんがある。店の名前は『みよた』で立食そばチェーン小諸そばを運営する(株)三ツ和が女性でも入りやすい新業態としてオープンさせたものである。

これは私の勝手な想像であるが、信越本線(現在、しなの鉄道)の駅名で小諸から乗ると次は平原、御代田、信濃追分、中軽井沢、軽井沢と続くこの『御代田』から取ったのではないかと思う。



私が店に到着したのは11時50分、すでに3人が並んでいたが、珍しく並ぶ。メニューが置いてあるが、その種類が多いのには驚く。オーソドクスなそばに加え、『辛味肉つけそば』『冷やしごまだれ野菜そば』『冷やし南高梅しらすそば』など創作そば、天丼・カツ丼などとのセットメニューなどがあり、極みカツ丼+そば小が860円、天盛りせいろが740円と格安、さらにそば大盛は50円と小諸そばと同じなのである。私は『辛味肉つけそば』の大盛750円にする。



5分ほどで席が空き、中に入る。カウンターだけがコの字になっていて中で作るのがよく見える。オーダーしてから彼らの動きを見ていたが、天ぷらやカツを揚げる人、蕎麦を茹でてせいろに乗せる人など完全分業で早い。私のそばもすぐに到着。

蕎麦は大きめの浅い丼に入っていて蕎麦の上に肉、さらに胡麻・白髪ネギ・海苔と山盛りになっている。つけ汁は漆黒の器に入っていてラー油が表面を覆い、さらに追いラー油も付いている。



肉を付け汁に入れ、蕎麦を一箸、茹でたて締めたでの麺はコシがあり、高レベル。肉も合わせて食べるがラー油との相性もいい。ただ、思ったより辛く、啜ると咽せそうになる。肉ももちろんだが、白髪ネギと海苔、さらに胡麻がよく効いている。つけ汁は少し甘酸っぱく、ざる蕎麦と冷やし中華の間という感じ。

ネギと海苔の下には茹で卵が一つ、半分に切ってこれもつけ汁に投入。大盛のため、麺もたっぷりあり、追ラー油もして、最後の蕎麦湯まで楽しめた。

ご馳走さまでした。コスパもいいが、味も素晴らしいお店です。

蕎麦切り みよた
港区南青山3ー12ー12
0354118741

久我山歳時記⑧

2021-10-02 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』その8。前回書いたのが7月下旬だったからもう2ヶ月が経過した。その際にご近所のアサガオの話を書いたのだが、未だに我が家のというか、お隣の溢れ種が我が家の庭に落ちたアサガオが毎日元気に濃いピンクの花を10個以上咲かせて楽しませてくれている。

さらにそのお隣のピンクのアサガオは電信柱のメッセンジャーワイヤーに巻き付き、5m近くまで伸びて数えきれない数の花を楽しませてくれる。いつまで花がさき続けるかが、楽しみ。

それでも庭のモミジアオイは花が咲かなくなり、代わりにヒガンバナがさきほこっている。

角を曲がると良い香り、キンモクセイ(金木犀)である。今年も9月は雨が多く、歩道にはキンモクセイのオレンジの小さな花で埋め尽くされている。



集まると道路に色を塗ったようだが、葉に落ちた花をよく見ると可愛らしい格好をしているのがわかる。



井の頭線の線路に沿って小さな赤い花を咲かせる蔓性の植物が花をつけているがこれはイポモエア・ルブリフロアというサツマイモの仲間という北米原産の多年草。



フヨウやムクゲの花もあちこちで見ることができる。ピンクや白の花を咲かせるフヨウ。花の中央部がピンクで可愛らしいムクゲ、いずれも華やかな花である。

ただ、春や夏に比べると花の種類も少なく、それを補うようにブドウや柚子、バラなどの実、キノコなどが顔を覗かせている。



20年も住んでいるとどこを歩けば何が見れるかがだんだんわかってくるものである。ただ、散歩をしていても日が早く暮れるからなのか、何となく寂しくなる季節である。