hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

宿場町を歩く〜栗原宿②

2022-11-11 05:00:00 | 宿場町
『宿場町を歩く』その16。栗橋宿②、栗橋は通常七福神に対してこれに吉祥天を加えた八福神となる。3つ目のお寺は深廣寺(じんこうじ)で恵比須様が祀られている。



このお寺は栗橋村を開墾した並木五郎平が1615年に開基。開山は無涯閑栄上人、この2代目住職である単信上人が建立した『六角名字塔』が21基ある。



これは三界に迷う衆生の得脱や繁栄、豊作を祈った千人供養塔であり、伊豆で刻み、船で運んだものである。



その先には床屋さんなのだが、これは現役。まるで映画のセットのように子供の頃見た『床屋さん』そのものであった。



再び街道に戻り、御宿場印を求めて商店街に行く。パンフには畳屋さんや洋服屋などが記されているが、営業している店がなかなかない。ようやくよしだや呉服店が開いていて、店内に入り、腰の低いご主人から御宿場印を譲ってもらう。

ご主人にこの辺りのことを聞くと店を閉めるところが増えているとのこと。さらに八坂神社あたりは道の付け替えなども影響してさらに寂れてしまったとのこと。 

関所跡は右手にある土手のそばに移っていると聞いた。



再び自転車に乗り、少し行くと右側に空き地があり、奥に関所の石碑があった。坂を登ると利根川の河原である。


街道を歩くと上り坂が現れ、右手に登る道は封鎖されている。已む無く新しく出来た道を真っ直ぐに登っていく。突き当たりに『八坂神社』という信号があり、これを右に曲がるが、防音板が建てられていて神社が見えない。



ようやく右に神社入口を発見、自転車を止め、鳥居をくぐり、境内に入る。八坂神社も栗橋村を開墾した並木五郎平が元々住んでいた元栗橋(茨城県猿島郡五霞村)に鎮座していたと伝わり、移転と共にこの地に移ってきた。素戔嗚神を祀っていて利根川から八坂神社の神を亀と鯉が運んできたという言い伝えから朱印には亀と鯉が描かれ、また、鯉の像が神社入口にある。


(社務所)
御朱印を頂くが、この神社も区画整理から坂の下より上に移転し、眺めが良くなったと神社の方が話してくれた。



神社を出て右に向かうと利根川橋が見えてくる。道を左に曲がると橋、実は2本あり、上流側が1966年、下流側は1924年に建設した橋を作り直し、2009年より上りの橋として共用を開始した。長さが641mもあり、渡り始めると県境が出てくる。








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